ROMOSS sofun4jp

外出先でガジェット類を使用する際、誰しも気にすることといえばバッテリー残量。特に最近はスマートフォンの普及もあってモバイルバッテリーを持ち歩いている人も多く見かけます。

ただ私の場合、最近はスマホに始まり、タブレット、ノートパソコン、デジタルカメラと持ち歩くものがかなり増えてきてしまい、それぞれのために複数のバッテリー機材を持ち歩くとカバンの底が抜けるんじゃないか?と思うくらいの重量になるんですよね。

そんな折、小さいくせにスマホからノートパソコンまで(!)充電できてしまうという使い回し抜群で便利なモバイルバッテリーを教えてもらいました。実際に使ってみても快適さが段違いだったので、今回はその製品を紹介します。


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ROMOSS「sofun4」

ということで今回紹介するのがROMOSSの「sofun4」。本体価格は私が購入した時で4,700円ほどでした。

ちなみにこのROMOSSは聞きなれないメーカー名かもしれませんが、正式名称は「Shenzhen Romoss Technology」と言い、本社が中国・深圳にあります。主にノートパソコンやモバイルバッテリーを専門に製造している会社です。

こちらが本体。白とグレーを基調としたシンプルなデザインで、本体正面には電源ボタンとバッテリーの残量インジケーターが配置されています。

ROMOSS sofun4jp

ぐるっと回して見ていきます。左の側面にはmicroUSBの入力ポートとLEDライト。

ROMOSS sofun4jp

背面は白一色で何も配置されていません。

ROMOSS sofun4jp

右の側面にはeUSBという、専用のケーブルを利用することで5V以上の電源も利用できる特殊なUSB出力ポートが搭載されています。

ROMOSS sofun4jp

バッテリーの容量は10,400mAh。最近良く見かける大型のモバイルバッテリーと大きく変わりません。

ROMOSS sofun4jp

正面に配置された電源ボタンを押すと、その横のインジケーターの点灯具合でバッテリー残量が確認できる他・・・

ROMOSS sofun4jp

電源ボタンを長押しすると、左の側面に配置されたLEDライトが点灯し、懐中電灯としても使用することが出来ます。最近のモバイルバッテリーだと同様の機能が搭載されているものも多く見かけますが、やはり有ると無いでは有ったほうが便利なことに変わりありません。

ROMOSS sofun4jp

大きさに関しても最近のやや大きめのモバイルバッテリーとほとんど変わりません(実寸法:138x62x21.5mm)。下の写真はiPhone5Cと並べたものですが、縦に少し長い程度です。

ROMOSS sofun4jp

厚さはiPhone5Cの2.5〜3台分といったところ。重量に関しても262gということで、ちょうど似たような形状とバッテリー容量のCheero Energy Plus 12,000mAh(275g)とほとんど変わりません。

ROMOSS sofun4jp

なおこのsofun4に搭載されている独自規格eUSBを利用してノートパソコンを充電するためには、専用のケーブルが必要です。一応専用ケーブルと6種類の形状のコネクターが付属していますが、MacBook Airなどに搭載されているMagSafe(あるいはMagSafe 2)などで利用する場合は、それ用のケーブルを別途準備する必要があります。こちらは1本2,000円ほどでした。

ROMOSS sofun4jp

eUSB対応ケーブルということで、USB端子が通常のものとは違うことが分かります。

ROMOSS sofun4jp

ちなみに出力ポート内の端子も、通常のUSB端子とは異なったつくりになっています。

ROMOSS sofun4jp

あとはsofun4のeUSBポートに先ほどの専用ケーブルを繋げて、そのケーブルをMacBook AirのMagSafe端子に取り付ければ、スマホを充電するような感覚でMacBook Airまで充電できてしまいます。これ本当に便利。

ROMOSS sofun4jp

なおもちろんですが、スマホやタブレット、デジカメなどの充電であれば、一般的なUSBケーブルと組み合わせるだけで行うことが可能です。

ROMOSS sofun4jp

充電可能な量と所要時間

私が使っているMacBook Airは MacBook Air(11-inch, Early 2015) です。これをバッテリー残量ゼロにした状態で、バッテリーを満充電したsofun4を使って充電してみたところ、74%まで充電することが出来ました。ちなみに所要時間は50分。

sofun4jpのココがいい

なんといってもひとつのバッテリーを持ち歩くだけで、スマホもタブレットもデジカメも、そしてノートパソコンも充電できるという「使い回しの良さ」が便利さを感じる最大のポイントです。

基本的にMacBook Airを持ち歩く際はACアダプターも持ち歩くようにしていますが、乗り物での長時間の移動時など、まれに電源が周りにない状況もあります。そういった際にモバイルバッテリーと兼用できるこのsofun4jpをカバンに忍ばせておくだけで電源の心配が要らなくなるのは結構大きいです。もちろんバッテリー容量自体も10,400mAhもあるので、通常のモバイルバッテリーとしての用途であってもスマホなら2〜3回は充電できます。

sofun4のココがう〜ん

まず使っていて思ったのは、sofun4jpを充電するために結構時間がかかる、ということ。まあ元々これだけ容量の大きいバッテリーだと充電に時間がかかるのは仕方がないのですが、そのあたりがより手軽になるとなお良かったかな、とは思います。

ただそれ以上に残念で仕方がないのが 今現在はほとんど販売されていない(どこも在庫切れ) という点でしょう。元々結構前に出た製品ではあるようなのですが、Amazonや楽天市場をはじめ、インターネット上で調べてみても在庫がほとんど見つかりません。個人的にはモバイルバッテリーと同じサイズでノートパソコンまでも充電できるという点に本当に魅力を感じていて、これ以外のモバイルバッテリーを使う気にならないほどなんですが、それだけ気に入っているだけに買えるところが見つけられなかったのはかなり残念でした。

最後に

ROMOSSの「sofun4」は一般的なスマホからノートパソコンまで幅広く充電することが出来る、とても便利なモバイルバッテリー。大きさもサイズも一般的なモバイルバッテリーと変わらないところが本当に便利。素敵。

最近では新しく出たMacBookがモバイルバッテリーから充電できて便利、という話もよく耳にしますが、同じ感覚で使えるこのsofun4は本当に買ってよかったと思っています。

これだけ使い勝手の良さを感じる製品なので、ぜひ後継機の開発も考えて欲しいところです。ちなみに「sofun4」の他にもバッテリー容量の異なる「sofun6」「sofun9」といったモデルも存在しているのですが、残念なことにいずれも在庫が見つかりません・・・。

参考

ちなみにこのsofun4、私はガジェットショットのキリカ(@kir1ca)さんに教えてもらいました。ガジェットショットではMacBook Proで実際に使用した様子など含めて細かくレビューされていたので、この製品が気になった方は併せてチェックしてみるのが良いかと思います。

ではでは。