フジドリームエアラインズの6号機

2018年4月、静岡空港を拠点とする航空会社のフジドリームエアラインズ(Fuji Dream Airlines。FDA)が仙台国際空港(以下、仙台空港)と出雲縁結び空港(以下、出雲空港)を結ぶ新路線を就航。

就航開始から数日後のタイミングにチケットを確保でき、この便を利用して仙台から出雲を訪問してきました。

そこでこの記事ではフジドリームエアラインズ(FDA)を利用して出雲から仙台へ帰る際の手続きや搭乗方法を紹介します。

空路により宮城からの距離がグッと縮まった出雲大社、松江城、玉造温泉、石見銀山などへの訪問を計画する際の参考として、ぜひチェックしてみてください。

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出雲市内から出雲空港までの移動方法

今回の旅では出雲市内のホテルに宿泊。往路・復路ともに出雲空港-出雲市駅間を空港連絡バスで移動しました。

▼出雲市駅

出雲市駅

出雲市駅から「出雲空港行き」の空港バスになるためには、駅前のバス乗り場(③)を利用。出雲市駅から出雲空港までの運賃はおとな720円で降車時に現金払いとなります。バス車内では1,000円札以外の紙幣両替は不可なので、最低でも1,000円札を事前に用意しておきましょう。

▼屋根付きで大きく「バスのりば③」の表示あり

出雲市駅の空港バス乗り場

▼出雲空港に着くまでの途中で下車することも可能

出雲市駅の空港バス乗り場の案内

▼運行時刻は出雲空港に発着するフライトに合わせてある

出雲市駅の空港バス乗り場の案内

▼「現金で後払い」「千円以外の紙幣は両替不可」の2点

出雲市駅の空港バス乗り場の案内

▼出雲市駅(始発点)での乗車時は運賃箱にフタがされている

出雲空港バス車内の運賃支払機

▼エンジンがかかっていれば両替は可能。動かないときはドライバーさんに「両替したい」旨を伝えれば対応してもらえた

出雲空港バス車内の運賃支払機

▼運賃は降車時に運賃箱へ

出雲空港バス車内の運賃支払機

▼依頼すれば領収書も発行してもらえる

出雲空港バス車内で発行した領収書

出雲空港での降車場所は空港建屋前のバスターミナル。往路(出雲空港から出雲市内への移動)でも空港バスを使っていれば、ここでとくに迷うことはないはず。

▼空港バスは乗降とも同じ場所を利用

出雲縁結び空港のバス乗降場

出雲空港での搭乗手続き

空港に到着したら「搭乗手続き(チェックイン)」→「保安検査」→「飛行機へ搭乗・出発」の流れで進みます。

搭乗手続きは空港1階

出雲空港での搭乗手続き(チェックイン)は空港1階に設置された窓口にて。搭乗手続きだけであれば自動チェックイン機を使ってスムーズに済ませることが可能です。

チェックインに際してあらかじめ準備するもの、チェックイン機の操作手順などは往路の紹介記事を参照ください。

FDA(仙台-出雲便/往路)の利用手順(チェックイン方法)はこちら
フジドリームエアラインズ(FDA)で出雲に行こう!仙台-出雲便に乗って体験した利用の流れを紹介

▼出雲空港のFDA自動チェックイン機(写真右)と窓口(同中央)

出雲縁結び空港のフジドリームエアラインズ窓口

▼自動チェックイン機で発券した搭乗券

フジドリームエアラインズの搭乗券

フライトを往復セット予約した場合など、そのときにチェックインしているフライトで旅程が終了する場合は、ここで領収書も発光することが可能です。自動チェックイン機を操作する中で「領収書を発行するか?」尋ねられるので、忘れずチェックしておきましょう。

▼実際に発行した領収書

フジドリームエアラインズの領収書

出雲空港でのフジドリームエアラインズ窓口の営業時間(~2018年10月27日まで)は以下のとおり。

出雲空港内のFDA窓口営業時間

  • 9:30〜10:15
  • 12:10〜12:55
  • 13:30〜14:15
  • 17:05〜17:45

※2018年10月27日(土)まで

搭乗手続き・預け荷物の手続きはフライト時刻の15分前まで受け付けられています。

たとえば私が今回利用した2018年4月26日(木)の仙台-出雲便(FDA702便)のフライトスケジュールは、定刻が「出雲(10時30分)→仙台(12時00分)」。この場合だと10時15分までにチェックインをし、手荷物を預け終える必要があるわけです。

手荷物検査場は空港2階

続いては手荷物検査へ。手荷物検査をおこなう保安検査場は出雲空港の2階フロアに設置されています。

▼出雲空港の保安検査場の入口

出雲縁結び空港の保安検査場入口

搭乗口には定刻(出発時刻)の10分前までに向かう必要あり。今回はじめて出雲空港を利用した印象として混み合う感じはありませんでしたが、時間に余裕を持って検査に進めると安心ですね。

