PanasonicのLUMIX DMC-CM1とSONYのDSC-QX30を買ってからというもの、ガジェット以外の写真を撮る機会が増えました。その中でも最近特に好んで撮影しているのが食べ物。食事の度に写真を撮影してはFlickrにアップロードするという、新たな習慣が身につきつつあります。今更ですが、ガジェットに限らず、見ていて興味をそそられるものは撮影するのが楽しいものですねぇ。
で、そんなタイミングで運良くご縁をいただいて、昨日、天野実業株式会社(アマノフーズ)主催のブロガーイベントに参加してきました。天野実業株式会社はフリーズドライのブロックタイプおみそ汁で国内シェアNo.1を誇る企業で、今回のイベントの主旨も「主力商品であるフリーズドライ食品の魅力をもっとよく知ってもらう」といったものでした。
気持ち的には試食半分、写真撮影半分、という感じだったのですが、フリーズドライ技術の凄さに感動して、気がついたらひたすら食べていました。具の食感が本当にスゴイんですよ。
記事の目次
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フリーズドライ食品とは何なのか?
イベント冒頭では、そもそもフリーズドライ食品とはなんぞや?ということをまずはおさらい。食べる側からすると「熱湯をかけるだけで食べられる食品」でももちろん正解なわけですが、作り方などの技術的なことについて、分かりやすく説明してもらいました。
まず”フリーズドライ”についてですが、これは名前そのままで、凍らせたまま乾燥させる技術。乾燥というと私がはじめに思い浮かべたのはカップ麺などに入っているかやく類だったのですが、あれは熱乾燥(水分を蒸発させる)という異なる技術なのだそう。
フリーズドライの原理は、食品(とその中に含まれる水分)を凍らせた後、真空状態で乾燥させると、食品に含まれている水分(氷)が溶けることなく蒸発するというもの。もともと水分が入っていた場所がぽっかり穴が空いた状態になり、お湯をかけるとその穴の部分に水分が吸収されて元に戻ります。
食品を凍らせる際には8時間〜2日間、さらに乾燥させる際にも24時間以上という、膨大な時間をかけて作られます。
お湯を沸かして注ぐだけで食べられるため、電気ケトルなどがあれば、食べるまでに必要な所要時間はせいぜい2〜3分。食べる側からすると手間がかからない便利な食品ですが、その手間いらずの状態を実現するために、工場ではその何百倍あるいは何千倍もの手間ひまをかけて作っているわけです。改めて意識してみるとスゴイですよね。
またフリーズドライの特徴も教えてもらいましたよ。
内容としては5つほどあったのですが、気になったのは「栄養成分が損なわれにくい」というところ。特にビタミンCは成分的に残りやすいのだそう。
天野実業さんを代表する商品類はおみそ汁。おみそ汁だけで70種類以上という膨大なラインナップになっています。また同じ具材でも、リーズナブルなものとちょっとリッチなものというように、価格帯をずらした商品もあるとのこと。具材の大きさや切り方などにも、細かなこだわりを感じました。
さらに、その他の商品類も200種類以上。一人暮らしの方などにとってはかなり強い味方になりますね。
いざ実食!味付けもさながら、具の食感がスゴイ
今回のイベントで天野実業さんの太っ腹さが現れていたのが試食できる商品の種類。「思う存分試食してください」というご好意そのままで、会場の後ろには試食用の商品を店頭ディスプレイに模して並べた陳列棚が。これ全部食べ放題。
ここからは実際にイベント会場で食べたものをご紹介。
一人鍋(キムチ仕立て)
まずは「一人鍋 キムチ仕立て」。このパッケージひとつで1,000円程。はじめは少しお高い感じがしたのですが、出来上がりがすごかったですよ、コレ。
中身はこんな感じで、一人鍋のサイズに合わせた量と形状で乾燥させた状態になっています。そしてこれ、水分が飛ばしてあるのでめちゃくちゃ軽い。
実際にお湯を注いで鍋が出来上がるまで。
どーん。お湯を注いで30秒程度でこのクオリティですよ。うまそう。
しかも何がスゴイって、野菜の繊維がしっかりと残って(戻って)いて、シャキシャキという歯ごたえがあるのです。で、もしかしたらと思ってお肉を食べたら、お肉もちゃんと肉々しさが感じられるんです。カップ麺のかやくとは何だったのか・・・と思ったのはここだけの秘密です。
コクと旨みのビーフシチュー
続いては「コクと旨みのビーフシチュー」。このパッケージひとつで約250円。
パッケージ裏の原材料表示を見ていたら、牛肉が一番先頭に。これは期待。
パッケージから取り出したところ。
ビーフシ・・・チュー・・・の跡形もない。のですが・・・
ここからの復元がこれまた圧巻。
勢い良くガッツいてしまい、肝心のお肉の写真を撮り忘れましたが、本当に美味い。
出来上がりはかなりシャバシャバなのでは?と想像していたのですが、注ぐ湯量をきちんと気にして作れば、とろみもやや出てきます。シチュー自体の味付けもなんですが、やはりこちらも具材がうまい。噛んでいると野菜とお肉を食べている感がしっかりと分かります。具材がおいしいと、それだけで一気に「食べた感」が出てきます。
