これまでUSBコネクタ充電ドックやナイロン編みこみ式のLightningケーブルなど、何度かレビュー用のサンプル品を提供いただいたことのあるドイツInateck。先日探しものをする中で個人的に興味のある製品を見つけたので、購入してみることに。というわけで今回はInateckのワイヤレスイヤフォン BH1001 をレビューしていきます。
SPONSORED LINK
BH1001 はスマホなどの端末とBluetoothを用いて無線接続が可能なイヤフォン。イギリス・CSRのaptX（あぷとえっくす）コーデックに対応しており、音質のよさも謳われている製品です。当記事執筆時点の2015年10月9日においては、Amazon.co.jpで消費税と送料込みの3,699円で取り扱いがされています。
パッケージを開封すると中からはイヤフォン本体ではなく、ポーチが出現。
こちらはイヤフォン携帯用のポーチとなっており、中にイヤフォンや充電用のUSBケーブルなどが収納されています。以前レビューしたLightningケーブルに付属していたケーブルストラップなどもそうですが、Inateckの製品は比較的価格が安い中でもこういった持ち運びがしやすいような備品が付属しており、個人的にはかなり好感度が高いです。
パッケージに含まれている同梱物を並べてみました。イヤフォン本体の他、充電用のUSBケーブル、交換用のイヤーパッド、携帯用のポーチ、説明書が含まれています。
イヤーパッドははじめから取り付けられているものも含め2サイズが同梱。一般的によく見かけるインナーイヤー型のイヤーパッドとはやや形状が異なり、外耳道（耳の穴）に差し込む部分だけでなく、その手前の部分も含めて整形されたデザインに。耳に装着した際により装着感のよい（外れにくい）ものとなっています。
イヤフォンを携帯する際に使用するポーチ。こちらはナイロン製の生地でまあおまけ（価格相応）といったところ。
充電用のUSBケーブルは、このBH1001でもケーブルストラップが付属しています。
こちらがイヤフォン本体。イヤフォンのハウジングはかなり大きめのデザインで、左右をつなぐケーブルを首の後ろから回して使用します。
個人的に興味を持った理由（今回購入してみた理由）が、このイヤフォンのハウジング。左右のハウジング上部にはマグネットが仕込まれており、ここを合わせることでネックレスのように首に掛けたまま携帯ができるという設計に。機構としては個人的に使っているJabra ROX Wirelessと似ている部分があり、その約半額以下の価格で購入できるBH1001でどの程度使えるのか（満足できるのか）が気になりました。
イヤフォンを周囲からぐるりと見ていきます。ケーブルからハウジングにかけてはホルンのような円錐に近い形状。
右のハウジングには充電に用いるmicroUSBコネクタが搭載されています。
保護キャップを開けたところ。
本体の材質はプラスチック。そのため重量はかなり軽いです。ただし色味と質感がよいのか、外観ではそれほど安っぽさは感じません。
この角度から見てみると、イヤーパッドの形状がやや変わったデザインになっていることがわかりますね。
また右のイヤフォンの下には簡単な操作ができるリモコンも付いています。表面には inateck のロゴとともに、電源ボタン・Bluetoothペアリングボタン・音楽の再生／一時停止ボタンといった機能を兼ねる多機能ボタンとマイク、LEDランプが並べて配置されています。イヤフォン以外にヘッドセットとしても使用することが可能で、接続したスマホに電話がかかってきた場合はこのリモコンで受話／受話拒否などもアクションも可能。
一方、リモコンの裏面には音量ボタンが配置されています。
左右のハウジング上部に仕込まれたマグネットにて、ネックレス状につないで装着してみた様子。左右のハウジング上部はマグネットで合わせた際に簡単に外れてしまわないよう、左右でそれぞれ凸凹とした形状になっています。またマグネットの力も結構しっかりとしており、ハウジングの外装自体も軽い素材を用いることで、激しく動いてもそうそう簡単に外れることはなさそうです（前述のJabra ROX Wirelessはハウジングが重くて外れやすいのがやや欠点となっていました）。
ちなみに肝心のイヤフォンとしての音ですが、印象としては低音〜中音がやや強めになる印象。ただし個々の音に関してはやはり価格相応という感じがあり、あくまで外出中に（周りの騒音があることも前提で）使用するイヤフォンといった感じ。少し音がこもり気味に聴こえたりもするのですが、価格と機能を考えるとそれ相応といえるでしょう。
なお今回比較対象としているJabra ROX Wirelessは左右のイヤフォンをマグネットでつなげると本体がスリープモードになる（マグネットを外せばスリープモードが解除される）といった仕様にもなっていますが、このBH1001は左右のイヤフォンをマグネットで接続しても音楽は鳴り続けます。ですのであくまで持ち運びがより楽になるイヤフォン、という程度で考えるのがよいかもしれません。
公表値では連続で8時間使用可能となっているので、普段あまりイヤフォン（音質）にはそこまで気を使っていないけれど、ケーブルの煩わしさは解消したいといった人にオススメできる製品といえるでしょう。
 |
Inateck
売り上げランキング : 2802
|
