モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

Huawei Technologies(以下、Huawei)の国内法人であるファーウェイ・ジャパンが、同社製品の魅力を発信する機会のひとつとして、先日12月16日まで全国4都市で開催していたイベント「モバイルプリンスのファーウェイ王国ファンミーティング」。

4都市の中に残念ながら仙台は含まれていなかったものの、縁あって大阪会場でのイベントに参加させていただきました。

イベントではファーウェイ・ジャパン担当者の岩崎氏、沖縄を中心にライター・講師・ラジオパーソナリティーなど幅広く活動するモバイルプリンスこと島袋コウ氏、そしてAndroid総合情報サイト「GAPSIS(ガプシス)」編集長の長田氏がプレゼンおよびトークを展開。

“ライカスマホ”として現在も人気の「P9」、薄型軽量で専用デジタイザーペンでの手書き入力もサポートする2in1 PC「MateBook」という2製品の魅力をとにかく語りつくすという、とても興味深いものとなりました。

この記事ではそんなイベント全般の内容を整理・紹介していきます。

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今回大阪イベントの会場となったのは大阪駅および梅田駅から徒歩数分の場所にあるAP大阪駅前梅田1丁目。

建物はファッションビルE-MA(イーマ)の隣と“地上に出れば”わかりやすい立地。

▼ AP大阪駅前梅田1丁目

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

▼ ビル地下階にある貸し会議室の1室で行われた

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

当日の参加者は20名弱ほど。テーブルにはお弁当やカタログ類、タッチ&トライ用の端末(P9およびMateBook一式)が各席ごとに用意されるといううれしい環境。

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

用意されているアイテムがあまりに多いため、お弁当などを早めに食べ、いかにスペースを確保するかがひとつの課題でした。

▼ お弁当も豪華

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

▼ P9のカメラをより楽しめるようにじっくり吟味して選んだそう

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

また会場後方には直近のHuawei製品の展示も。

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

話が盛り上がりすぎてこのあたりはイベント終了後に写真を撮る程度しかできなかったものの、量販店からMVNOの直営店まで、最近ではあちこちで見かけるアイテムがずらり勢揃いしていました。

▼ 楽天モバイル独占販売ながら大人気のhonor 8

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

▼ スワロフスキーが印象的な「HUAWEI WATCH JEWEL」

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

イベントスタートは19時30分。イベントは通しで約2時間でしたが、冒頭でも触れたとおり、特徴と魅力がたっぷりの2製品について語り尽くす中であっという間に過ぎ去ってしまった印象。

▼ 躍動感あふれるモバイルプリンス氏

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

なおイベントの本題(プレゼンとトークセッション)については、S-MAXにて記事を寄稿しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

個人的に印象的だった話

イベント(プレゼンおよびトークセッション)の中で特に“個人的に”印象的だったことをふたつほど。

モノクロセンサーの威力おそるべし

ひとつめはガプシス編集長の長田氏が話していた「P9のカメラであれば月の模様も記録できる」という話。

最近ではハイエンドモデルであれば1,000万画素以上の高画素カメラはもはや当たり前となっていますが、そういったスマホであっても多くの場合、月を撮影してみると輪郭が浮かぶのみ。月の模様(表面)は白飛びしてしまうとのこと。

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

しかしP9のカメラであればこのとおり。下は撮影したものを拡大表示した様子ですが、拡大によって多少粗さはあるものの、月中央の模様まできれいに記録できていることがわかりますね。

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

2つのレンズそれぞれにイメージセンサー(撮像素子)を搭載する“ダブルカメラ”な設計となっているP9。2つのカメラではRGBカラー情報とモノクロ情報、異なる2つ情報を記録していますが、この月の写真を見ていて感じたのがモノクロセンサーの効果。

モノクロセンサーで色の濃淡やディテールを個別に記録し、RGBカラーセンサーで記録した色彩情報と合成する。ようは濃淡と色味を個別に記録できることで、色味も保ちつつ、白飛び(あるいは黒つぶれ)してしまいそうな情報も写真上に再現できるのかな、と。

またP9のすごいところは、こういった異なる情報の合成という高度に感じる処理を行っているにも関わらず、撮影後の処理時間(待機時間)を感じさせないということ。

HDR(ハイダイナミックレンジ)合成がよい例で、合成=処理時間が必要というイメージが強いですよね。しかしそこもしっかりと作り込むことで、カメラとしての使い勝手にもストレスを抱かない仕上がりになっています。

「リアルタイムでHDR合成ができる機種もあるし」といわれれば出来ないこともないのかなと思う一方、ストレスも感じず、でも簡単に、キレイに撮れるカメラという点には改めて感心させられました。

勢いと存在感がひと目で分かるカタログ量

印象的だったもう1つのことは、カタログの量。

下の写真は席に用意されていたカタログを並べてみた様子なのですが、率直に「量が多いな」と。

モバイルプリンスのファーウェイ王国(大阪)

今や量販店でもSIMフリースマホが簡単に購入できるようになり、とくに2016年はフラグシップなハイエンドモデルも登場するという大きな変化を感じた一年になりました。

その流れの中心にいたメーカーのひとつとして個人的に認識しているHuaweiですが、カタログの量を目にして改めて今の勢い・存在感を強く感じたことは、かなり深く印象に残っています。

さいごに

スマートフォン関連のイベントに参加するのは約半年ぶりでしたが、改めてメーカーの中の人も踏まえて詳しく話が聴ける機会のよさを感じたイベントでした。

数日前に発売されたMateシリーズのフラグシップ Mate 9 にも、圧倒的な割安さに「本気」を感じている現在。2017年にこの勢いがさらにどうなっていくのか。今後のHuaweiの動向が改めて楽しみになりましたね。

そして次回はぜひ、仙台も会場のひとつとして加われることを期待したいと思います(笑)