Aukey KM-C1

モバイルバッテリーや充電器といった製品を幅広く展開するブランド Aukey より、ゲーミングマウス(型番:KM-C1)を提供いただきました。

USBハブのようなPC関連アクセサリーを展開していることは知っていましたが、ゲーミングマウスも……と正直驚きつつも、今回はこちらの製品をレビューしていくことにします。

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外観デザインをチェック

改めて、今回提供いただいたのは Aukey製の有線ゲーミングマウス KM-C1。これまでたくさんレビューさせていただいた中でもゲーミングマウスははじめてとなりますが、パッケージはいつものAukey製品と大きく変わりなく、非常にシンプル。

Aukey KM-C1

フタを開いてみると、ビニールの袋に収められたマウス本体が登場します。

Aukey KM-C1

パッケージに同梱されているのもの一式がこちら。マウス本体、説明書、保証書が入っていました。

Aukey KM-C1

現在用意されている本体カラーはこのブラック1色のみ。デザインも右手操作用のみの1モデルで展開されています。

Aukey KM-C1

本体は光沢を抑えたマット調の質感。ブラックの塗装を切り抜く形で、ここに少し派手目なサソリのイラストがデザインされています。

Aukey KM-C1

正面には左右のクリックボタンの他、中央にスクロールホイール、さらにその上にDPI(解像度)調整ボタンを配置。DPI調整ボタンの機能については後ほど改めて紹介します。

Aukey KM-C1

側面にはマウスをより自然に掴めるよう、指を置くための溝も設けられています。

Aukey KM-C1

掴みやすさを意識した形状は手前側から観察すると一番わかりやすいですね。

Aukey KM-C1

また右側(親指側)には3つのボタンを配置。

Aukey KM-C1

一番手前の細長いもの実行キー(Enterキーに近い形で利用可能)。そして奥に2つ並んでいるのが操作ボタン(次のページに進む/前のページに戻る)です。

Aukey KM-C1

一般的なマウスと比べるとボタンの数が多いことに(機能が理解できるかという意味で)不安もあるかもしれませんが、付属の説明書には日本語でもイラスト付きで詳しく説明が記載されています。そういった意味では安心して使うことが可能です。

Aukey KM-C1

USBコネクタ部分は独特な形状&ややおおぶりなサイズ。掴みやすいので、パソコンに接続する/パソコンから取り外すといった操作はかなりしやすく好印象。

Aukey KM-C1

ケーブルはナイロンを編みこんだ被覆でカバー。被覆自体はマウスを操作していてストレスを感じるようなゴワゴワとした硬さはなく、また耐久性を期待できそう。まさに激しい動きも想定されるゲーミング向け仕様といったところでしょうか。

Aukey KM-C1

底面にはAUKEYのロゴをデザイン。中央には光学センサーを搭載します。

Aukey KM-C1

マウス本体のサイズはどちらかといえば大きめの部類。ですが、手に持ってみると思いの外軽い仕上がりになっています。本体の素材がABS樹脂製であることも軽量化に貢献しているといえるでしょう。

Aukey KM-C1

実際に手を乗せてみると、感覚的には「マウスを掴む」よりも「マウスに(手を)乗せる)のほうがしっくりきます。筆者は手のサイズが比較的大きい方ですが、クリックボタンにかかる人差し指と中指もほぼ伸びた状態で乗せることが可能。

Aukey KM-C1

Aukey KM-C1

一方側面のボタンは自然とアクセスすることにやや慣れは必要な印象も。ただボタンはいずれも押し心地が柔らかく、押す動作自体への疲れは感じにくいといえます。それと押した際に鳴る、やや高めの「カチッ」という音は耳あたりがよく、無駄にボタンを連打したくなってしまいました(笑)

Aukey KM-C1

じんわり変わるビジュアル!7色に光る本体

このマウスの大きな特徴のひとつといえるのが使用中のビジュアル。というのも、USBコネクタをPCなどの電源に接続すると、本体(黒地を切り抜いたデザイン部分)が7色に点灯します。

Aukey KM-C1

Aukey KM-C1

Aukey KM-C1

Aukey KM-C1

Aukey KM-C1

色は点滅といったようにピカピカと変わるのではなく、端(ケーブル側)からじんわりと7色に変わっていきます。見た目と色は派手なのですが、色の移ろい方を工夫(?)することで、実際にはそこまで派手さは感じませんでした(手を置けば隠れる部分でもありますので)。

スクロールホイールなども、中央のラバーパーツ以外は色が変わっていきます。

Aukey KM-C1

カーソル動作が大きく変わる!DPI調整を試してみた

先ほど写真で紹介したDPI(解像度)調整ボタン。機能としては、簡単に説明すると「マウスカーソルの動き方(軌跡の速さ)を変更するもの」となっています。

光学式マウス(マウスの底にボールが埋め込まれていないもの)は、底部に配置されたセンサーを用いて接地面を画像のように捉えており、解像度を変えることでマウスの実際の動いた距離と画面上でマウスカーソルが動く大きさを変更することができます。

ちなみにこのゲーミングマウスでは、DPIは4種類(1000DPI/1600DPI/2400DPI/3200DPI)での調整に対応。ボタンを押す毎に高い解像度(1000DPI→1600DPI→2400DPI→3200DPI→1000DPI→……)へと変わっていきます。

体感的にどのくらい変わるものなのかが気になったので、こちらは実際にマウス側で同じ操作(円を描く)をしながら、順番にDPI解像度を変更してみました。その様子が以下の動画。

手の位置を固定して、ほぼ同じ動きでマウスを操作していますが、DPI調整を行なうことでカーソルの動き方が大きく変わっていることがはっきり確認できると思います。

操作中に不要に触れてしまうとストレスも感じそうなこのボタンですが、配置はスクロールホイールの上。意識して指を動かさない限り、マウス操作中に指が触れてしまう可能性はかなり低いでしょう。

最後に

ゲーミングマウスというとユーザーの大部分は強いこだわりをもって選ぶ製品という印象があり、正直なところはじめは舐めてかかっていた部分も。

ただ実際に触ってみると操作のしやすさ、DPI調整など細かい機能がきちんと盛り込まれており、しっかり使える製品であると感じました。

2016年5月7日時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は1,499円(税込)。価格もかなり安く、購入もしやすいといえますね。

本体サイズがややおおぶりなので、操作スペースにある程度の余裕が必要なこと(DPI調整機能である程度はなんとかなりますが)。そしてデザインに派手さはあるので、好みによる合う・合わないがあること。

このあたりの要件が合うのであれば、ゲームユーザーはもちろんのこと、そうでないけどマウスが欲しいといった方にも十分オススメできる一品といえるでしょう。