クアトロガッツの小さいふ。「ペケーニョ」を購入してから1年と8ヶ月が経過。
購入時に想定していた“ちょっとした外出時に持ち出すサブ財布”という役割にはピッタリ。加えて長く使ってみる中で「ペケーニョが便利!」「ペケーニョが欠かせない」と感じるシーンが他にも出てきています。
そこでこの記事では使い始めてから1年8ヶ月が経過したペケーニョの経年変化の具合、そしてペケーニョの便利な使い方、すなわち僕が思う“こんなときこそ小さいふ。”を紹介します。
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記事の目次
1年8ヶ月使い続けたペケーニョの経年変化
僕が使うペケーニョは2017年1月発売の「kara素(su)」。着色や表面加工を施さない素上げのヌメ革に、考えるカラスのロゴをあしらった限定モデルです。
素上げされた革の最大の特徴は、革本来の色や風合いが楽しめること。経年変化、いわゆる“エージング”を楽しみたい人にピッタリの素材で、1年8ヶ月使い続けた僕の「kara素(su)」も見た目と風合いが大きく変わりました。
▼購入直後(使用開始前)のペケーニョ「kara素(su)」
▼1年8ヶ月使い続けたペケーニョ「kara素(su)」
▼フタに隠れる内側も飴色が濃くなってきた
▼背面は硬貨による擦れもあり、変化が進みやすい
▼金具のアタリも良い味に
毎日持ち歩いていると気が付きにくいものの、過去に撮影した写真と見比べれば違いは一目瞭然。メンテナンスも数ヶ月に1回、気がついたタイミングでトリートメント(ラナパー)を塗り込んだくらいとシンプルですが、それでも変に傷まず、見た目・質感ともよい風合いに変わってきました。
エージングによる印象の変わり方は過去に一度まとめているので、よければ以下の記事も参考にしてみてください。
僕が思う「こんなときこそ小さいふ。」
普段から僕は財布を2つセットで使っています。
“1つ目の財布”はバッグに入れて持ち歩く長財布で、主に紙幣(お札)やカード類、レシート・領収書類を収納。
そして“2つ目の財布”が衣類のポケットに入れて持ち歩くペケーニョです。ペケーニョは使用頻度の高いカード(2枚)と硬貨(小銭)の入れ物であり、日常で取り出す機会は長財布以上。
小回りのきく存在としてさまざまな場面で活躍していますが、中でも「こんなときこそ小さいふ。」と感じているシーンが次の4つです。
近所への外出時に小さいふ。
近所へのちょっとした買い物や用事の際、持ち出す機会の多い財布がペケーニョです。
例えば個人的によくあるのが、宅配便を自宅近所の営業所に持ち込むというシーン。ほとんどは着払いでの発送ですが、それでも「万が一」を考えて現金やクレジットカードは持ち歩きたい。また帰りにコンビニに寄りたくなることもあります。
でも長財布を手に持って出かけるのはちょっと抵抗が……なんてときがペケーニョの出番です。いつも入っている硬貨やICカードはそのままに、紙幣など、その時々に必要なものだけを詰め足して持ち歩きます。
着ている衣類にまったくポケットがない、といったことは基本ありません。そして衣類についているポケットであれば、まず問題なく収納できるペケーニョのサイズは魅力です。
“定期入れ代わり”に小さいふ。
僕が普段からペケーニョを持ち歩く最大の理由は“定期入れの代わり”としてもペケーニョを使っているから。
使用するスマートフォンの機種が定期的に変わるため、データ移行の手間を省く目的で、交通系の電子マネーはICカードで使っています。このカードを容易に出し入れするための入れ物になっているのがペケーニョです。
2つのポケットには、片方に交通系ICカード(僕の場合はSuica)を、もう片方には細かな買い物の支払いに使うクレジットカードを収納。加えて硬貨を入れることで、実質“定期入れおよびコインケース”の役割を担います。
▼各ポケットにいれるカードは原則1枚
ちなみに収納するカードは原則2枚まで。その理由は「取り出さずに2種類のICカードが使いたい」からです。
ペケーニョは折りたたんだ際、外面とカードの間に革が3枚ほど挟まります。この設計により距離ができる(あるいは遮蔽性が高まる)ためなのか、個人で試したかぎり、読み取り機にかざす表裏の向きを変えるだけで2枚のICカードを使い分けられます。
▼2枚のカード間は近いが、外面(表裏)と各カードの間にはそれぞれ革が3枚挟まる
▼ICチップ付きのカードが2枚入った状態でも、読み取り機に近いカードだけ認識できている
精度が不安な場合は市販のセパレーターで精度を高めることもできます。またペケーニョの構造上、閉じたまま側面から任意のカードだけを引き出すことも容易です。
▼確実に読み取らせたい場合、収納物が少なければ開かずにカードだけ引き出せる
「ペケーニョの表側・裏側にそれぞれどのカードが面しているか」を覚える必要こそあるものの、そこだけ管理できれば“小銭も入るカード・定期入れ”としての活用もオススメです。
“ライブのお供”に小さいふ。
個人的には年に数回ある、小さいサイズの財布が役立つシーンといえば音楽のライブ。
せっかくの楽しい機会、余計な荷物は会場内外のロッカーやクロークに預けて、身軽な状態で音楽に浸りたいもの。でも財布ってチケットやドリンク代を持ち歩くためには必要ですよね。
またスタンディング(立ち見)のライブ会場では、万が一動いている最中に財布を落としてしまえば見つけ出すのが困難に。もちろん盗難などにも気をつけなくてはなりません。
そこでペケーニョ。パンツの前ポケットに入れても邪魔にならないコンパクトさ。でもチケットやドリンク代はしっかり収納できます。
▼パンツの前ポケットにも余裕で入る(実際はもっと置くまで押し込めます)
▼札入れは片側がオープンなので、紙幣より長さのあるチケットも収納可
▼ドリンク代もバッチリ収納できる
1点だけ気をつけたいのは、ペケーニョが革製品であること。水濡れには決して強くはないため「ライブ中のモッシュで汗だくになる」「夏場の屋外フェスに参加する」といった場合の財布には不向きです。
“海外旅行用の財布”に小さいふ。
かさばらない大きさなのに、紙幣・硬貨・カード類がしっかり収納できる点は、海外旅行中に現地で使う財布としてもピッタリです。
僕自身、最近は数ヶ月おきに台湾へ行っています。こうした海外渡航時に決まっておこなうルーチンが、日本の出国審査を終えた後にペケーニョの中身を入れ替えて完全な“現地用の財布”をつくること。
▼海外に行くときの持ち物として欠かせない存在になったペケーニョ
▼片側がオープンになった札入れは海外の紙幣もバッチリ収納できる
分けた財布の片方を宿泊先に置きっぱなしにするわけではありませんが、それでも異なる通貨を管理するなら、財布は分けて持てると便利です。
さいごに
ペケーニョを1年と8ヶ月使いながら今あらためて感じているのは「当初の想定以上に小回りがきく財布」ということ。今使っている財布からの置き換え以外にも、ひとつ持っているだけできっと使いみちがアレコレ思い付くはず。
個人的にも、使い込むほどに育っていく風合いや柔軟さによって愛着はじわりじわりと増すばかり。引き続き大切に毎日使いながら、さらなる変化を楽しみたいと思います。
新作や限定品もどんどん登場しているクアトロガッツの小さいふ。「ペケーニョ」。百貨店での催事をはじめ実物を手に取れる機会も定期的に設けられているので、公式サイトで最新情報もチェックしつつ、自分好みの小さいふ。を探してみてはいかがでしょうか。