Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

モバイルバッテリーや充電器、スマートフォン関連のアクセサリー類などを幅広く展開するブランド Aukey(オーキー) より、クリップ式 3in1 レンズ PL-A1 を提供いただいたのでレビューします。

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外観フォトレビュー

今回提供いただいた PL-A1 はスマートフォンのリアカメラ・フロントカメラに覆いかぶせる格好で装着することにより、広角(ワイドアングル)・接写(マクロ)・魚眼(フィッシュアイ)といった撮影が比較的簡単に楽しむことができます。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

同梱物は装着用のクリップ(同じもの)が2つ、大小レンズが2つ(但し片方は2枚重なっており、正確には3枚のレンズが同梱)、レンズ拭き1枚、そして説明書。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

レンズは外側にレンズキャップが装着されています。だたレンズキャップ自体に種類などは書いてありません。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

一方レンズの内側はキャップなどは特に無し。このあたり、装着時はもちろん問題ないのですが、未使用時は反対側からも何かしらカバーが付けられるとよい扱いやすいのでは?と思います。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

レンズキャップを外したところ。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

スマートフォンに装着する場合はクリップを用います。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

丸くなっている部分にレンズをはめ込み、レンズとクリップの先端で挟み込む形になります。ネジ式などでないためガチガチに固定できるわけではないですが、これでもiPhoneをはじめ現行のほとんどスマホでしっかりと固定は可能です。むしろ使用時に取り付ける際、細かい位置調整は行いやすく、この設計がベターといった印象も。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

レンズはこのように上からスライドしてはめ込みます。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

奥まで押し込むと、しっかりとハマります。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

なお今回撮影例(後ほど紹介)を撮るにあたり、iPhone 6sを使ってみたのですが、iPhone 6s(やiPhone 6s Plus、あるいはiPhone 6/6 Plus)であればリアカメラがやや飛び出ているため、クリップの取り付けはかなり容易です。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

また上から覗き込むとクリップに装着したレンズの奥にリアカメラをしっかり確認可能。これで外側から大体の位置を合わせることも簡単。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

iPhone 6sに装着したところを別の角度から。製品自体はクリップおよびレンズ以外の外装がプラスチック製であり、お世辞にも高級感がある、とはいえませんが、スマートフォン用として簡易に使うレベルであれば十分そう。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

レンズと逆側のクリップはフラットな形状でなく、球状に近い接地面積の小さなものになっています。このため背面がフラットなスマートフォンのみならず、ゆるくカーブしているようなものでも装着はしやすいです。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

実際にレンズを付けての撮影例

ここからは気になる写真の撮れ方について。「広角」「接写」「魚眼」それぞれのレンズを用いての撮影例を順番に紹介していきます。

広角(ワイドアングル)

まずはリアカメラに広角レンズを被せて街の景色を撮影。下の写真は1枚目がレンズなし、2枚目がレンズありで撮影したものです。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

2枚の写真を見比べてみると撮影角度が大きく広がっていることははっきり確認できます。一方で中央から外側にいくにつれ、ややブレが見られる感じもありますが、スマホで撮影と考えれば許容範囲内かと思います。2枚目(レンズあり)の写真では右上がケラレ(レンズの黒い枠が映り込む)が見られますが、これはiPhone 6sにケースを装着して、その上からレンズを装着した(iPhone 6sのカメラレンズとクリップレンズの距離が開いてしまった)ため。自宅に帰ってからこのことに気が付き、ケースを外してみるとケラレは解消されました。

続いてはiPhone 6sのフロントカメラに広角レンズを装着してセルフィー(自撮り)をテスト。こちらも1枚目がレンズなし、2枚目がレンズありです。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

2枚の写真を比べてみると左右はもちろん、上下も撮影領域が広がっていることが確認できます。ただこちらは先ほどの写真以上に背景にブレが発生していますね。セルフィーをきれいに残す、というよりみんなで写る(グルーフィーを楽しむ)、景色もできたら背景にいれたい、といったケースで使うことがよいかもしれません。

接写(マクロ)

続いてはレンズをマクロレンズに交換し、iPhone 6sのリアカメラでレンズキャップを撮影。ちなみに冒頭で紹介したレンズキャップの写真はDMC-CM1で撮影したものなのでまた別です。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

iPhoneで撮影した写真と考えれば、かなり至近距離まで寄って撮影できている(ピントが合っている)ことがわかります。

ちなみにこの写真、どのくらいの距離から撮影しているのかというと……。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

上のとおり、被写体から1cm前後の超至近距離まで接近することが可能です。これは外出先でなくとも、いろいろな楽しみ方が考えられそうです。

魚眼(フィッシュアイ)

最後は魚眼レンズ。こちらも同じくiPhone 6sのリアカメラに装着して撮影しました。1枚目がレンズなし、2枚目がレンズありです。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

魚眼レンズは中央部分が大きく膨れて写るような特性があり、それはこのレンズでもしっかりと感じることができました。またこのレンズは広角レンズ同様、周囲もより広く写るようになります。なお2枚目の写真を見ると右上・右下の角がケラれていることがわかります。これはレンズの装着位置を調整しても消えることがなく(右に出なくなると左に出る、など)iPhone 6sのリアカメラでは仕方がない部分といえそうです。

なおiPhone 6sのカメラにはスクエア(四角)撮影機能もあり、魚眼レンズを使うのであればこちらのほうが全体的な印象も含め、相性はよいように感じました。

Aukey 3in1 クリップ式 PL-A1

最後に

スマートフォンのカメラ単体でも、アプリ(ソフトウェア)を駆使することで最近では色々な撮影が楽しめるようになってきています。しかし機器自体(ハードウェア)は変わらないため、それだけだとできることに限界があるのも事実。今回紹介したクリップ式のレンズを使えば、端末本体を変えずともより幅広い撮影が”気軽に”楽しむことができるでしょう。

2016年1月20日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は1,299円。価格から分かるとおり物自体(外装など)の質感に決して高級さはありませんが、機能としては十分。むしろ通常であれば管理に神経を使うであろうレンズ類がこの価格で購入できる(そしてしっかり使える)ことも、より気軽に使いやすく感じられる要因といえます。もし頻繁に持ち歩いて使いたい、といった方は、これをまとめてしまえるようなポーチを別に探して購入してみると、さらに扱いやすくなると思います。