LCC(Low Cost Carrier。低コスト航空会社)として事業をおこなうPeach Aviation(ピーチ・アビエーション。以下、Peach)では、2017年9月より仙台国際空港(以下、仙台空港)と台湾桃園国際空港(以下、桃園空港)を結ぶ新規路線を就航。
仙台空港から桃園空港への“往路便”は2017年9月25日(月)の就航初便にて利用していましたが、今回新たに桃園空港から戦隊空港への“復路便”も利用することができました。
この記事ではPeachを利用して台北から仙台へ帰る際の手続きや搭乗方法を紹介します。
同じく仙台空港-桃園空港線を就航しているタイガーエア台湾も含め、旅費を抑えつつ、仙台から台北への訪問を検討する際の参考にどうぞ。
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搭乗手続きは第1ターミナルの1番窓口
桃園空港でのPeach発着場所は第一ターミナル。タイガーエア台湾と同じです。
搭乗手続きをおこなうPeachのカウンターは、第一ターミナルの1階にある1番窓口。カウンターの上に紫と白で「Peach」と表示されており、見つける際に手間はかからないはず。
▼吊り下げられた「1」の番号、紫の背景に白文字で書かれた「Peach」の表示が目印
搭乗手続きは定刻の2時間前から
桃園空港でのPeach搭乗手続き(チェックイン手続き)は、定刻(出発時刻)の2時間前から始まり、定刻の50分前に終了します。
例えば今回私が登場したフライトは定刻が11時00分。そしてこの日の搭乗手続き受付時間は9時00分~10時10分となっていました。
Peachでは桃園空港での入国・出国時の流れを公式サイトで公開中。はじめの利用でやはり不安……なんて方は、ぜひ以下もあわせてチェックしておくことがオススメです。
窓口で対応してくれたのは台湾の航空会社であるエバー航空(EVA Airways)のスタッフ。Peachの母体はANA(全日空)であり、ANAとエバー航空はともにスターアライアンス同盟に加入。このつながりによる連携と思われます。
仙台空港を含む日本国内の空港とは異なり、桃園空港内にはPeachの自動チェックイン機は設置されていません。(2018年4月時点)。搭乗手続きとチケットの発券は窓口のスタッフにお願いすることに。
▼窓口にいるのはエバー航空のスタッフ
今回窓口で提示を求められたのはパスポートのみ。パスポートを手渡し、行き先が仙台(Sendai)であることを伝えると、予約状況を確認し手際よくチケットを発券してもらえました。
ちなみにパスポートの提示依頼、預け荷物の有無確認、チケットの発券、搭乗口・搭乗時刻の案内はすべて日本語でした。
▼桃園空港で発券されたPeachのチケット。レシートタイプではない
手荷物検査・出国審査はチェックイン後すぐから
桃園空港では国際便の搭乗手続き(チェックイン)を済ませた後、すぐに手荷物検査・出国審査へと進むことができます。
搭乗手続き窓口のある1階から、案内板に書かれた「登機(Boarding)」の表示に従い、階段やエスカレーターで3階へ。目の前に手荷物検査・出国審査場が現れます。
▼案内板に従い「登機(Boarding)」の方向に進む
▼手荷物検査・出国審査への待機列。この日は空いていた
手荷物検査・出国審査場の入口ではパスポートとチケットを提示。チケットのバーコードを読み取ってもらい、中へと進みます。
飲みかけの飲料、ライターなどの機内持込禁止物があれば、手荷物検査場(X線検査を行なうコンベア)のすぐ手前にある廃棄・回収ボックスを利用しましょう。
ちなみに前回の訪台時(2017年11月~12月)まで、出国審査は人(出国審査官)が担当していましたが、2018年4月時点での出国手続きは自動ゲート利用へと変更されていました。パスポートに出国印を押してもらえなくなったのは、ちょっと残念な気も……(苦笑)。
今回のフライトでの搭乗口はB3。搭乗口の上に設定されたモニターを確認してみると、Peachの中国語表記は「樂桃航空」となるようですね。
▼今回利用したB3の搭乗口
▼「樂桃航空(楽桃航空)」と表示されていた
あとは時間に余裕を持って搭乗口前で待機し、飛行機に乗って仙台へ帰るだけです。
さいごに
これまでPeachの仙台空港→桃園空港の便(往路便)は何度か利用した経験があったものの、桃園空港→仙台空港の便を利用したのは初めて。単純に「チケットが安く手配できなかったから」という理由でしたが、ようやくこの念願も叶えることができました。
Peach就航当初から仙台空港-桃園空港を結ぶ便を利用して感じていたのは「乗客に占める日本人の割合が圧倒的に多い」ということ。
ただこの印象も最近ではだいぶ弱まってきました。今回は往復路ともPeachのフライトを利用しましたが、利用者を観察してみて「だいぶ比率が変わった」「台湾の方にもPeachという存在が少しずつ浸透してきたのかも」と感じましたね。
▼利用者に占める外国の方の割合は増えてきた印象を受けた
2018年5月現在、仙台と台北を結ぶLCCはPeachとタイガーエア台湾の2社が就航中。
フライト時刻やチケット代、機内案内の内容(中国・英語優先のタイガーエア台湾。日本語優先のPeach)など違いも見定めつつ、ぜひLCCを利用して、ぐっと距離が縮まった台湾を訪れてみてはいかがでしょうか。