PCやモバイル関連のアクセアリーを幅広く展開するブランド Aukey より、新作のモバイルバッテリー PB-T6 を提供いただいたのでレビューしていきます。
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今回提供いただいたモバイルバッテリーは細長いスリムタイプのデザインでありながら、6,000mAhという容量をもたせた製品。約半年前にレビューした PB-N30 のサイズを一回り大きくしたもの、といったイメージです。
パッケージに同梱されているのはモバイルバッテリー本体の他にUSBケーブルと説明書、保証書。
本体カラーのバリエーションは2016年2月24日ではブラック1色のみの模様。本体重量は約137gほど。外装はプラスチック製で、軽量化に貢献しています。
表面はザラザラとした指ざわりが特徴的な非光沢な仕上がり。中央の AUKEY のロゴは刻印のように凹凸感のあるデザインです。
側面を1周まわりて確認してみると、正面向かって手前側と奥側、そして右側には何もなし。
一方正面向かって左側にはモバイルバッテリーへの充電に用いるMicro USBコネクタ、モバイルバッテリーからの給電に用いるUSBコネクタ、そしてその間にモバイルバッテリー自体のバッテリー残量を確認するためのインジケーター（LEDランプ）が配置されています。
背面。こちらもボディの質感は変わらず、ザラザラとしたマットなデザインに。
少し明るさを変えてみるとよりわかりやすいですが、向かって左側には製品の使用がデザインされています。入力が「5V・2A」までとそこそこの仕様になっており、加えて出力は「DC5V・2.4A」「9V・1.67A」「12V・1.25A」といった組み合わせに対応。タブレット端末の充電にも対応するほか、Qualcomm社の急速充電規格 Quick Charge 2.0 に対応した機器であれば急速充電も可能です。
手に持ってみた様子。冒頭にも書いたとおり、印象としては”細長い”といった感じで、フットプリント（縦x横のサイズ）はやや大振りであるものの、厚みは1.2mmとかなり薄型。
iPhone 6s（現行モデルの小さい方）と並べて持ってみるとと、それほど大きくサイズは変わらない、といったところです。
モバイルバッテリー本体から他機器への給電に使用するUSBコネクタはオレンジ色になっていますが、これはAukey独自の充電技術 AiPower に対応している証拠。Quick Charge 2.0 非対応機器であっても、接続した機器が対応する入力電流を自動で検知し、無理のない範囲で最適な電流を流すことができる設計となっています。
インジケーターランプはバッテリー残量に応じて3色（残量が少ない方から赤色→緑色→白色）で点灯。電源からの充電中、他機器への給電中のいずれにおいても同じ点灯方式となることから、一度覚えてしまえば、わかりやすく残量を理解することができます。
こちらはiPhone 6s（Quick Charge 2.0 非対応）機器へ給電を行なっている様子。出力電圧は約5Vとなっています。
続いてこちらはAQUOS SERIE mini SHV33（Quick Charge 2.0 対応）へ給電を行っている様子。電流・電圧チェッカーの値を確認してみると、出力電圧が約9Vとなっており、きちんと Quick Charge 2.0 を利用しての急速充電が行われていることが確認できました。
なおモバイルバッテリーを使う上でもっとも気になるポイントのひとつである「モバイルバッテリー本体を満充電するのに要する時間」についてはおおよそ3時間30分ほど。6,000mAhとそこまで大型ではないこともあり、就寝時間が短くなってしまったという場合でも暗視して持ち歩くことができるのではないでしょうか。
2016年2月24日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は1,999円。同価格帯であれば他社製品でも同程度あるいはそれ以上の容量を誇るモバイルバッテリーが見かけられますが、Aukeyのこのシリーズは形状が板状でスリムという点が大きなポイントといえます。
日常で持ち歩いているバッグが小さい、といった方にはあまり向かないかもしれません。が、例えばビジネス用のブリーフーケースなど、「サイズは大きいけれど厚みがあるものを入れるのには向いていない」といったバッグを日常で使っている方であれば、デザイン的にも持ち歩きやすく、便利に使用することができるのではないかと思います。
