台湾旅行の荷物と宿泊先

仙台-台北を結ぶタイガーエア台湾の就航開始も手伝い、気がつけば2016年5月の初訪台以降、約1年で6回台湾を訪れていました。

訪問した季節こそバラバラですが、それでも回数を重ねていくと「台湾に行くならこれはかならず持っていく」というグッズが出てくるものですね。

私自身、はじめて台湾に行くときは「何を用意しておくと便利か」に結構考えさせられただけに、この記事では私が台湾に行く際、僕が用意する旅の荷物とその理由(2017年4月版)を整理しておきます。

これからはじめて台湾に行ってみる!なんて方は、参考にしてみてください。

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とくに意識して用意する荷物は?

まずは前回(2017年3月)に3泊4日で訪台した際、持参していた持ち物がこちら。

台湾旅行の荷物と宿泊先

具体的にひとつずつ番号をふって書き出すと、このような感じになりました。

台湾旅行の荷物と宿泊先

持参した持ち物リスト

  1. 上着
  2. バックパック
  3. 着替え
  4. パソコン
  5. 充電器(PC用/スマホ用)
  6. マウス
  7. 筆記具
  8. パスポート
  9. 財布(日本円用/台湾ドル用)
  10. ビニール袋
  11. 洗顔用品
  12. SIMカード
  13. モバイルバッテリー
  14. USBケーブル
  15. コンパクトデジタルカメラ
  16. 音楽プレーヤー
  17. イヤホン
  18. ティッシュ類

太字にしたものが特に意識して用意するモノです。ここからはそれぞれ個別に見ていきましょう。

上着:夏場でも忘れず用意

まずは上着。

夏の季節なら日中の外気温は30度超えも珍しくない台湾。半袖にハーフパンツ姿でも、汗はだらだら滴ります。しかしそんな季節でも関係なく、上着(最低でも長袖1着)の用意は欠かせません。

台湾旅行の荷物と宿泊先

屋外が高温・高湿で暑いためか、屋内や乗り物の中は冷房が「これでもか!」といわんばかりに効いています。急に屋外から屋内へ移動したことで、身体が冷えてお腹を痛めた経験も。

季節を問わず、観光で訪れるような場所の屋内はかなり涼しいと想定しておいたほうが間違いないでしょう。

LCCを利用する場合はとくに、飛行機のフライト時刻が夜間になることもあります。そういったときにも、長袖の上着が一着あるだけで心強く感じるものです。体調管理もだいぶ楽になりますよ。

なお夏場は急な土砂降りに見舞われることもあるだけに、防水や撥水加工の施された上着だと、さらにベターです。

着替え:小分けで丸めて収納

上着とセットで考えて用意するものが着替え。

長袖の上着を1着用意すれば、その代わりとして着替えの量はかなり圧縮できるハズです。実際に仙台ではまだダウンジャケットと仲良しな3月初旬でも、台北なら長袖1枚+薄手の上着だけで十分過ごせました。

量を抑えた着替えについては、1日分ずつ小分けにしてパッキング。私はアウトドアフェス用に購入したmont-bell(モンベル)のスタッフバッグ(容量:1L1.5L)を活用しています。

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衣類をパッキングする際は、靴下や下着を芯にして、カットソーやパンツをくるくる巻き取るようにしています。こうするとカサを抑えつつも、シワができるのを防げますよ。

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スタッフバッグに詰める際は、巻いた衣類を回しながら押し込んでいくと、意外と簡単に収納できます。こういった相性のよさも、スタッフバッグを愛用するワケですね。

キャリ-ケースなど、収納スペースに余裕がある(バックパックなどに“詰め込む”のでない)場合は、スタッフバッグの代わりに、巻いたものを輪ゴムで止めるだけでもOKだと思います。このあたりは母艦とするバッグのスタイル・大きさにあわせて選んでみてください。

充電器:日本向けのモノがそのまま使える

スマートフォンやデジタルカメラなど、電子機器を使うなら忘れてならないのが充電器ですね。

台湾のコンセント規格は【電圧110V・周波数60MHz】で、形状は日本と同じ2ピン(あるいは3ピン)タイプです。

最近の日本向け電化製品の大部分は【100-240V・50-60Hz】対応のものが多く、こういったものであれば、基本的にはそのまま使うことができますよ。

ちなみに私はというと、Aukeyの2ポート充電器(型番:PA-T13)を使っています。

質感が好みであること、片側のポートがQualcommの急速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応していること、他の機器でもコンセントを使う際にブラグ部分が干渉しづらい向きであることがこの製品を選ぶ理由です。

