スウェーデン・ストックホルム発のライフスタイルブランド Sudio(スーディオ)よりイヤホン「Sudio VASA(スーディオ・ヴァーサ)」を提供いただきましたので、レビューしていきます。
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今回提供いただいた Sudio VASA は同社Sudioブランドで現在取り扱う有線イヤホン(全3種類)の中では最上位の性能を有するハイエンドモデル。本体カラーは4色(Rose Gold Black/Rose Gold White/Blue/Pink)、そしてリモコンが2種類(iOS用/Android用)用意されており、今回は BlueのAndroid用モデルを提供いただきました。
”スウェーデン” や ”北欧” というとモノを問わず「洗練されてオシャレなデザイン」というイメージが個人的には強いですが、このSudio VASAも例外ではなく、パッケージから既にシンプルさ、そしてそれでいてスタイリッシュな印象を受けます。
パッケージのフタはマグネットで固定されており、本のように開きます。中には箱が2つ。
上段に格納されている ”SUDIO VASA” と書かれた箱にはイヤホン本体が収納されています。
一方下段に格納された箱の中には本革製のケース、取り換え用のイヤーパッド、金属製のケーブルクリップ、そして説明書。
パッケージに同梱されているものを全て並べてみました。
取り換え用のイヤーパッドははじめにイヤホン本体に取り付けられているものの予備も含め、全4サイズが同梱。インナーイヤータイプのイヤホンはイヤーパッドのサイズによって装着感が大きく変わり、サイズが合わないと簡単に外れてしまうことも。一方大きすぎても耳の穴が内側から圧迫されるため気持ち悪さを感じることがあります。そういった意味で、パッケージに細かくサイズ別に設計されたイヤーピースが同梱されていることはありたがいところ。
本革製のケース。イヤホンに合わせて鮮やかなブルーに染められていますが、色味がまたおしゃれです。
表面には Sudio のロゴが刻印されています。
背面も鮮やかなブルー。白い糸で施されたステッチも粗さはなく、簡単にほどけてしまうことはなさそう。
フタはスナップ式のボタンで固定します。また用いられている革ははじめからある程度柔らかく加工されており、使い始めたばかりの段階でもイヤホンは楽に収納可能。
ケース内側の床面はきれいに染まっているだけでなく、指ざわりもかなり柔らかめ。Sudio VASA自体はそこまで傷つきなど外からのダメージを気にする必要はない製品ですが、このケースを利用することでより長く使うことができそう。
手に持ったサイズとしては、よく道で配られている携帯灰皿を縦に少し引き伸ばしたくらい。
内側に大きなマチは設けられていないため、イヤホンを収納する場合はケーブルをけっこうきっちりと巻いてあげる必要があります。これくらいのほうが持ち歩く際に邪魔にならずによさそうです。
こちらが VASA本体。オーディオプラグはL字型ですが、プラグの付け根にやや高さが足してあるため、ケースを装着したスマートフォンなどでも差し込みはしやすい設計に。ケーブルはフラットタイプのいわゆる”きしめんケーブル”。ケーブルストラップも2つ付属しており、しっかり巻いてあげれば省スペースで収まり、かつ使用するときも絡まりずらくなっています。
右耳用・左耳用を意味するマークはハウジング下のケーブル裏面、外側からは見えない位置にプリントされています。
ハウジングのデザインはかなりシンプル。イヤホン自体はゴロッとした丸みのある形状でかわいらしいのですが、ゴールドのパーツがワンポイントになっており、全体的におしゃれな印象です。
イヤーピースを取り外してみると、中まで完全にゴールド。イヤーピースを取り付ける箇所に突起などは設けられていませんが、イヤーピース側の差し込み部分がかなり細い作りとなっており、イヤホン着脱時などにイヤーピースが外れてしまう心配は感じません。逆にいうと、使うイヤービース自体にこだわりがあっても、サードパーティ製のものがうまく合うかは少し微妙なところかもしれません。
肝心な音に関してのファーストインプレッションはまずクセがほとんどなく、万人にうけやすそう(使いやすそう)ということ。具体的には高温域、中音域、低音域すべてのレベルが比較的フラットに近い印象です。
しいていてばよりはっきりと聴き取れるのは中音域。イヤホンやヘッドホンを使う際、私自身はまず楽器(特にドラム)の音を確かめ、その後にボーカルの歌声などをいくつかのジャンルでチェックしていくのですが、VASAに関してはドラムだとスネアがかなりきれいに聴こえます。ヘッドを叩いた時の弾ける音、そしてスナッピーのシャリシャリとした金属音はかなりクリアに耳に伝わってきます。
一方低音域や高温域はクセがない分、人によってはやや退屈に感じてしまうこともあるでしょう。よくいえば「クセがなく選びやすい」、悪くいえば「クセがないので人によってはやや退屈かも」といった感じです。ただあくまで定価が10,000円程度する製品としてのバランスの良さなので、安いイヤホンと比較するとやはり音の良さは感じられます。
それとひとつ、使っている中で気になったことがタッチノイズ。ケーブルはフラットな形状のものが使われていますが、徒歩での移動中などに付けていると結構タッチノイズが気になります。シュアがけするなど工夫することでだいぶ低減することは可能ですが、耳の穴をがっちり塞いでしまうインナーイヤー構造であることからも、動いていない状況で使うほうがより音の良さを感じられるといえるでしょう。
なお今回Sudioのご好意により、Sudioの公式サイトでイヤホンを購入する際に使える15%オフのクーポンコードを発行していただいています。有効期限は2016年3月31日までです。有効期限が無期限に延長されました(2016年9月20日修正)
Sudioでは商品の発送元が海外となっており、商品価格と送料の合計額(課税価格)が16,666円以下になることから、消費税が免税として計算されます。そのため今回発行いただいたクーポンを使わずとも8,720円で購入が可能です。
そしてクーポンコードを適用すると、ここからさらに15%オフが適用され、7,412円と大幅に割引された価格で購入数することができます。
個人的には7,000円台で購入できるのであれば、十分購入を検討する選択肢に含める価値はあるかと思います。他社製品ではより低音や高音にポイントをおいた製品もあるので、実際には自身の好みで選ぶことをオススメしますが、ジャンルをあまり選ばず万能に使いやすいイヤホンが欲しい(あるいはデザインにもこだわりたい)といった方にはよい選択肢であるといえるでしょう。
なおVASAシリーズには現在、Bluetoothを用いてワイヤレス接続で使用できるイヤホン「VASA BLÅ(ヴァーサ・ブロー)」も展開されています。こちらは左右のイヤホンを首の後を通したケーブルで繋ぐ形となっており、装着した状態で動いてもケーブルが気になる心配はほとんどないでしょう。先に書いたタッチノイズの件もあるので、移動中もノイズを気にせず使いたいといった方にはこちらのほうがオススメかもしれません。
価格はVASA BLÅのほうが3,000円程度高いものの、今回発行いただいたクーポンコードはこちらでも使用可能。前述の免税分とクーポンによる割引分を含めると10,000円弱での購入が可能です。
VASA製のイヤフォンを購入する際には便利に使えるクーポンですので、購入予定がある方はぜひ活用いただければと思います。