ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

Microsoft Lumia 950 XL用に購入したShineZoneのガラスフィルム。はじめのうちはまだ良かったのですが、使い続ける中で少しずつ縁に見られる数カ所の浮きが気になるようになってきたので思い切って別のフィルムに張り替えることに。Lumia 950 XLはディスプレイのカバーガラスに硬度の高いCorning Gorilla Glass 4 を採用していることから、敢えて一般的な(PET系素材の)液晶保護フィルムを試してみようか?と考え始めました。

そんな折り、これまでもフィルムの作成などで多々お世話になっているスマートフォン関連アクセサリー取扱店Vis-a-Vis(ビザビ)より「ぜひ商品を試してみて欲しい」ということでLumia 950 XL用のアンチグレアフィルムを提供いただきました。今回はこのビザビ製液晶保護フィルムをレビューしていきます。

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OverLay Plus for Lumia 950 XL の紹介

ビザビでは現在「OverLay Brilliant(高光沢/グレアタイプ)」「OverLay Plus(低反射/アンチグレアタイプ)」「OverLay Magic(キズ修復・防指紋タイプ」「OverLay Eye Protector(ブルーライトカットタイプ)」といった性質の異なる複数種類の保護フィルムを展開しています。そんな中今回提供いただいたのはアンチグレア(つや消し)タイプのOverLay Plus。ちょうどこの年初より発売されている製品です。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

ビザビ製のフィルムは同梱物がフィルムのみと非常にシンプルな構成になっています。そのためフィルムを貼り付ける際にディスプレイを掃除するためのクロス類(ウェット/ドライ)などは別途自分で用意する必要があります。下は実際のフィルム。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

これを早速ディスプレイに貼り付けていきます。こちらは保護フィルム貼り付け前の Lumia 950 XL。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

こちらが貼付け後。一見遠目での印象はそれほど変わりませんが、ディスプレイガラスへの映り込みが目立たなくなっていることがわかります。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

Lumia 950 XLはディスプレイ上部に赤外線センサー、受話口、近接センサー、通知用のLEDランプ、フロントカメラなど多数の機器が配置されていますが、それぞれ個別にドンピシャな位置で開口が設けられています。このように個別に多くの開口が必要な場合、ひとまとめに大きく避けているフィルムはよく見かけられますが、そこを敢えて丁寧に仕上げているあたりに好感を抱きます。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

また貼り付けた際の余白もかなり狭く、使っていてディスプレイに直接衝撃が加わる可能性はかなり低そう。縁ギリギリまで攻めるサイズ感はまさにビザビのフィルムならでは、といったところ。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

ここ最近はいずれの機種においてもガラスフィルムを最優先して探し、購入・貼り付けることがほとんどでしたが、このサイズ感と丁寧なつくりを見ているとビザビの保護フィルムのよさを改めて感じさせられます。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

画面を点灯させてみても視認性は問題なく、とてもよい感じ。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

グレア(高光沢)タイプとアンチグレア(低反射)タイプは人によって好みが分かれるところですが、個人的には小さなキズの目立たなさを重視したい方にオススメしたいのはアンチグレアタイプ。一方指紋や皮脂汚れを定期的に拭きとって都度きれいに保ちたい、といった方には、より汚れの拭き取りやすいグレアタイプがよいと思います。

おまけ:液晶保護フィルムの張り方について

元々液晶保護フィルムの貼り付けはかなり苦手(器用ではない)としていたのですが、回数を重ねるうちに自分なりにコツらしきものがつかめてきたのか、きれいに貼り付けられる確率が上がってきました。正直今回 Lumia 950 XL に貼り付けた際も上出来と我ながら満足しています。

せっかくなので参考までに、私がPET系素材の液晶保護フィルムを貼り付ける際に意識するようになったことをざっくり紹介しておきます。

まずは位置をきちんと合わせる

液晶保護フィルムを貼り付ける上で大きなポイントとなるのは「貼り付ける位置決め」と「ホコリやゴミを挟まず手早く貼る」ということ。このうち貼付け時に優先して考えるようにしているのは前者の「貼り付ける位置決め」です。PET系素材のフィルムは柔らかく、貼付け後に角や端だけ目部分的にめくることが可能であることから、まず一度貼り付け位置を決めて貼ってしまうようにしています。

