AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

大容量モデルのコンパクト化が進むモバイルバッテリーですが、その多くは縦横サイズが重視された印象で、厚みだけは2cm近くあることが多いです。

普段使用するバッグによっては厚さによる嵩張りが邪魔になることもありますよね。私自身も最近よく使用しているSamsoniteのPCバッグで外出する際は、以下に薄いものを選べるかがポイントになっています。

そんな中で購入してみて、あらためて紹介したいと思ったのが「Anker PowerCore Slim 5000」です。

特徴は「シンプルで薄い」「一緒にしまったものを傷つけない」を備えた “薄くてやさしい” こと。用途によってはかなりビビッとくる製品であること、間違いナシの一品です。

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あらためて今回レビューしていくのは「Anker PowerCore Slim 5000(型番:AK-A1250011)」。

本体カラーは1色(ブラック)のみの展開となっており、私はAmazon.co.jpにて2,299円(税込)で購入しました。

パッケージにはモバイルバッテリー本体のほか、スベスベ質感の布を用いたキャリングポーチ、MicroUSBケーブル、説明書・保証書類が含まれます。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

最近のモバイルバッテリーが採用する外装素材は大きく「高級感を意識した金属」「軽量性を意識したプラスチック」のいずれにわかれますが、このPowerCore Slim 5000が採用しているのはシリコンです。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

外観はつや消しが施され落ち着きがあります。ちなみに天面は特にシリコン感が強め。角に「ANKER」のロゴマーク、そして斜線が立体的にデザインされています。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

搭載するポートは入力用のMicroUSB端子がひとつ、出力用のUSB端子がひとつ。対応規格は入出力ともに5V/2Aで、出力端子はAnker独自の給電制御技術「PowerIQ」をサポート。ただしQuickChargeを始めとする急速給電規格はサポートしていません

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

先ほどの一面以外は、特に端子やボタンは配置されていません。ぐるりと一周確認すると、モバイルバッテリー本体の形状はかまぼこ型であることがわかります。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

底面は天面とは素材感が異なるものの、こちらも光沢を抑えたマットな仕上り。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

外寸は【126 × 64 × 10 mm】、重量は【118 g】となっており、手にとって見るとスリムでコンパクト、かつ軽さを感じます。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

サイズ設計はiPhone 6/iPhone 6s/iPhone 7が意識されており、5インチサイズのSony Xperia X Performanceよりもさらに小型。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

参考までに質感&デザイン設計、および入出力ともQuickCharge2.0規格をサポートすることからずっと気に入って使っているPowerCore+ 100050と比べたのが以下の写真。厚みを大きくカットしたことが鮮明に伝わってきますね。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

厚みを削った代償としては、バッテリー容量がおおよそ半分に。また縦横のサイズ(フットプリント)も大きくなっています。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

側面のインジケーターランプは3つ。点灯色は白1色で、給電中および充電中のバッテリー残量はランプの点灯数で通知する設計です。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

外装にシリコンを用いたことによるひとつめのメリットは、スマホと重ねて持った際に滑りづらく、グリップしやすいこと。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

またAnkerではシリコンを用いたことのメリットのひとつを「(モバイルバッテリー側に)傷がつきにくい」としていますが、むしろそれ以上に私が感じている魅力は「一緒に使う製品“を”傷つけにくい」ことです。

充電するデバイスと重ねて、片手て持った場合でも、互いの外装を傷つけ合うことがありません。ケース未装着でスマホを使っている方には、とくにうれしいポイントでしょう。

AK-A1250011 Anker PowerCore Slim 5000

気になる点も挙げておくと、主に2つ。外装にほこりやゴミが付着しやすいこと、QuickChargeのような急速の充電・給電はできないことくらいです。

後者についてはiPhoneを意識して設計された製品なので仕方がないかもしれませんが、Androidユーザーにとっては惜しい部分ですね。

なお注意点として、iPhoneを意識して設計された製品ですが、同梱のケーブルはMicroUSBケーブルとなっています。iPhoneで使う場合は別途Lightningケーブルの準備が必要ですよ。

さいごに

5,000mAhのバッテリー容量は2017年3月時点で決して大きいものではありませんが、それでもスマホを1~2回充電するには十分。その上で携帯のしやすさ(薄さとやさしさ)が最大のウリな製品です。

またネガティブに捉えやすい控えめなバッテリー容量ですが、見方によっては「バッテリー容量が大きくない=急速充電非対応でも数時間で充電できる」とも捉えられます。

例を挙げれば、ブリーフケースやPCバッグなど、さほどマチ幅のないバッグに入れて毎日持ち歩くモノとしては、かなりオススメかな、と。

2017年3月6日(月)時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は2,299円(税込)。外出時のスマホ充電は1日1回できれば十分、なんて方にはぴったりハマること間違いナシな一品になっています。