Spigen マウスパッド A100

Spigenブランドのモバイル関連アクセサリーを日本向けに展開する Spigen Japan(シュピゲン・ジャパン)より、同社製のマウスパッド A100 をレビュー品として提供いただきました。

個人的にはSpigenといえばスマートフォン用ケースの印象が強く、少し変わった商品をリリースしてきたな、というのがまず率直に思ったこと。ただ実際に使ってみると、マウスパッドとしての使いやすさはもちろん、意外と他の用途にも使えるのでは?と感じました。

そんなわけで、今回はこのマウスパッド「Spigen A100」を紹介していきます。

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疲れにくさ・滑らかなマウス操作性がよい

改めて今回レビューしていくマウスパッド(型番:A100)は主にゲーミング用途を謳う大判サイズのマウスパッド。カラーは1色(Black)のみで、2016年9月18日(日)時点においてはAmazon.co.jpで1,030円という安さで購入が可能です。

パッケージは縦長。ここにくるくると巻かれた状態で商品が収納されています。

Spigen マウスパッド A100

Spigen マウスパッド A100

こちらがマウスパッド本体。パッケージに含まれているのはこちらのみ。ブラックを基調としたデザインで、ワンポイントでSpigenのロゴがデザインされています。

Spigen マウスパッド A100

サイズを実測してみると、横幅が約32cm。

Spigen マウスパッド A100

縦は約27cmほど。手元に30cmのものさし・定規が1本でもあれば、非常にざっくりとしたサイズ感は掴むことができそうですね。

Spigen マウスパッド A100

ちなみに11.6インチのディスプレイを搭載するラップトップPCのVAIO S11を重ねてみると、マウスパッドのほうが1~2まわりほど大きいサイズになっています。VAIO S11自体はAppleのMacBook Air(11インチ)あるいはMacBook(12インチ)と大きくサイズが違わないため、こちらでもサイズ感を掴む参考にはなるかもしれません。

Spigen マウスパッド A100

端にワンポイントでデザインされたSpigenのロゴマークは、この部分だけをシール貼りしているわけでなく、マウスパッド表面の布地にプリントされています。そのため、使用を続ける中でも文字自体が消えてきてしまうケースはかなり少ないように思います。

Spigen マウスパッド A100

マウスパッド自体は厚みが3cm弱と肉厚。(おそらく)クロロプレンゴムを素材とし、表面に指ざわりのよい布地を貼り付けている印象。摩擦への耐性はかなり高いと思われます。またクッション性もあり、マウスもスムーズに動かすことができそう。

Spigen マウスパッド A100

ちなみに「クロロプレンゴムとは?」と思った方は、こういったタブレットケースなどに用いられている厚みのあるクッション素材をイメージしていただくとわかりやすいかも。商品名としては「ネオプレン」とも呼ばれているものです。

Spigen マウスパッド A100

続いてはマウスパッドの裏面。こちらも色は黒一色。

Spigen マウスパッド A100

裏面には細かいテクスチャーがデザインされたゴム素材となっています。指で撫でてもザラザラとした質感が感じられ、これによって使用時にマウスパッド自体が動いてしまう・ズレてしまうといった心配はまず不要です。

Spigen マウスパッド A100

VAIO S11と並べてみたところ。コンパクトサイズのラップトップPCと並べてみると、やはりサイズはかなり大きめ。

Spigen マウスパッド A100

光学式マウスで試しに使ってみていますが、マウス自体は程度に摩擦が効いており、適度な力で滑らかに動かせます。操作感はかなりストレスがなく、幅広く満足できる方が多いかと。またクロロプレンゴムの柔らかさは長時間の使用でも疲れにくいです。

Spigen マウスパッド A100

一方で気になって点といえるのはゴミや汚れの目立ちやすさでしょうか。まず黒一色ということで、塵やほこりといったゴミはかなり目立ちます。ただこれは見方によっては「汚れていることがひと目にわかるので掃除の必要なタイミングがわかりやすい」ともいえそうです。