そして、そこからディスプレイガラスと保護フィルムの間に挟まっていることが確認できるホコリやゴミを確認し、その位置に沿ってフィルムをめくる→ゴミ取りシールやセロテープで除去していく、という方法が比較的容易だと思います。

めくる際はフィルムへのダメージを最小限に

一方PET系素材はその柔らかさから扱いを雑にすると折れ曲がり縁が浮いてしまうということも。なので貼り付け(位置決め)後は如何にフィルム自体を痛めずにめくり、なるべく少ない回数でゴミ取りを終わらせるか?を考えます。

私はフィルムをめくる際にはフィルム端にセロハンテープを貼り付け、それを掴んで浮かせるようにしています。爪を隙間に差し込んでめくろうとすると、それこそ縁を折り曲げてしまう可能性があり(過去に何度か経験あり)、これよりはセロハンテープを用いるほうが安全・安心です。セロハンテープを使ってフィルムをめくる際は、セロハンテープを外側方向に引っ張りながら上へと持ち上げます。こうすると比較的簡単にフィルムをめくり上げることが可能です。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

またセロハンテープを貼り付けるときはなるべく開口のない場所を選ぶようにしています。例えば今回のLumia 950 XLであれば、ディスプレイ上部は開口が5箇所。右にも左にも設けられています。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

一方ディスプレイ下部はマイクの穴が左に1箇所のみ。そのため今回は必然的に右下を選ぶことにしました。開口がある場所に貼り付けてしまうとそこの縁が浮いてしまうというリスクが新たにでてきてしまう(これも何度か経験あり)ので、なるべく平らな部分にセロハンテープを貼り付けてめくるのがベターといえるでしょう。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

さらにこのセロハンテープを剥がす際も縁側でなく、ディスプレイ中央側より剥がすよう心がけています。とてもちょっとしたことですが、こういったことを意識するようになってから「フィルムがきれいに貼れた」と思える頻度が確実に多くなりました。

ビザビ ミヤビックス OLMSLUMIA950XL/9

最後に私なりのフィルムの貼り方を整理しておくと、手順としては以下のとおりになります。

  1. ウェットクロス(汚れ落とし)→ドライクロス(乾拭き)→ブロワー(ゴミ除去)の順にガラスを掃除する
  2. 貼り付ける位置決めを優先し、ディスプレイガラスに保護フィルムを貼り付ける
  3. ゴミやホコリが挟まっていれば、保護フィルム端からセロハンテープでめくり上げ、挟まったものを除去する

この方法だとフィルム貼りの有効手段としてよく聞く「お風呂で貼り付ける」といったことをしなくてもしっかりと貼り付けられる可能性は高いと思います。以下に私自身が特に好んで使用しているウェットクロス、ドライクロス、ブロワーも参考として紹介しておきますので、保護フィルム貼りがどうしても苦手、という方はよろしければぜひ参考にしてみてください。

最後に

今回ビザビより提供いただいた Lumia 950 XL 用の液晶保護フィルム OverLay Plus(低反射タイプ)は、2016年1月9日時点だとビザビ公式オンラインストアAmazon.co.jpなどで980円で取り扱われています。これまで他機種用の保護フィルムでも感じられた縁ギリギリまで攻める絶妙なサイズ感はこのLumia 950 XL用製品でも健在。加えて開口もひとつずつ丁寧に加工されています。

個人的には特別な理由がない限りPET系素材の保護フィルムは文句なくビザビ製一択と考えていましたが、今回久しぶりに使ってみて、改めてその魅力が強く感じられました。この機種に限らず、液晶保護フィルム選びに困ったら、個人的にはぜひビザビ製品を探して試してみることをオススメします。