2018年6月5日(火)~9日(土)にかけて、4泊5日のスケジュールで台湾へ渡航。台北市内で開催されていた展示会「Computex TAIPEI 2018」を訪問してきました。
台湾は2016年以降、年に4~5回訪れている場所。ただ「滞在が3泊以上」の機会は多くはなく、こうした場合に毎回「荷物として何を持っていくべきか?」と考える時間が長いことに気が付きました。
そこで来年を含む次回以降への備忘録も兼ね、4泊5日で台湾を訪問した際に用意した旅の荷物(2018年6月版)をまとめておきます。過去には2017年4月にも同じテーマで記事を書いていたので、そちらとの比較も含めて、出張や旅行、海外渡航時におこなう荷造りの参考などになれば幸いです。
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記事の目次
荷物はバックパックにひとまとめ
2018年6月の台湾渡航時における、移動日(往復路)での服装と荷物を写真に撮っておきました。
4泊5日の滞在でしたが、荷物はバックパックひとつに収まりました。重量は7kgでこちらもLCC(Low Cost Carrier。格安航空会社)の機内持ち込み荷物としては問題なし。上手にまとめることができたと、我ながら感動したことを覚えています(笑)。
バックパックはVICTORINOX(ビクトリノックス)「フラップオーバー ラップトップ バックパック」を使いました。
背中に汗をかきたくない夏場を除き、現在は春秋冬と3シーズンほぼ毎日使っているバックパックです。
気に入っているポイントは拡張マチを設けたデザイン設計。下の写真はマチを拡張した状態で、ここに4泊5日分の荷物(中身はのちほど紹介)が入っています。
マチを閉じるとかなり薄く、平たくなるため、日帰りの外出時には“嵩張らないバックパック”として愛用。肩掛けもしっかりとしたつくり、なおかつ長時間にわたって背負い続けても疲れにくいクッション付き。購入から1年ほど使っていますが、同じものを使っている人を見かけたことがない“被りにくさ”も魅力ですね。
国内正規品を購入すると税別で15,000円ほどするバックパックですが、Amazon.co.jpや楽天市場で見つかる並行輸入品なら税込10,000円前後で購入できる場合も。私が使っているのも並行輸入品です。
バックパックの中身
続いてバックパックの中に詰めた荷物を振り返り。
▼バックパックに詰めた荷物類①(衣類以外)
▼パックパックに詰めた荷物類②(衣類)
上の2枚の写真にあるものプラス移動日に着ていた衣類を合わせると、持参した荷物は以下のとおりでした。
- 財布 x 2(長財布、現地通貨用の小さい財布)
- パスポート(常客証付き)
- キーケース(20/80 PIG KEY CASE)
- 筆記具(三菱鉛筆 ピュアモルト)
- カメラ(Canon EOS M100 + EF-M15-45 IS STM)
- カメラ用の予備バッテリー
- モバイル充電器(PowerCore Fusion 5000)
- モバイルバッテリー(Omnicharge Omni13)
- USBケーブル(5本)
- 折りたたみ傘
- 汗ふきシート
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- クリーニングペーパー
- 絆創膏
- ビニール袋
- 洗面用具(無印良品の詰替キット)
- マウス(Microsoft Surface Arc Mouse)
- ラップトップPC(VAIO S11)
- 洗濯ばさみ
- 携帯用ハンガー
②パックパックに詰めた衣類+移動日に着ていた衣類
- フード付きアウター(1着)
- 襟付きシャツ(2着)
- Tシャツ(3着)
- ジーンズ(2本)
- 短パン
- 靴下(4セット)
- 下着(4着)
- ハンカチ(4枚)
- ベルト(1本)
着替えは「通気性・速乾性に優れるもの」重視で選択。旅程に対して不足する分は滞在先ホテル(自室)での洗濯で補いました。
パッキング(荷詰め)のコツとして意識したのは荷物を一定量ごとに小分けにすること。例えばバックパックに詰めた衣類は用途(着用日)別に小分け袋で三分割。
▼着替えは3つの袋に分割して整理
それぞれの袋を「均等なボリューム」「平らな荷姿」にし“パズルを楽しむ”ように詰め込んでいきました。
そのほか、バックパックには収納せず、身につけたり、衣類のポケットに入れたりして持ち歩いたのがスマホ2台、コンパクトデジタルカメラ(Panasonic LUMIX DMC-LX9)、Apple Watch。
▼身につけたりポケットに入れたりして持ち歩いたもの
洗顔用具として無印良品の詰替キットにまとめたものも書き出し。
▼空港での保安検査に備えた洗顔用具
- 携帯用コロコロ
- 整髪剤
- 化粧水・保湿クリーム
- 歯磨き・歯ブラシ
- T字カミソリ
- 衣類用の液体洗剤
滞在先ホテルでの洗濯も想定していたため、普段自宅で使っている衣類用の液体洗剤も詰め替えて荷物へ。ただ洗剤は「万が一の飛行機内での液漏れによる周囲への迷惑」を考えると粉末洗剤がより安心かも。今回は容器の蓋をセロハンテープで固定して持っていきました。
また「宿泊を含む外出時に欠かせない存在」として持ち歩く機会が増えている“おすすめグッズ”が携帯用のコロコロ。洗濯をせず、複数日にかけて同じ衣類を着用する見込みであれば、簡単にゴミを取れるグッズとしてかなり便利です。
▼折りたたんで持ち歩けるニトムズ「ケータイコロコロ洋服用」
▼カバーを外し展開した様子