台湾旅行の荷物と宿泊先

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向きについては本体がプラグ2本と並行になっており、隣り合うコンセントの差し口を塞ぎにくなっていることがポイントですね。

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搭載ポート数がもっと多い充電器もありますが、現状ではそういったものは好みません。その理由は複数あるので書き出しておきます。

  • 一度にたくさん充電できると、携帯する電子機器(荷物)を無駄に増やしてしまいそう
  • 飛行機の持ち込み手荷物には重量制限があるので、なるべくコンパクトかつ軽くしたい
  • パーツ数が少ないと出先でも取り回しが楽

3番目の取り回しですが、台北エリアは地下鉄駅構内など公共の場でも、無料で使える充電用のコンセント(電源)が多く見つけられます。仮にそういった場所を利用することも想定してみると、取り出しやすく収納しやすいシンプルさも大切だと考えています。

最近ではむしろ、2つのポートだけ足りることを前提とした上で“いかに賢く荷物を選ぶか”が楽しめるようになってきました(笑)

ちなみに上記Aukeyの充電器はすでに販売終了となっています。デザイン的に似たようなものを探すのであれば、Ankerが販売する充電器(型番:A2025111)がよいのではないかと思います。

財布:現地用に専用財布を

海外では支払いに使うお金も変わるため、現地専用として、財布も別にひとつ用意するのがオススメです。両替以外のタイミングで、現地にて日本円を使う機会はまずありませんからね。

私の場合、直近の訪台時には携帯性のよさを理由に、クアトロガッツの小さいふ「ペケーニョ」を現地用の財布として使いました。

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カードポケットが少ないコンパクトな財布ですが、現地での観光中に最低限携帯したいのはカード類といえば、せいぜい身分証明証とクレジットカード(+電子マネーカード)くらいのもの。現金についても、よほど余裕を持って両替した場合を除けば、収納に困ることはありませんでした。

ちなみに前々回はCartolare(カルトラーレ)のハンモックウォレットコンパクトを使いましたが、こちらでも問題はなしです。

旅行のために改めて買うのもちょっと……ということであれば、家に使わず余っている財布を探して活用してみましょう。

ビニール袋:買い物からパッキングまで役立つ必須アイテム

普段からティッシュ、ウェットティッシュ、絆創膏といったものは常に持ち歩くようにしています。ただ台湾に行く場合、ここに追加するのがビニール袋。

台湾旅行の荷物と宿泊先

台湾でもセブンイレブンをはじめとする、日本で見慣れたコンビニはたくさん見かけます。しかし日本と違うのは、コンビニでは基本的にビニール袋をくれないということ。購入したものは、自分で用意したバッグに詰めて持ち帰ることになります。

そんな時、ビニール袋を荷物に忍ばせおくと便利ですよ。携帯しやすいエコバッグでもよいと思います。

でも個人的にはビニール袋のほうを好んで使います。それは使用済みの衣類を持ち帰る際にも役立つからですね。さらに、巻いた衣類をビニール袋に包んでからスタッフバッグへ回し入れると、滑りがよくなり、スタッフバッグへの収納もスムーズに行なえますよ。

洗顔用品:カミソリごときと侮るなかれ

身だしなみを考えるときに必需品として強く意識するモノがカミソリです。

私自身、朝に髭を剃っても夜にはジョリジョリ、というレベルで髭が濃く、シェービングは毎日欠かすことができません。

ちなみに普段は電気シェーバー派ですが、旅行時は荷物のカサを減らす&機内持ち込みできるものを優先するという観点で、旅先でT字カミソリを購入することがほとんど。

ただ同じ感覚で台湾に行ってしまうと困ることに。そもそもコンビニではT字カミソリを見かけたことがほぼないからです。

品揃えの問題でなく、そもそも現地の人はカミソリを必要としないことが多いようなのです。確かに自分自身と同じように、髭をわしゃわしゃ生やした人は、台湾では数えるほどしか見たことがないかも……。

そのため毎日のシェービングが欠かせない場合、現地でT字カミソリが入手できないことも想定した準備が必要になります。

ちなみに泊まる部屋がシャワー(あるいは浴槽)付きの個室であれば、アメニティとしてT字カミソリが用意されている可能性は経験上は高いといえます。このあたりもあわせて考えたいですね。