保安検査場ではチケットを提示。指示に従い進めば、とくに手間取ることはないはず。

出発待合所の様子

手荷物検査を済ませた後、飛行への搭乗までに利用するのが出発待合所。出発待合所にはベンチと簡単な飲食物・お土産が購入できる売店が設置されていました。

▼出雲空港の出発待合所の様子

出雲縁結び空港の出発待合所

出雲縁結び空港の出発待合所

▼飲食物が買える売店や飲食スペース

出雲縁結び空港の出発待合にある売店

▼飛行機内に持ち込む飲食物やお土産が買える売店もある

出雲縁結び空港の出発待合にある売店

▼この日の搭乗口は1番ゲート

出雲縁結び空港の搭乗口

出雲縁結び空港のフライト案内板

往路を紹介した記事でも触れていますが、フジドリームエアラインズは2018年4月時点で12台の機体(機材)を所有。この機体色はすべて異なります。今回往路便で登場したのはパープルカラーの6号機でした。

▼紫色ボディの6号機

フジドリームエアラインズの6号機

機体はエンブラエル社のジェット機「ERJ175」。4列シートで機内に80席前後のシートを備えています。

機内への案内(搭乗)が始まったのは定刻の15分前(10時15分)。その後はほぼ定刻通りに離陸し、仙台空港には予定より20分早い、11時40分ごろに到着しました。

▼定刻通りの搭乗案内・離陸

出雲縁結び空港の搭乗口

空港内の施設を紹介

「空港バスの運行予定がフライトスケジュールを考え組まれている」出雲空港では、狙ったバスに乗れれば、空港到着から離陸までのながれをかなりスムーズに進められます。

とはいえあまりにきっちり予定を組みすぎて「乗り遅れた!」なんてことは非常に怖い。私自身そういった意識が強いので、とくに空港には時間にかなり余裕をもって移動をすることがほとんど。

となると併せて押さえておくと“待ち時間つぶし”によいのが空港内の施設。出雲空港内に設けられた施設もひととおりチェックしてきました。

売店・休憩所(2階)

空港の2階には売店や待合所が設置されています。

売店は島根県を地盤とする一畑百貨店の店舗「一畑百貨店 出雲空港売店」、そしてJALUX運営の「BLUE SKY」の2店舗。

▼現地のお土産がずらり揃う「一畑百貨店 出雲空港売店」

出雲縁結び空港の2階にある売店

▼時間に余裕があれば、ここでのお土産購入はオススメ

出雲縁結び空港の2階にある売店

▼出発待合所以外にも設置されている「BLUE SKY」

出雲縁結び空港の2階にある売店

またBLUE SKYの奥には待合所も。テレビも設置されていたので、手荷物検査前の休憩によいかも。

▼ベンチが並ぶ待合所

出雲縁結び空港の2階にある待合所

飲食店舗(3階)

3階には飲食店が3店舗。出雲名物「割子そば」も楽しめます。

▼「出雲の國 麺家」は出雲そば、出雲ぜんざいなどが食べられる

出雲縁結び空港の3階にある飲食店

▼職人によるそば打ちが店頭で見られる「レストラン 至誠」

出雲縁結び空港の3階にある飲食店

▼到着時に「レストラン 至誠」で食べた割子そば

(写真を撮り忘れましたが)もう1店舗、軽食から食事まで楽しめる「食事・喫茶 神在」も設置されています。

展望デッキ(3階)

飲食店舗の間から、空港の滑走路や離着陸する飛行機が観察できる展望デッキにアクセスすることも可能です。

▼展望デッキ。施設自体はシンプルなつくり

出雲縁結び空港の展望デッキ

▼カメラで飛行機を撮影する際に便利な覗き口

出雲縁結び空港の展望デッキ

▼足元には出雲空港に離発着する飛行機を説明した展示も

出雲縁結び空港の展望デッキにある展示

出雲縁結び空港の展望デッキにある展示

出雲縁結び空港の展望デッキにある展示

▼滑走路を眺めていたら着陸するJALの飛行機に遭遇

出雲縁結び空港に着陸した飛行機

さいごに

「出雲」というと個人的にまず思い浮かべるものは大好きな「そば」。そんなわけでぼんやり「いつか行ってみたいなぁ」とは考えていましたが、今回フジドリームエアラインズの出雲-仙台線が就航したことで、この希望はあっさり叶ってしまいました(笑)

▼出雲-仙台線就航を記念した期間限定の機内サービス「萩の月」

フジドリームエアラインズ就航記念パッケージの萩の月

普段からLCC(Low Cost Carrier。格安航空会社)を使い慣れていると運賃自体が決して安いとはいえないものの、これまでの移動手段(飛行機乗り継ぎや陸路)を考えると仙台と出雲の距離がグッと縮まったことは間違いなし。

現地では「とにかく!蕎麦を!!!」という勢いでひたすら蕎麦を満喫していましたが、あらためて“また”蕎麦を食べに行きたいですし、次回はもう少し余裕を持ったスケジュールにして玉造温泉や石見銀山にも足を運んでみたいですね。

今後もフジドリームエアラインズを利用することで応援するとともに、さらなる路線の拡大にも期待をいだきつつ、動向を見守っていきたいと思います。