Sudio Vasa BLÅ

北欧のライフスタイルブランド Sudio(スーディオ)が展開するイヤホン Vasa(バーサ)シリーズ。以前このブログでも有線モデルをレビューしており、その際にはカジュアルなデザインとバランスの取れた音が魅力のイヤホンだと感じました。

そんなSudioより、今回新たにワイヤレス接続タイプのイヤホン Vasa BLÅ(ヴァーサ・ブロー) を提供いただきました。今回、実際に1ヶ月ほど使ってみたので、その感想をレビューしていきます。

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パッケージ・外観デザイン

今回レビューしていく Vasa BLÅ は、以前レビューしている Vasa の無線モデル。基本的なデザインは変えず、その上でBluetooth対応機器とワイヤレスに接続することが可能になっています。ワイヤレス使用(=耳に重さがかかる設計)を考慮したわずか14gという軽量さも大きな魅力となるイヤホンです。

パッケージデザインはVasa同様、清潔感のある白ベースのシンプルデザイン。ここに2つの内箱にわけられて、内容物が収納されています。

Sudio Vasa BLÅ

パッケージに含まれているのはイヤホン本体の他、充電用のUSBケーブル、本革製のポーチ、付替え用のイヤーピース、ケーブル固定用のクリック、説明書。

Sudio Vasa BLÅ

前回レビューした有線モデルではブルーのイヤホン本体+ブラックのイヤーピースというコンビネーションであり気になりませんでしたが、今回のようにイヤホン、イヤーピース、ポーチと白ベースで統一されていると、USBケーブルも白に揃えられればよりベターな感じがしました。

とはいえ全体的にはパッケージ同様、シンプルで質の高さが感じられるデザインとなっています。

こちらがVasa BLÅ。ケーブルもVasa同様のフラットケーブル(きしめんタイプ)。ワイヤレスモデルの場合は左右のイヤホン間をケーブルが結ぶのみの設計であり、ケーブル長も53~54cmほどと必要最低限+αに収まっています。そのため本体だけ見ると、かなりスッキリとした印象です。

Sudio Vasa BLÅ

フラットケーブルということで面が広く、ホワイトカラーの場合は黒地で「sudio VASA BLÅ」の文字が大きめにプリントされています。

Sudio Vasa BLÅ

左右のイヤホン間には2つ、外装を樹脂で形成されたパーツが配置されています。

Sudio Vasa BLÅ

円柱のように丸みを帯びた方には音楽再生の操作やVasa BLÅの電源、Bluetoothペアリング機能を呼び出すためのボタンを配置。シリコン樹脂のような材質で形成されており、ボタンの押し心地はソフト。またマイクも内蔵されており、スマートフォンとの接続中はVasa BLÅで通話も可能です。

Sudio Vasa BLÅ

一方、四角柱のように平らな面のあるデザインとなっているほうにはワイヤレス接続タイプのイヤホンにとって欠かせないバッテリーを内蔵。サイズは実寸で幅約5cm、高さが約1cm程度と非常にコンパクトであるものの、このサイズで最大8時間の連続使用にも対応しています。

Sudio Vasa BLÅ

こちらは外装がプラスチックのような硬さのある樹脂素材で形成。充電用のMicroUSB端子を隠すカバー部のみ、シリコンのような柔らかい素材が採用されています。カバーはしっかりと固定されており、着脱によって紛失する恐れはありません。ただ素材がやや柔らかすぎて、劣化が早そうな点はやや心配も。

Sudio Vasa BLÅ

なお操作ボタンを搭載した側にはLEDランプも内蔵されており、充電中には赤色、充電完了時は青色に点灯するようになっています。またスマートフォン等とのペアリング中かつ音楽再生が停止している際なども、電源が入っていることを伝えるためにランプが点滅。ワイヤレスイヤホンにとって重要になるバッテリーの使用状況なども、視覚でわかりやすい設計に。

Sudio Vasa BLÅ

こちらはイヤホン本体。ホワイトカラーの場合はホワイトとゴールドのコンビネーションデザインとなっています。本体は丸を多様したゴロリとしたデザインで、色も併せて女性でも手に取りやすいデザインでしょう。

Sudio Vasa BLÅ

Sudio Vasa BLÅ

また交換用のイヤーピースも全5サイズ分が付いており、サイズ面でも選びやすくなっています。

Sudio Vasa BLÅ

イヤーピースを外したところ。

Sudio Vasa BLÅ

イヤホンのスピーカー部にはイヤーピースの外れを防止する突起(返し)は特に設けられておらず、ほぼ直線的に伸びています。イヤーピースが簡単に外れてしまうことは決してないものの、サイズを交換する際は差し込みにややコツが必要です。

Sudio Vasa BLÅ

Sudio Vasa BLÅ

実際に1ヶ月使用してみて

今回レビューにあたり、実際に1ヶ月ほど使ってみて感じたことを「音の印象」と「イヤホンとしての使用感」の2つのポイントで紹介していきます。

音の印象

1ヶ月使用してみて、最終的な印象として感じたのは中音域が一番きれいに聴き取れるということ。とはいえトータル的には低音域から高音域まで、全体的にバランスが取れている印象。よくいえばクセの無く、言い方を変えれば味が薄い。クセがなくより多くの人に使いやすいという意味では、この点が Vasa BLÅ の最大の魅力でしょう。

