今年5月末~6月初旬にかけて、Computex TAIPEI 2016取材のため初めて台湾を訪問。
帰途にて「また近いうちに台湾に来よう」と心に決めたわけですが、実は理由があり、早速6月末~7月頭にかけて再訪問してきました(この話はまた改めて)。
今回は仙台⇔台北(桃園空港)間を運行するLCCで移動したわけですが、到着時刻が深夜近くで、現地に到着した時間ではプリペイドSIMが購入できないんですよね。
というわけで、前回訪問した際に購入していた台灣大哥大(台湾モバイル)のSIMカードをリチャージし、再利用してみることにしました。今回はその手順をまとめていきます。
SPONSORED LINK
記事の目次
用意するもの
プリペイドSIMをリチャージする際に最低限必要となるものおよび情報は次の6つ。
- 再利用するSIMカード
- SIMカードの電話番号
- パスポートの旅券番号
- クレジットカード
- インターネット環境
再利用するSIMカード
台灣大哥大の場合、前回の利用時から180日以内であれば、リチャージしての再利用ができます。
リチャージする際は、購入時や前回利用時に契約したプランと別のものも選ぶことが可能です。訪問するときの状況で都度選べるのは嬉しいところ。
SIMカードの電話番号
どのSIMカードにリチャージするのかを判別するため、SIMカードに割り当てられた台湾の電話番号も必要です。
こちらは購入したパッケージに記載(シールで貼り付け)されています。
次回の渡航が絶対に半年以上先になるという場合を除けば、再利用できなくなる半年間は手元に残しておく(あるいは忘れずにどこかへメモしておく)のが賢いかもしれません。
旅券番号
台湾でSIMカードを契約する際には身分証明としてパスポートの提示が必要です。そしてリチャージの際も身分照明が済んでいる証として旅券番号が必要となります。
なお今回実際に経験したことですが、SIMカードを契約した後でパスポートの更新、記載内容の変更を行なっている場合、旅券番号が新たなものに変更されている(新しい番号では申請が通らない)ので注意が必要です。
身分証明という意味では改めて新しいパスポートにて新規契約することが望ましいかと思いますが、フライトの都合で難しいというケースも想定し、古い(SIMカード契約時に提出した)パスポートの旅券番号もメモしておくことがオススメです。
SIMカードの電話番号と一緒にメモしておくとわかりやすいかと思います。
クレジットカード
今回はオンラインからチャージを行ないますので、支払い方法はクレジットカードが便利でしょう。こちらも忘れず用意しておきましょう。
インターネット環境
最後に一番重要なのがインターネット環境。当たり前と思うかもしれませんが、現地到着後にオンラインでリチャージしようとしてもそもそもSIMカード以外にインターネットに接続できる環境がなければ手続自体が行えません(台湾では空港も含め無料のWi-Fiも飛んでいますが)。
現地に到着したらすぐにネットに繋ぎたいという場合は、出国直前に申請を済ませておくことがオススメです。
リチャージの手順
必要な物を揃えたら、早速リチャージしていきましょう。
台灣大哥大(台湾モバイル)の公式サイト(http://www.taiwanmobile.com/index.html)にアクセスし、画面上のメニューから【網路門市】→【儲値預付卡】→【儲値管道】の順に選びます。
画面が切り替わったらスクロールして下へ。
最下段にログイン用の入力フォームが現れます。この右側(【我要快速登入】の欄)へ必要な情報を入力していきます。
各欄に入力する情報は次のとおり。
- 手機號碼:リチャージするSIMカードの電話番号
- 身分證號:パスポートの旅券番号
- 驗證碼:入力フォーム下に画像で表示される4桁の数字
必要項目を全て入力し終えたら【登入】を選択。
入力した情報に間違いがなければ、契約していたSIMをカードの情報(電話番王やリチャージ期限など)が表示されているリチャージの申請画面へ進みます。
このまま画面を下にスクロールしていくと、申請の入力フォームが出現。
ここで実際に入力していくのは「①契約(リチャージ)するプラン」「②支払方法」「③申込結果の送付先(Eメールアドレス)」の3箇所です。
契約プラン(①)は「現地で電話を使うことが無い」ならデータ通信専用プランを選択するのがよいでしょう。上の画面では60日の期限付きで1.5GB(1.2GB+0.3GB)のデータ通信が使える「計量型:180元 1.2GB加贈0.3GB/60天」を選択しています。
次に支払方法(②)。クレジットカード払いにするので【信用卡支付】にチェックを付け、その下のカードのイラストへ「カード番号」「カードの有効期限」「カードの認証コード」入力。
最後に申請結果を通知するEメールアドレスとレシートの発行方法(③)。連絡先のEメールアドレスを入力したら、下の欄は【電子発票】と【愛心碼】を選びました。すべて入力を終えたら④の【下一歩】を選び、次の画面に進みます。
契約内容の確認画面が表示されるので、リチャージするSIMカードの電話番号、契約するプラン、支払金額と支払方法(カード情報)、連絡先(Eメールアドレス)に誤りがないかを確認。OKであれば、画面下の【確認送出】を選びます。
再び画面が切り替わり、申請内容が表示されます。【儲値結果】の欄に「儲値成功」と表示されていれば、リチャージは完了です。
この段階で先ほど登録した連絡先のメールアドレスにも同様の内容が送られてきます。
APN設定を行なう
あとはSIMカードをスマホなど使用する機器に挿し、APN情報を設定。台灣大哥大のプリペイドSIMの場合、登録するAPN情報は次のとおりです。
- 名前:任意(例:台湾モバイル など)
- APN:internet
- 上記以外は特に弄らずそのままでOK
ちなみに中にはSIMカードを挿すだけで自動認識・APN設定を行なってくれる機種もあります。私が使用しているGalaxy S7もそのように動作しました。
ここまでを出国直前に済ませておくと、現地到着後は楽なはず。
台湾に到着したらフライトモードを解除すれば、すぐにインターネットに接続されます。
またこのタイミングでSIMカードにはリチャージが成功した旨(下の画像1枚目)、利用期限についての案内(同2枚目)などを含む3件のSMSを受信しました。こちらも特にアクションは不要です。
最後に
リチャージのメリットは事前に申請しておくことで台湾到着と同時にネットが使えること、そしてフライトの到着時刻(つまりはSIM契約カウンターの営業時間)を気にする必要がないこと。
特にLCCは夜遅くに飛ぶ便も多く、そういった場合でも事前に手続きを済ませておくことで、ストレスなくすぐにインターネットが利用できます。
半年以内で旅行にいく頻度があるかはさておき、可能性があるのであれば、SIMカードはその電話番号、契約時に提出したパスポートの旅券番号と併せて保管しておくとよいかと思います。