MWC2015で発表されてから個人的にとても気になっていたTCLコミュニケーション・Alcatel Onetouchブランドのスマートフォン「idol3」。4月中旬にAlcatel Onetouch公式サイトでプレオーダー(初期予約はUSD80.00割引のUSD199.99で購入可能)していたものが転送代行サービス経由でようやく手元に届いたので、開封の儀および外観レビューを行います。
SPONSORED LINK
技術仕様
まずはじめにAlcatel Onetouch idol3の技術仕様を整理・確認しておきます。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 157.7 ✕ 幅 75.14 ✕ 厚さ 7.4 mm |
重量 | 140.7 g |
OS | Android 5.0 Lollipop |
CPU | Qualcomm Snapdragon 615 64bit Octa-Core(1.5GHz Quad-Core + 1.0GHz Quad-Core) |
メモリ | RAM 2GB / ROM 16GB |
バッテリー | 2,910 mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ Full HD(1,920×1,080)443ppi |
カメラ | リアカメラ:1,300万画素 詳細 フロントカメラ:800万画素 詳細 |
通信方式 |
FDD-LTE:Band 2/4/5/7/12/17 Wi-fi:802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) |
その他 | SIMカード:Micro SIM SDカード:microSDカード(最大128GBまで) |
この端末の最大の特徴となっているのは上下がシンメトリー(対称)となっている端末デザインでしょう。そのデザインと合わせて画面インターフェースも縦横の回転だけでなく、上下での反転にも対応しています。タブレット端末ではこういった使い方ができるものが多いですが、スマートフォンに関して言えば少なくとも過去には遭遇したことがありません。
またHARMANのJBL Audio Dual Front-Facingスピーカー搭載により、音楽再生に強いのも魅力的なポイントと言えます。
なお基本性能は数値的に見るとミッドレンジといった内容です。プロセッサにはQualcomm Snapdragon 615を採用。これはクロック周波数こそ上位モデルよりも低いですが、64bitでの処理に対応、かつOcta-Coreということで、そこそこ安定して使える印象があります。上位モデルのSnapdragon 810が発熱問題を抱えている点を踏まえると、処理速度を抑えることで発熱も少ないといったメリットがSnapdragon 615にはあると期待できます。
他にもRAM2GB、ROM16GBで、microSDカードにも対応しています。ディスプレイは5.5インチのFull HDです。その他、リアカメラの有効画素数1,300万画素に対してフロントカメラが800万画素となっているあたり、最近の時流(自撮り)をきちんと反映しているように感じます。
ただし日本国内で使用する上で残念なのは対応している周波数。3Gに関しては2100MHzに対応しているのでよいのですが、LTEに関しては対応バンドがBand2/4/5/7/12/17となっており、日本国内ではいずれも利用できないもの(=日本国内ではLTE通信ができない)となっています。
今後アジア地域での取扱い開始などにより、対応周波数の異なるモデルが発売される可能性もあるため、これから購入を検討する方に関してはそういったモデルの登場を待ったほうがよいでしょう。
開封&同梱物チェック
こちらがidol3のパッケージ。パッケージの形状としてはGalaxy Note4のものに近い印象。
パッケージには端末の特徴を記載した帯がかけられています。
対応周波数。日本で利用できるのはUMTS(3G)の2100MHzのみとなっています。
帯を外してフタを開けると早速idol3本体が姿を現します。
はじめにディスプレイに貼ってある保護フィルムにも機能面での特徴が表示されています。
同梱物の確認。idol3本体のほか、USBケーブル、充電アダプター、イヤフォン、SIMイジェクトピン、説明書といったところ。イヤフォンはJBLブランドのものとなっていることから、一般的にスマートフォンに付属しているものと比べれば音質のよさも期待できると思います。
外観レビュー
改めて、こちらがidol3。正面はブラックで、デザイン的な印象としてはNexus4を2〜3まわりくらい大きくした感じ。
ディスプレイ上にはセンサー類や通知ランプ、フロントカメラが配置されているほか、上のグレーに見える部分にはスピーカーが配置されています。
ディスプレイ下部にはスピーカーのみ。スピーカーに関しては2箇所(ディスプレイ上下)とも、かなり場所をとらないデザインで配置されています。
端末の上面。こちらにはイヤフォンジャックがあります。
右の側面にはボリュームキー。
下にはMicroUSB端子。
そして左の側面には電源キーとSIMカード/microSDカードスロットが配置されています。
SIMカードとmicroSDカードはひとつのスロットに横並びで乗せ、本体に差すつくりになっています。
こちらは背面。本体カラーのバリエーションは現時点ではBlack1色のみ。
最近はリアカメラを背面中央部分に配置している端末も多く見かけますが、idol3は背面の端に配置。中央には”idol”の文字がデザインされています。
背面はプラスチック製ですが、ヘアライン加工のような仕上げが施されており、安っぽさはあまり感じられません。
背面下部には”ALCATEL onetouch”の文字。なお背面カバーおよびバッテリーは脱着不可となっています。
手で持ってみたところ。ディスプレイサイズが5.5インチ、かつ別に狭額縁なデザインでもない、ということもあり、ファブレットのくくりに入れてもよいサイズです。
背面はXperiaなどのように直線的なデザインではなく、柔らかくカーブを描いています。持ち心地の好みは別にして、大きさのわりに手のひらにはフィットする感じがあります。
最後に
以上、まずは開封の儀および外観レビューでした。
思っていたよりも安っぽさはなく、プラスチックのパーツひとつとっても結構丁寧に加工されている印象です。現在はUSD249.99で販売されているidol3ですが、外観に関してはこの価格でも十分安いと感じられる仕上がりになっています。
端末の中身についても、引き続き確認して紹介していくことにします。
JBL 2013-12-06
売り上げランキング : 2066
|