打楽器の弾む感じ、あるいはスネアドラムのスナッピー(ワイヤーの金属音)のシャリシャリ感はかなりしっかりと聴こえます。ただ一方でシンバルなど、一部の金属音は耳に刺さるような強さを感じることも。

低音域はかなり控えめ。音圧もそれほどなく、迫力にはやや欠けます。が、その分、装着感も含めて長時間の使用にも耐えられる、疲労感の感じにくい設計だと感じました。

ちなみにパッケージを開封後、最初に使った際の印象は音のシルエットが全体的にぼんやりとしており、かなり残念なものでした。ただエージング(慣らし運転)を1日程度行なってから再び使用し始めたところ、これが一変。それぞれの音はかなりくっきりと聴こえるように。

この点は以前、有線モデルを使っていた際にはあまり感じなかったポイントです。ただ少なくともこの無線モデルに関しては、エージングの有無(使用時間の長さ)で驚くほど露骨に音の聴こえ方が変わります。

気になって購入してみたけど残念な音だった、とすぐに悲しまず、少し長い目で使い続けてみてほしい製品です。

イヤホンとしての使用感

フラットケーブルということで向きを揃えて巻き取りやすいこと、ケーブルにクセがつきにくいことは、実際に持ち歩いていてもかなりの扱いやすさを感じました。

一方で平らな部分の面積が広いフラットケーブルならではの特性もあり、一般的なケーブルと比べると、接触時のタッチノイズはやや気になる印象。これは有線モデルでも感じたことです。

ただし有線モデルに比べるとそもそもケーブルの長さが短いということ、首の後ろを通るということ、があり、ノイズはかなり軽減されたようにも。徒歩での移動中も装着したい、なんて場合は有線モデルよりも断然、無線モデルを選ぶことがオススメです。

ちなみに有線モデルの際はシュアがけ(耳の上から後ろを通してイヤホンをかける方法)をすることでタッチノイズを大きく低減することができましたが、この無線モデルではシュアがけをすることで中途半端にケーブルが余ってしまい、逆効果に感じました。

余ったケーブルがゆさゆさと揺れる感じは装着感としてもよくはない印象であり、個人的にはこのモデルであればシュアがけはしないほうがよいように思いました。

なお無くなってしまうとイヤホンとして機能しなくなってしまう大切なポイント「バッテリー保ち」に関しては、メーカー側で謳っている最長8時間の連続使用が日々できるとはいえないものの、予想以上にバッテリーが長持ちするという印象でした。

8月31日までキャンペーンを開催中

Sudioでは今月末の2016年8月31日(水)まで、サマーキャンペーンと題したプロモーションを開催中。Sudio公式サイトからのイヤホン購入にあたり、ふたつの特典がついてきます。

特典①:オリジナルトートバッグがもらえる

期間中にSudio公式サイトからイヤホンを購入すると、もれなくSudioのロゴがプリントされたオリジナルトートバッグがもらえます。

Sudio Vasa BLÅ

私は今回のレビュー品を送ってもらう際に同梱していただいたのですが、おまけということで(失礼ながら)一枚物を縫い合わせたペラペラのものを想像。ただ実際にはそこそこ摩擦にも強そうな記事と、そして取っ手の内側に小さなポケットがひとつ。

寸法は実寸で高さ約38cm x 幅約33cm。底部分のみ約8cmのマチ付きです。気持ち程度の伸縮性もあり、見た目以上にたくさん荷物が入ります。

もともと自社製品のデザインもオシャレなだけに、日常使用から買い物用のサブバッグとしてまで、幅広く使いやすいものに感じました。

特典②:商品代金が15%オフに

またこのサマーキャンペーン中には、注文時にクーポンコード【SudioSummerJP15】を入力することで、商品代金から15%の割引も適用されます。

仮に今回紹介しているVasa BLÅであれば、通常価格が13,480円(税別)のところ、11,458円に。ちなみに発送は海外からとなりますが、個人輸入扱いの場合は商品代金・配送料・その他保険料などの合計額が16,666円以下であれば消費税は免税扱いとなります。

上ではあえて税別と書きましたが、クーポンを使えば最上位モデルのVasa BLÅでも、実際にかかる費用も変わらず11,458円で購入できるわけですね。

クーポンコードはVasa BLÅに限らず全商品に対して使うことができるため、有線モデルのVasaが欲しいといった方でも割引を受けることができます。

前からSudioのイヤホンが気になっていた。少しでも安く購入できる機会を狙っていた。こんな方にとってはまさにチャンスといえるでしょう。

最後に

SudioのVasaシリーズを試すのは今回で2度目。有線か無線か、でそこまで違いがあるものだろうかとも思っていましたが、実際に1ヶ月使ってみると思いの外無線モデルのほうが使いやすかったように思います。

音質面でそこまでの違いがなく、その上でケーブルの取り回しを気にしなくてもよい、ということがその最大の理由です。

先に紹介したクーポンコードを使用しての価格ですが、それでもこのデザイン・機能を備えた無線モデルのイヤホンが10,000円強で買えるのであれば、十分、人にもオススメできる内容でしょう。

個人的にはキャンペーンで貰えるトートバッグも使い勝手がよく気に入っているだけに、Sudio Vasaシリーズが気になっていた方はぜひこの機会を利用しておトクに入手してみるのが賢く、よいように思います。

★ Sudioの公式サイトはこちら
SUDIO イヤホン 公式ストア | スーディオ