モバイルアクセサリーブランド・Spigen（シュピゲン）の主要製品ともいえる、TPU素材を用いたソフトタイプのスマホカバー「ラギッド・アーマー」。個人的にも“ハズレが少なく安心して選べるケース”として、好んで使う存在です。
今回はSamsung Electronics（以下、Samsung）のハイエンドモデル「Galaxy Note8」向けのラギッド・アーマーを購入して使ってみた印象をレビューしていきます。
キックスタンドなどのギミック（付加価値）は不要で、とにかくシンプルに端末を保護したい。そんな方にぜひともオススメしたい製品です。
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はじめに：ラギッドシリーズの特徴
Spigenのケース製品で名称に「ラギッド」が冠されるものは「ラギッド・アーマー」「ラギッド・カプセル」の2種類。この2種類も含めた「ラギッドシリーズ」の大部分に共通する特徴は3つ。
- ケースカラーはマット調で非透明のブラック
- シンプルなベースデザイン＋カーボンテクスチャのアクセント
- 高品質TPU使用により柔軟性・保護性・グリップ性・堅牢性あり
冒頭でも触れたとおり、ラギッドシリーズは個人的にも好んで使う存在。直近で購入したハイエンドモデル（Samsung Galxy S8+、Galaxy S7、Galaxy Note5、Apple iPhone 7 Plus、Huawei Mate9、LG G6）でも、まずは「ラギッドから」といった具合で試してきました。
こうして複数試す中で個人的に感じている魅力は「ケース自体も丈夫」「掃除がラク」なこと。お気に入りのスマホに装着して毎日目にするモノなので、保護性能のほかに「手入れが容易でキレイに使い続けやすい」ことは大切。
同じように感じている方には間違いなく、ラギッドシリーズはハマる製品です。
“The ラギッド”なシンプルデザイン
購入は通販サイトのAmazon.co.jpにて。購入価格は1,830円（税込）でした。
Galaxy Note8専用のラギッド・アーマーは凝ったつくり、通常と異なる個性的なアクセントがない“The ラギッド”といった王道設計。
シンプルなデザインにカーボンテクスチャ、内側には衝撃から端末を守る蜘蛛の巣パターンやエアクッションテクノロジーが配されています。
▼外側は上下にカーボンテクスチャ
▼内側には衝撃を吸収するための蜘蛛の巣パターン
▼落下時の強い衝撃から端末を守る「エアクッションテクノロジー」も四隅に装備
これまで他機種向けラギッドシリーズも観察してきた身としても、特筆することがない。逆にその「シンプルさ」が特徴ともいえる製品です。
優れたサイズ感。パネル色との相性も◯
Galaxy Note8（本体色：Midnight Black）に装着。Galaxy S8シリーズから登場した新デザイン「Infinity Display（インフィニティ・ディスプレイ」採用機では、本体色を問わず、端末前面パネルの色は黒に統一。同系色のラギッドアーマーは見た目にも自然にマッチします。
▼ラギッド・アーマーを装着したGalaxy Note8に装着した様子（前面）
▼ラギッド・アーマーを装着したGalaxy Note8に装着した様子（背面）
▼フラットデザインの背面カメラ部も厚みを持たせてしっかり保護
▼ケース表面はつや消し仕上げ。指紋や皮脂汚れは付着しづらい
側面は他機種向けラギッドシリーズよりエッジが効いており、手に持った際には指がしっかりかかります。
▼上面：マイク用の開口がひとつ
▼右面：電源キーはケースが上から覆い隠す
▼左面：音量キー、Bixbyキーもケースが保護
▼イヤホン端子、USB端子、マイク、スピーカー、Sペンそれぞれに個別で設けられた開口
▼Sペン用開口部は開口を大きく取るだけでなく、高さを下げて取り出しやすい設計に
ケースとして気になる保護性能ですが、この点にはすでに強い信頼が。というのも、実は試用中に1m強ほどの高さからコンクリートの階段へ落下。階段を5段・10段……と転がり落ちこそしなかったものの、激しい衝撃を加えていまいました。
▼落下の痕跡として残った背面のスレ
上の写真のように表面が削れてしまうと、傷自体は消えません。ただ一方で落下時に衝撃でケースが外れてしまうことはなく、もちろん端末自体も無傷。
ケースが身代わりの役割を果たす「保護性能」を確認できた。結果として信頼が高まるきっかけになりました。
まとめ：シンプルに守るならラギッド・アーマー
Galaxy Note8専用ラギッド・アーマーはラギッドシリーズ共通の特徴を最低限でシンプルに詰め込んだ製品。遊びや挑戦がない点で面白みには欠けますが、「シンプルに」「無骨に」「確実に」Galaxy Note8を守ってくれる製品です。仕上がりは正直かなりよいですね。
Galaxy Note8は前面パネルの左右がラウンドした形状になっており「たるまず、でも必要以上に前面パネルを隠さない装着感」の実現は難しいはず。ただこの点も過去のGalaxyシリーズで培った経験が活きているのか、手に取った際にゴワつくなどのストレスがありません。
ケースカラーが非透明な点は好みが分かれるところですが、Galaxy Note8を「渋く堅実に守ってくれるケース」を探しているなら、ラギッド・アーマーはよい選択肢となることでしょう。
なおタフさに加えてキックスタンドなどギミックもほしい方には、Samsung純正の「Rugged Protective Cover」もオススメです。私自身も最近は動画を見る機会が増えてきたことから、現在はRugged Protective Coverを装着してGalaxy Note8を使っています。
