SoundPEATS M20

中国・深センに本社を置き、主に有線・無線のイヤフォンやスピーカーといった音響関連製品の展開するSoundSOUL infomation technologyより、同社ブランドSoundPEATS(サウンドピーツ)のイヤフォン M20 を提供いただきましたのでレビューしていきます。

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Sound PEATS M20は密閉型インナーイヤー構造のイヤフォン。同梱物はイヤフォン本体とサイズの異なる付替え用のイヤーピースが2組。ケーブルはフラットケーブルが用いられており、比較的絡まりにくくなっています。

SoundPEATS M20

ハウジングは削り出しのメタル素材。右左両方にSoundPEATSのロゴがデザインされています。

SoundPEATS M20

ハウジングの形状は比較的すっきりとしており、装着していても重みや違和感は感じません。

SoundPEATS M20

イヤーピースははじめから取り付けれられているものも含めてS/M/Lの3サイズが付属。中央の赤色が差し色になっています。

SoundPEATS M20

左耳のイヤフォンケーブルをたどると、小さなリモコンが付いています。ボタンはひとつのみとなっており、このボタンを押すことで音楽を再生/一時停止することが可能。またこの部分にはマイクも内蔵されており、例えばAndroid OSを搭載したスマホに挿した状態でボタンを長押しすると、音声による連絡先の呼び出しの後にそのまま発信・通話といった使い方をすることもできます。

SoundPEATS M20

肝心の音について一番印象に残ったのは、中高音がかなり耳に残る(突き刺さる)ということ。音の聴こえ方としては中音>高音>低音の順には繊細に聴き取れるといった感じで、中高音に比べると低音はかなり弱め。よい意味で極端な音の偏りがなく、比較的人を問わずに聴きやすいイヤフォンといえます。

そのぶん、普段から低音をしっかりと鳴らしてくれるイヤフォンを使っていると物足りなさはあるかと思います。ただ、だからといって別に”低音が雑”なわけではなく、再生される音をしっかりと調整し(高音、中音、低音の優先順位をしっかりと考えて)音作りがされているといった印象です。もう少ししっかりとエージングを行うと、また聴こえ方が変わってくるかもしれません。

ちなみにケーブルの長さは約1.2mとなっており、身長が180cm弱の筆者が手に持ったスマホに接続して使ってみてもケーブルの長さにはやや余裕があり、移動中などもストレスなく使用することができます。移動中に使用してみるとタッチノイズはそれなりに感じましたので、気になる場合は耳の後ろからイヤフォンをまわすシュアがけをすることをおすすめします(これだけでだいぶタッチノイズは防げました)。

なお2015年9月23日時点では、Amazon.co.jpにて1,999円という価格で取り扱いされており、この安さを含めてみてみるとコストパフォーマンスはかなり高いといえるでしょう。

密閉型インナーイヤー構造のイヤフォンは人によって合う・合わない(好き・嫌い)がわかれることから万人にオススメとまではいえないものの、価格の安さ重視でイヤフォンを選ぶのであれば、ぜひ一候補として選択肢に入れても損はない製品だと思います。