EasyAcc POWERBANK PB20000MS

Amazonを覗いていたところ、先日モバイルバッテリーのレビューを行ったEasyAccよりとても興味深いモバイルバッテリーが発売されているのを発見したので早速購入してみました。ということで今回は EasyAcc POWERBANK PB20000MS をレビューしていきます。

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POWERBANK PB20000MSは型番にも付いているとおり、バッテリー容量が20,000mAhもある超大容量のモバイルバッテリー。最近ではこういった20,000mAhを超える容量のモバイルバッテリーもそこまで珍しくはなくなってきましたが、私が興味を惹かれた理由はこれとは別に。同梱物はモバイルバッテリー本体のほか、説明書とUSBケーブル(2本)。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

こちらはモバイルバッテリー本体。基本的な外観は先日レビューした同社のPOWERBANK PB10000CFに近く、ブラックの外装はマットな質感となっています。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

ただし表面のザラザラ差はそれほど感じられず、皮脂汚れもやや付着はしずそうな印象。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

バッテリーの残量を通知するLEDランプのインジケーターも4つ。各ランプが小さめになっているので、遠目では残量の確認がしづらいところはやや残念です。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

側面は中心部のオレンジのパーツを上下からブラックのパーツで挟みこむようなデザイン。手前側の面には電源ボタンを配置。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

左の側面には何もなし。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

注目は奥側。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

なんと入力用(バッテリー本体を充電する用)のmicroUSBコネクタが横並びで2つ配置されているのです。ずばりこのバッテリーの最大の特徴はこの2つのコネクタ。同時使用が可能で、2本ケーブルを接続して充電すると倍速で充電ができるという仕様になっています。容量の大きなモバイルバッテリーの弱点のひとつといえばずばりそれ自身の充電に時間がかかること。そこをケーブルを2本同時に接続するという、ある種の”荒業”で克服してきた製品といえます。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

なお右の側面もすごいです。出力用のUSBコネクタを4つ搭載(4つ合計での最大出力は4.8A)。またLEDフラッシュライトも搭載しているので、懐中電灯として使用することも可能です。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

背面は製品仕様のみがプリントされたシンプルなデザイン。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

ちなみに本体サイズは20,000mAhという容量のせいもあり、かなり大きめです。下の写真で重ねているのはiPhone 6 Plusですが、それよりも一回り大きいといった感じ。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

厚さはiPhone 6 Plusの3〜4倍程度となっています。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

本体重量は454gとなっており、感覚的には500mlのペットボトル飲料を手に持っているのとそこまで大差がない感じ。持ち歩くのであればこの重量はひとつネックとなる可能性がありますが、他社製で同容量クラスのモバイルバッテリーも基本的には450g前後の重量となっており、この容量であれば一般的と考えるべきでしょう。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

それでは気になるモバイルバッテリー本体の充電時間の検証結果を。このPOWERBANK PB20000MSの最大入力電流は4Aとなっており、最短時間で充電するためには2つのポートに合計で4Aを入力してあげればOK。ということで、別途Anker PowerPort2(出力2.4A x 2ポート)を購入して接続してみました。

EasyAcc POWERBANK PB20000MS

モバイルバッテリー本体のバッテリー残量を0にした状態で20,000mAhを充電し切るのに要した時間は約6時間。製品仕様でも約6時間となっており、この点は公表値通り。なお同社製でバッテリー容量が10,000mAhのPOWERBANK 10000CFで充電時間が約6時間なので、倍の容量を同じ時間で充電できたということか確認できました。なおケーブル1本のみで充電した場合の所要時間は約11時間ほど。入力に使用するケーブルの本数が減った分だけ所要時間は増えていますが、充電効率は若干よくなっています。

なおモバイルバッテリーとして使用するためのバッテリーの供給量に関しては、現状においては全く文句なし。上記の充電にかかる所要時間を検証するために急いでバッテリーの残量をゼロにしたかったのですが、思いの外時間がかかりました。あと細かい点ですが、2本のケーブルを使って充電している際も本体が変に熱くなるといったこともなく、またコイル鳴きやその他の異音もありません。多少無茶にも思える充電方法ですが、安全面で特段心配する必要はなさそうです。

EasyAcc POWERBANK PB20000MSは20,000mAhという超大容量のバッテリーだけでなく、2本のケーブルを使った荒業ともいえる充電方式に対応することで、大型のモバイルバッテリーの大きな弱点といえる”それ自体の充電に要する時間”も大きく改善した高機能がウリのおもしろい製品。2015年9月28日時点においてはAmazon.co.jpにて3,799円で取扱中です。

他社製で同容量クラスのモバイルバッテリーと比較しても価格や重量は大きく変わらないだけに、モバイルバッテリーとしての機能と最重視する人には間違いなくオススメできる製品です。