Aukey PB-T1

スマホ用の充電アダプターモバイルバッテリーを取り扱うAukeyより、モバイルバッテリー PB-T1 を提供いただいたのでレビューしていきます。

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パッケージは他のAukey製品に比較的多く見られる、シンプルなダンボールのパッケージの上にスリーブカバーが装着されたデザイン。

Aukey PB-T1

同梱物はモバイルバッテリー本体のほか、USBケーブル、説明書類。製品保証も18ヶ月(1年半)ついており、比較的安心して購入することができるでしょう。

Aukey PB-T1

モバイルバッテリー本体。本体カラーのバリエーションはシルバー1色のみ。表面を覆っている素材は金属で、ややザラザラとした質感により指紋や皮脂汚れは付着してもほぼ目立ちません。

Aukey PB-T1

最近のスマートフォン(5インチクラス)と比較すれば小さいですが、もともとバッテリーという重量のあるものであること+金属を用いているせいなのか、手に持ってみるとかなりずっしりとした重みがあります。公表値では重量が275gとなっていることから、Nexus7など、7インチタブレットとほぼ同じくらいの重さがあるということになります。なおバッテリー容量は10,400mAhと大きめの部類。

Aukey PB-T1

側面。向かって手前側には左から電源ボタン、LEDインジケーター、充電用の入力コネクタ、給電用の出力コネクタが並べて配置されています。

Aukey PB-T1

LEDインジケーターはバッテリー残量に併せて4つのランプが青色に点灯。

Aukey PB-T1

反対側にはモバイルバッテリーとしての仕様が書かれています。

Aukey PB-T1

また左右の両側面には特に何もありません。

Aukey PB-T1

Aukey PB-T1

なおサイズ感の目安ということで iPhone 6 Plus と並べて撮影した写真を参考までに。高さはもちろん iPhone 6 Plus のほうが大きいものの、横幅はほぼ変わりません。

Aukey PB-T1

一方厚みは iPhone 6 Plus の2〜3倍ほどあり、かなりガッチリとしたサイズ感になっていることがわかります。

Aukey PB-T1

このPB-T1の最大の特徴といえるのはQualcomm社の高速充電規格 Quick Charge 2.0 に対応していること。NTTドコモでも「急速充電2」の名称で展開されています。これにより、Quick Charge 2.0 に対応したスマートフォンであれば、通常よりも短い時間で充電を行うことが可能です。

Aukey PB-T1

ということで実際に Quick Charge 2.0 に対応したCPU(Snapdragon 801)を搭載している Xperia Z3 D6653 を用いて充電性能を確認してみることに。Quick Charge 2.0 に対応した充電アダプター、非対応の充電アダプター、およびPB-T1の3つを用い、Xperia Z3のバッテリー残量が20%→95%になるまでの時間を計測してみました。

まずは同じくAukey製で Quick Charge 2.0 に対応した急速充電アダプター PA-U28 を用いて充電した際の結果。なおこの に関しては過去に急速充電の実力を確認済みです。

Aukey PB-T1

充電開始時刻が6時49分、95%到達時刻が8時26分となっており、75%充電するのに要した時間は1時間37分となりました。

続いて Quick Charge 2.0 非対応の充電アダプターで充電した結果。用いたのはInateckの4ポートUSB充電ドック UC4003 です。

Aukey PB-T1

こちらは充電開始時刻が12時53分、95%到達時刻が14時54分となっており、75%充電するの要した時間は2時間1分でした。

最後に今回紹介しているモバイルバッテリーPB-T1で充電を行った結果。

Aukey PB-T1

充電開始時刻が18時43分、95%到達時刻が20時19分となっており、75%充電するのに要した時間は1時間36分という結果に。Quick Charge 2.0 に対応した充電アダプターと同じ充電性能を誇りつつ、Quick Charge 2.0 非対応のアダプターと比較するとおおよそ四分の三の所要時間で同じ量の充電ができるということが確認できました。別機器に対しての充電性能としては十分満足できる性能といえるでしょう。

最後に1点だけ使ってみて気になったのがPB-T1本体をフル充電するのに要する時間。一度バッテリー残量を無くした状態からUSBケーブルと充電アダプターを用いて充電してみたのですが、フル充電するのに要した時間は約7時間30分ほどでした。バッテリー本体の容量が10,000mAhを超えてくるとこの程度の時間がかかるのは比較的当たり前かもしれませんが、バッテリーからの”出力時”だけでなく、バッテリーへの”入力時”にも急速充電が可能になると、さらに利便性が増してよい製品となっていくように思います。このあたりは今後さらに期待したいところ。

最後に

外出先でモバイルバッテリーに頼るときは、充電できるバッテリーの容量ももちろんですが、それ以上に短い時間で同じ量を充電できる設計となっているほうが移動時間や空き時間でより便利に使用することができます。そういった意味ではこの Aukey PB-T1 は使っている端末がQuick Charge 2.0に対応しているのであれば、かなり重宝してくれると思います。

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