CHOETECH6ポートUSB充電器のQuickChargeの性能を検証

先日からCHOETECHの6ポートUSB充電器を購入して使用しています。

この充電器が他社製の他ポート充電器とは異なるのは2つのポートがQualcommの高速充電規格であるQuick Charge 2.0に対応しているという点です。ただ開封直後に少し使ってみた感じでは、複数端末を同時に充電した際には1ポートのQuick Charge 2.0対応充電器と比較すると充電性能が低いという状況だったので、元々の性能の確認も含めていくつか確認を行なってみました。


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充電するポートを入れ替えるとどうなるのか

購入時レビューでQuick Charge 2.0の性能を確認する際にはGalaxy S6 edgeとGalaxy S6という2台の端末を用いましたが、ポートへの接続は端からGalaxy S6 edge→Galaxy S6の順にしていました。これを入れ替える(端からGalaxy S6→Galaxy S6 edgeとする)とどうなるのか確認することに。

こちらがGalaxy S6の充電結果。

CHOETECH6ポートUSB充電器のQuickChargeの性能を検証

充電開始時刻が9時51分、充電完了時刻が10時59分。よって68分で80%充電できたことになります。1ポートの急速充電器で充電した際の結果と比較しても良い結果となっており、やや驚きました。

続いてこちらがGalaxy S6 edgeの充電結果。

CHOETECH6ポートUSB充電器のQuickChargeの性能を検証

充電開始時刻が9時52分、充電完了時刻が11時50分ということで118分で80%充電できたことになります。こちらは前回のGalaxy S6の結果と比較しても所要時間がかなり増えていることが分かります。

前回と今回の結果をざっくりまとめてみるとこのような感じになりました。

回数 所要時間 備考
1回目 ポート①:84分 Galaxy S6 edge
ポート②:105分 Galaxy S6
2回目 ポート①:68分 Galaxy S6
ポート②:118分 Galaxy S6 edge

同条件で行なった際に1回目と2回目の各ポート毎の結果に大きなバラつきが有る点は気になりますが、充電に関する所要時間としては『ポート①<ポート②』という関係があるようです。

個々のポートの急速充電の性能はどうなのか

ここでひとつ気になったのが「もしかしたら個々のポートで既に①<②という関係にあるのではないか」ということ。仮にもしそのようになっていた場合、そもそもQuick Charge 2.0に対応しているポートが2つある、と言っている事自体に疑問が生じます。ということでポート①、ポート②それそれにだけGalaxy S6 edgeを接続した状態での充電の所要時間も確認してみることに。

こちらがポート①のみをGalaxy S6 edgeに接続した際の充電結果。

CHOETECH6ポートUSB充電器のQuickChargeの性能を検証

充電開始時刻が9時57分、充電完了時刻が11時20分となっており、77分で80%充電できたことになります。1ポートの急速充電器で充電した際の結果よりやや数値的には劣っていますが、ほぼ同等といって良い内容かと思います。

続いてポート②のみをGalaxy S6 edgeに接続した際の充電結果がこちら。

CHOETECH6ポートUSB充電器のQuickChargeの性能を検証

充電開始時刻が21時25分、充電完了時刻が22時40分ということで75分で80%充電できたことになります。ポート①のみの場合と結果はほぼ変わりませんでした。ということで、ポート①とポート②個々の充電性能に関してはほぼ差がないということも確認できました。

1ポートの急速充電器より所要時間は僅かながら長いものの、この結果であれば2つのポートがQuick Charge 2.0に対応と言い切っても問題ないでしょう。

まとめ

CHOETECHの6ポートUSB充電器において、Quick Charge 2.0に対応した2つのポートを同時に使用すると端のポートの方が優先的に充電が行なわれる。また2つのポートを単独で使用した場合はいずれもQuick Charge 2.0に対応した急速充電器とほぼ変わらない充電性能を有している、ということが確認できました。

多ポート充電器なので、基本は複数のポートを同時に使用する前提であることを踏まえればやや気持ち的に物足りない感じはあります。ですが、普通に使っていても他メーカーの他ポート充電器と同じように使用可能、かつ使用するポートを限定すればQuick Charge 2.0での充電も可能、となっていることから、1台設置して状況によって使い方を変える、という使い方は出来そうです。

接続台数が少ないとコイル鳴きが起こる可能性が高いというデメリットもありますが、複数同時充電も急速充電も1つの充電器でこなしたい、という方にはオススメできる充電器と言えるでしょう。