Spigen マウスパッド A100

私の場合、普段使っているマウスをそのままこのマウスパッドで使いはじめたところ、マウスの底面設置部が結構汚れていたことに気が付きました(汗) 掃除した上で常にマウスパッド上で使用していれば以後汚れる頻度は大幅に下がると思いますし、使いはじめる際にはマウスの掃除をお忘れなく。

Spigen マウスパッド A100

なお汚れが目立つこのマウスパッドですが、手入れは簡単です。表面に付着している程度のゴミであれば、セロハンテープなどでペタペタとしてあげるだけでゴミがきれいに取り除けます。

Spigen マウスパッド A100

表面が布地ということで、夏場の使用で汗が染みこんでの汚れは心配ですが、実は水洗いも可能な設計となっているので、定期的に洗ってしまえばこの点も解決できそう。

1,000円前後で購入できることから、もちろん汚れたタイミングで買い換えるという考え方もアリかもしれませんね。

ただし水洗いしても表面(布地)が簡単に痛む印象もないので、定期的に洗いながら使う中で「色が落ちしてきたから買い換える」という使い方になっていきそうに感じました。

マウスパッド以外の使い方も?

商品自体はあくまで「マウスパッド」として設計されていますが、シンプルなデザインと大判なサイズ、クッション性(あたりの良さ)を考えると、”マウスパッド以外の使い方と併用”というのもおもしろいアイデアかもしれません。

撮影用の下地として使う

マウスパッド以外の使い方としてひとつ目に思いついたのは、ブログ用などで物撮りを行なう際の下地(背景)として使用するというもの。マウスパッド自体はきれいなブラックなので、主にはホワイトやその他明るい色味の被写体を撮影する際に活用できそうです。

下の写真はSONY Xperia Z3 Tablet Compact(8インチ)を乗せてみたところ。サイズ的にはタブレットだとやや厳しいかなとも思いつつ、このくらいであれば斜めにおいても撮影+トリミングで背景を全面ブラックにすることができますね。

Spigen マウスパッド A100

一方こちらはSONY Xperia X Performance(5インチ)。このサイズだと端末の向きを変えつつ、より自由度高めに活用することができます。下の写真はストロボを焚いていますが、ブラックの下地であれば影自体が目立たないため、ストロボを焚かずとも影に気を使わず撮影できる点はメリットとして生きてくるはず。

Spigen マウスパッド A100

デスクマットとして使う

先ほどのは主にデザイン(色)を生かした使い方でしたが、今回例として紹介するもうひとつは、大判なサイズとクッション性を活用したデスクマットとしての使い方。サイズを考えると、12インチ以下のラップトップPCを使っている方になら勧めるかな、といったところです。

Spigen マウスパッド A100

実際に試してみると、手首から先の腕部分が適度なクッション性に包まれ、机にダイレクトに触れるよりも疲れにくい印象に。夏場だと汗や皮脂で汚れが凄くはなりそうですが、その点ではこれからのシーズン(秋~冬~春)にはピッタリでしょう。

またクッション性以外に暖かさもあるので、冬場の防寒対策のひとつとして敷いてみても効果が期待できそうですよ。

Spigen マウスパッド A100

実際に購入してみたけど、思っていた以上にサイズが大きかった……なんてケースにおいても、こういったデスクマットとしての使い方を検討してみるのはよいかもしれませんね(笑)

最後に

大判サイズ、滑らかな表地、しっかり滑り止めの効いた裏面、そして高いクッション性。マウスパッドとしての使いやすさはしっかりと感じられる設計であることがしっかりと感じられました。

一方でゴミや汚れが目立ちやすいという点は人によって気になる部分かもしれませんね。個人的には「日々掃除して綺麗なまま使い続けたい性格」なので、テープなどでのゴミ除去にしても、丸洗いにしても”掃除が簡単にできる”事のメリットのほうが大きいかな、といったところ。

2016年9月18日(日)時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は1,030円。とても手頃な価格になっているので、丸洗いまでするのはちょっと面倒……なんて方は(商品自体が気に入れば)定期的に買い換えもアリかも。

少し贅沢ですが、そんなことすら考えてしまえる価格の安さでもあり、質感も◯。大判サイズのマウスパッドを試してみたい方から今使っているものを買い換えたい方まで、試してみる価値が強く感じられる一品といえるでしょう。