Aukey PB-N36

モバイル関連アクセサリーを幅広く展開するブランド Aukey より、MicroUSBコネクタとLightningコネクタ、2種類の入力ポートを備える大容量モバイルバッテリー PB-N36 を提供いただいたのでレビューしてきます。

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今回提供いただいた PB-N36 は20,000mAhという大容量と入力端子として2種類のコネクタを搭載した点が特長鳴るモバイルバッテリー。最近のAndroidハイエンドモデルに多く搭載されているQualcomm社の急速充電規格 QuickChargeには対応していないものの、自分が使っているスマホのケーブルをそのまま使い回しできるように設計された製品です。

Aukey PB-N36

パッケージにはモバイルバッテリー本体のほか、MicroUSBケーブル、説明書・保証書が同梱されています。Ligntningケーブルは入っていない点はやや注意が必要かもしれません。

Aukey PB-N36

現在展開されているカラーはブラック1色のみ。本体材質はプラスチックですが、バッテリー容量が20,000mAhとかなり大きくなっており、重量も約385gと重め。手に持つとずっしりとした重みが感じられます。ただし同程度の容量を持つ他社製品を見てみると、そのほとんどは重量が400gオーバー(金属を使っていると500gオーバーも)となっており、容量の割には比較的軽いといえます。

Aukey PB-N36

表面中央には ”AUKEY” のロゴが刻印されています。表面はややザラザラとした質感になっており、指紋や皮脂汚れは付着しづらいよう工夫が。モバイルバッテリーの場合、スマホほどでは無いものの手で持つ(指で掴む)頻度が多い製品であるだけに、こういった「汚れが付きづらい(目立ちづらい)」といった設計はうれしいところ。

Aukey PB-N36

本体は正面向かって左の側面に端子類などが配置されています。下の写真の左型より順に 出力用のUSBコネクタ①、LEDライト、出力用のUSBコネクタ②、入力用のMicroUSBコネクタ、入力用のLightningコネクタ と並びます。

Aukey PB-N36

一方手間や奥、右側の側面には特に何も配置されていません。

Aukey PB-N36

Aukey PB-N36

裏面には製品の仕様が刻印されています。

Aukey PB-N36

モバイルバッテリー本体の操作や状態確認に用いるのは表面左側に配置されたボタン1つのみ。こちらのボタンを長押しすることでLEDライトを点灯させたり、点灯する色によってバッテリー残量を確認したり、といったことができるようになっています。

Aukey PB-N36

こういった大型のモバイルバッテリーは少し使用した程度ではなかなか残量がゼロにならないため、LEDライトを搭載して懐中電灯代わりとして使用できるよう設計されているととても便利です。ライト自体も他社製品に搭載されているLEDライトよりやや明るめに感じました。

Aukey PB-N36

出力ポートに関しては出力電圧が5Vで固定。出力電流は1ポート最大2.4A、2ポート同時仕様の場合だと合計で最大3.4Aとなっています。QuickChargeのように急速充電が行えるわけではありませんが、スマートフォン〜タブレットまで、現在主流となっているハイエンドモバイル機器に対して幅広く使える仕様といえるでしょう。

Aukey PB-N36

Aukey PB-N36

なおモバイルバッテリー本体の充電(ゼロ〜満充電まで)に必要な時間はおおよそ11時間程度。(種類こそ異なるものの)2つの入力ポートを搭載するので、試しに2本同時に接続しての充電も試みてみたものの、充電に要する時間はほとんど変わりませんでした。

大容量のモバイルバッテリーを使う上では一度充電しておきさえすれば長く使うことができるものの、充電にどの程度の時間が必要か(例えば寝る前に充電をセットして、朝起きた際に充電が完了しているか、していないか)は大きな問題。そういった意味では入力方法(ケーブルの種類)は幅広く対応するものの、充電速度に関してはもう一工夫欲しかったように思います。

2016年1月1日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は3,499円。ちょうどこの前後の価格で他社製品も多く見かけられますが、20,000mAhという容量を1つの筐体に詰め込んだ製品としては重量は軽めになっています。バッテリー自体の充電は毎日こまめに行なう(充電速度はそこまで気にならない)けれど、万が一にも備えて大型のバッテリーを常に持ち歩きたい、といった方にはオススメできる製品だといえるでしょう。