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T字カミソリ自体は、日本でみるものと同じ。この点での心配は不要です。

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一方で、個室シャワー・共用シャワーを問わず、シャンプーとボディージェル(全身洗浄剤)だけは設置されていることがほとんど。

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シャンプーやリンス、コンディショナー、ボディソープ、洗顔石鹸は現地のコンビニでも購入できるので安心です。

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余談:あると便利なシュピューラー

「洗面用品」ではない気がするものの、あわせてひとつ紹介したいのが携帯型の洗浄機「シュピューラー」。シャワートイレやウォシュレットの手動版で、これも欠かさず持ち歩きます。

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もともと過去に痔を患った際に存在を知ったもので、買い替えつつ、かれこれ4年ほどの付き合いになりますね。手動なので電池切れも心配無用ですし、ボトルを強く押すことで水圧もバッチリ確保可能。これひとつでストレスを大きく減らせます。

ノズル付きのキャップ自体に密閉性は無いため、持ち歩く際はボトルは空に。使う直前に水を入れ、使い終わったら手を洗うついでに掃除する感じです。持ち歩く際は付属のポーチに入れています。

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台湾では、拭いた紙は便器に流さず、横に置かれたゴミ箱に捨てるのが主流(今後は解消されていくようですが)。ホテルでも毎日掃除してもらえるとはいえ、汚物を拭いた紙がゴミ箱にある状態だと臭いは気になります。

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シュピューラーで汚れを流してから拭くようにすれば、この臭いもだいぶ減らせるため、トイレで臭いに抱くストレスも減らせますよ。

SIMカード:頻繁に訪台するなら台湾モバイルがオススメ

普段からSIMフリーデバイスを使っているのであれば、現地空港などで購入できるプリペイドSIMを用いると、安くて速い回線で、いつものデバイスをそのまま使えます。

台湾のキャリアが提供するプリペイドSIMは最後の利用から180日以内であればリチャージしての再利用が可能ですが、頻繁に訪台する見込みがあるなら、キャリアは台湾モバイル(台灣大哥大)がオススメです。

そう言い切る最大の理由は「日本にいる時にリチャージ手続きがネット上で行えるから」で、事前に手続きを済ませておけば、台湾到着と同時に現地の通信が使えることにあります。

毎回SIMカードを買い直してもよいですが、フライト時間が深夜になれば、契約カウンター自体が閉まっていることも。こういった場合、前回のSIMカードが再利用できるとかなり便利ですよね。

そんなわけで、私は初訪台時に契約した台湾モバイルのプリペイドSIMを現在も使っています。ちなみに普段はSDメモリカードなど他の細かいものと一緒に、無印良品のヘアピンケースに収納。

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このケースは小さいくせに頑丈。そして1つ108円(税込)と安いのがとにかくイイです。SIMカードじゃなくても、こまごまとしたものを保管するケースとしても活躍する場面は多いはず。

Amazonでも(マーケットプレイス出品者経由で)買えるのですが、価格が定価の約5倍とかなり割高。このヘアピンケースは無印良品から直接購入するのが断然オススメです。

その他:訪台頻度が高いなら「常客證」の申請も

旅費を安く抑えられるLCCを活用して、頻繁に台湾に行くぞ!なんて場合は、ここまでに紹介したモノのほか、入国審査をスピーディーに済ませるアイテム「常客證(快速査驗通關證明)」取得も狙ってみるとよいかも。

専用の入国審査カウンターは必ず毎回開いている保証こそないものの、利用できれば、降機~入国審査まで数分で済ます荒業も実現できるかも。

申請条件は過去12ヶ月で3回以上の台湾訪問実績があること。ピンときたら、以下リンク先の記事を参考にしてみてください。

さいごに

直近1年間で6回も訪台していた事実に我ながら驚きますが、それだけの魅力があり、かつ安く行ける状況にあることも事実。

朝昼夜とひたすら現地の美味しいグルメを食べ歩くもよし!ガジェット好きなら三創生活園區や光華商場を拠点に散策するもよし!台北市内だけに限定しても、かなり楽しむことができることでしょう。

これから台湾を訪問する予定アリ。あるいは訪問計画を練っている。そんな場合はぜひ、今回紹介した内容も参考にしてみてくださいね。