▼粘着シートで細かなゴミもしっかり取れる
荷詰めでの失敗と今後に備えたメモ
「4泊5日分の荷物を上手に詰めることができた!」と喜んだ一方、現地に到着してから「失敗した……」と感じた点も。このパートは完全に個人的な備忘録ですが、次回に備え、併せてメモ。
失敗①:シュピューラーを忘れた
1つめの失敗はシャワートイレやウォシュレットのように使える携帯型の洗浄機「シュピューラー」の持参を忘れてしまったこと。
台湾は訪れて楽しく、食べ物もおいしい場所ですが、それでも生活環境や食生活が普段と変われば身体に少なからずストレスはあるようで。現地ではひたすら「空芯菜!」とモリモリ野菜類(食物繊維)を摂っていましたが、正直トイレがスムーズではありませんでした。
お手洗いを利用する頻度が高い場合、当然お尻への負担も増加。ホテルも含め現地のトイレでは洗浄機をまず見かけないことから、滞在期間の長短を問わず、あらためてシュピューラーは必須アイテムだと感じました。
失敗②:カメラ用バッテリーの充電用品を忘れた
2つめの失敗はカメラ用バッテリーの充電用品を忘れたこと。
今回カメラはCanon(キヤノン)のデジタルミラーレスカメラ「EOS M100」とPanasonic(パナソニック)のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LX9」2台を持参。それぞれ予備を含めバッテリーパックは2つずつ、計4つ持っていきました。
ただ最近購入したばかりのEOS M100に備わっている外部入出力端子を事前に確認せず、現地についてからMini USBと気がついたことが大きな誤算に。LUMIX DMC-LX9と併用することで無事に事足りたものの、仕事も兼ねての訪台としてかなりヒヤヒヤしました(苦笑)。
次回はバッテリー用充電器、またはモバイル充電器で充電するためのMini USBケーブルも忘れずに。
メモ①:化粧水・保湿クリームは容器いっぱいに詰める
化粧水と保湿クリームは詰替え用ボトルの容器いっぱいに詰めていくこともメモ。
今回はそれぞれ無印良品で揃えた詰替えボトル(容量18ml)に入れて持参しましたが、朝夜と1日2回、4泊5日の滞在期間で計8回使いギリギリ足りた状況でした。滞在先のホテルには使い捨てのひげ剃り用クリームが備え付けられていたものの、こうしたものがない場合には保湿クリームで代用するケースも考えられます。
余っても帰宅後に自宅で使える(最悪は現地で中身だけ捨てて帰る)ものでもあるため、渡航時は「ボトル容器いっぱいに詰めておく」ことを気をつけようと思います。
メモ②:SIMカードは最低1枚「計日型」で契約する
最後は現地滞在中に通信手段として使うプリペイドSIMカードについて。1枚は必ず“計日型プラン”と呼ばれる、◯日間モバイルデータ通信が使い放題となるプランを契約すること。
現地で撮影した写真をクラウドにバックアップする際、Wi-Fi環境やプリペイドSIMのデータ通信残量を気にしないで良い点は安心かつ便利。また滞在するホテルでWi-Fiにうまく接続できない場合にも、Wi-Fi代わりとして遠慮なく使えることは滞在期間が長いときほどメリットになります。
荷物のさらなる“最適解”を探る
4泊5日分の荷物がバックパックひとつに収まったことは大きな成果でしたが、持参した荷物を振り返った際、中には現地でほとんど使わなかったものも。今回だと「モバイルバッテリー」がこれに該当し、まだまだ改善の余地はあると現地滞在中から考えていました。
モバイル機器用の充電用品はコンセント給電用の出力端子を備えラップトップPCも充電できる「Omnicharge Omni13」、モバイルバッテリーとモバイル充電器を兼ねる「Anker PowerCore Fusion 5000」を持っていきましたが、実際にモバイルバッテリーを2つフルに使った場面はナシ。
パソコンを充電できるOmnicharge Omni13は“保険”として外せないので、Anker PowerCore Fusion 5000をもっと小型の充電器に置き換えれば、荷物がよりスリムにできますね。
ということで、帰国後にオウルテックの小型充電器を購入してみました。購入時の価格は税込1,000円ほど。
充電器としての性能は「出力電流2.4A(2ポート合計)」「出力電圧5V」とかなり控えめですが、その分、とにかくコンパクト。プラグは折りたためる設計で、プラグ収納時の本体外寸は「28mm x 28mm x 38mm」。Anker PowerCore Fusion 5000と比べて五分の一ほどの大きさです。
▼Anker Power Core(写真左)とオウルテックの充電器(同右)
これまでの経験上、出張や旅行中に充電器を使うシーンは「宿泊先(ホテル)で就寝中に使用」「急速充電機能は無くてもどうにかなる」ということがほとんどであったため、とにかく「本体サイズが小さいこと」を最優先に選んでみました。
▼訪台した際にバックインバッグに入れていたアイテム
▼Anker Power Coreを小さいな充電器に置き換える(写真右下)
▼置き換え前はバッグインバッグに無理やり収納していたイメージ
▼置き換え後はかなりスリムに収納できるようになった
モバイル機器の充電に使えるUSBポートはこのほか、ノートPC(VAIO S11)の充電アダプターにもひとつ付いており、計3ポートあれば基本は足りる計算。今後持ち出してみて不満を感じなければ、出張や旅行時の荷物はさらにスリムにできるはず。
こちらは使ってみて気がつくことなどあれば、あらためて製品レビューなどの形で紹介したいと思います。