油分の多いものはフリーズドライにするのが難しいらしく、そういった意味ではシチューやカレーは難易度が高めの商品であるはずなのですが、本当に美味しかったです。帰宅後、早速自宅用に注文してしまいました。
具を味わうパスタソース 〜ふっくらなすのミートソース〜
お次は「具を味わうパスタソース 〜ふっくらなすのミートソース」。おひとつ約300円ほど。実は自炊するときは3回に1回位の頻度でパスタを作る私。これもすごく気になりました。
原材料表示。
パッケージから取り出したところ。
フリーズドライにすると、基本的にはどれも同じような見た目になるようですね。
ちなみにこちらはパスタを別茹でして準備するタイプです。
ソースだけを器に入れて、お湯で戻します。
で、それをパスタにかけて出来たのがこれ。
作りながら薄々気がついていたのですが、やはりこのパスタソースも、ソース自体の味付けはもちろんのこと、具材がうまい。ナスうまい。皮の歯ごたえ、中身の食感。ナスが堂々とナスしてるんですよ。
うちの実家ではよく冷凍のパスタ(レンジでチンするタイプ)を常備していた記憶があるのですが、ぜひこれを教えてあげようと思いました。
炙りたらこ雑炊
最後は「炙りたらこ雑炊」。お酒を飲んだ後の〆に合いそうなこちらはおひとつ約200円。
原材料表示。
パッケージから取り出したところ。
たまごチャーハンっぽい。これはこれでおいしそう。
そしてお湯で戻したところ(食べ急いで動画撮り忘れました)。立派な雑炊になりました。
スープが美味しくて、食べていてホッとします。お米はややしっかり煮込みましたという感じで柔らかめです。ちなみに聞いた話だとお米もフリーズドライにするのは難しいらしいです。
「パッケージから取り出したら器に移してお湯を注ぐだけ」なので、酔っ払っていても作れますし、量も食べ過ぎにならずちょうど良いかと思います。お酒を飲んだ後の〆なんかにはまさにぴったりな感じ。簡単に作れて結構お腹も膨れるので、朝食にも良いのではないでしょうか。
他の参加者の方々も遠慮なくあれよこれよと持ってきてはお湯を注いで食べていました。食べる度に「これうまっ」なんて声が部屋のあちこちから聞かれていました。
ちなみに参加者の間で人気だった(と私が記憶している)のは、親子丼、グリーンカレー、ビーフシチューあたりだったかと思います。
何かキャンペーンもやるらしいですよ
手軽に美味しく食べれるフリーズドライ食品。この特性を身近な人に利用してもらいたい、との思いから、本日3月10日(火)からハードワーカー応援キャンペーンなるものを行なっているようです。
ざっくり言うと、仕事が好きで好きで毎日忙しく動きまわっている方を対象として、アマノフーズの人気商品セット(20食入り)を抽選でプレゼントしちゃうというもの。対象となる方のイメージは、下の写真に写っているような方々。
というのは冗談らしいのですが、ハードワーカー5ヵ条として「ろくろは回さない」「ワークとライフの垣根をつくらない」「横文字をやたら使わない」「仕事はきっちり」「スキルよりも大切なのは実は健康と体力」といったものが挙げられています。
プレゼントの内容はこんな感じです。キャンペーン期間は3月31日(火)の23:59までで、当選対象者は合計300名。
一応プレゼントの送付対象はオフィスになっており、個人名義の自宅等への送付は出来ないとのことですが、ハードワーカーなら自宅宛てに送ってもらったところで食べることもないでしょうから何ら文句は出ないはず。下に貼ってあるリンクよりキャンペーンの詳細を確認できますので、我こそは!という方(あるいは我が部下こそは!という上司の方)は、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。
最後に
ということで、フリーズドライ食品のしくみ、魅力を大いに感じることが出来る非常に楽しいイベントでした。
今回は「お家でもぜひお試し下さい」という天野実業さんのご好意に甘えて、おみやげまでいただいてしまいました。お陰様で今日は朝から親子丼。前日に炊飯器のタイマーだけセットしておけば、起きて数分でこのクオリティのご飯が出来てしまうのは本当に便利です。
たまごもとろとろだし、これもネギの食感がちゃんと感じられるんですよ。
なお、この後調子に乗ってグリーンカレーにも手を出してしまったのは内緒の話。
1パッケージあたりの分量は控えめ。でも食べてみると美味しいし意外とお腹も膨れる。満足感はかなり高いと思います。単身で自炊するのが面倒な方、ダイエット中の方など、多くの方に喜んで利用してもらえる商品だと思います。
店頭とオンラインで買える内容が違ったりもするようなので、お店で自分好みのものを探す、という楽しみ方も出来そうです。
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