スカイツリーの袂で食べられる”鰻のミルフィーユ”。うなぎ屋「鰻禅（うなぜん）」で6,500円の二段重を食す

「そういえば今年はうなぎ、食べてない……？」

そんなことを思った（のと以前からの約束もあった）ので、先日東京で予定していた仕事に絡め、調べて気になっていた東京・墨田区にあるうなぎ屋「鰻禅（うなぜん）」をブログ kuropon.mobi の中の人ことくろぽん（@kuropon）氏とともに訪問してきました。

「どうせよいお店で食べるのなら（これが最後になるかもしれないし）奮発して一番高いメニューを！」と注文したのですが、結果的に「またぜひともリピートしたい」という気持ちでいっぱいになったので、今回はこの鰻禅について紹介していきます。

なお今回の記事で使用している写真はすべてLG G5（型番：LG-H860）で撮影しています。こちらも併せて参考にしてみてください。

アクセス情報と店内の様子

鰻禅があるのは東京都墨田区。最寄り駅は東武スカイツリーラインの東京スカイツリー駅、あるいは都営浅草線の本所吾妻駅です。

今回は東京スカイツリー駅から歩き、徒歩数分で到着。大通りに面したわかりやすい立地であり、地図を見つつもほぼ迷うこと無くたどり着くことができました。

事前に調べていて確認した情報として「開店前に行列ができることも」というものがありましたが、この日は運良く開店5分ほど前の到着にも関わらず他に待っている人はなし。

お店の外にはメインメニューとなる鰻重のおしながきが掲示されています。

ほぼ開店の時間通りにお店の方が出てきてのれんをかけ、札を営業中に裏返し。すぐに入店することができましたよ。

こちらは店内の様子。座席はカウンター席が6席、2×2の4人がけテーブル席が2つ。そして少し階段をあがったところに2×2の4人がけ座敷席が2つ。

店内に用意されたメニュー表。メニューは鰻重（二段重／特上／上）が3グレード用意されており、いずれもきも吸が付いてきます。

こちらはドリンクのメニュー表。

今回はせっかくなので鰻重（二段重）をオーダー。なお鰻禅ではオーダーを取ってから活け鰻を捌きはじめます。そのため注文をしてから実際に料理が出てくるまでには30分～1時間程度の待ち時間が。

この日は仙台に帰るだけと他に予定も無かったので、併せてビール（中瓶）もオーダーし、飲みながら待つことに。

サービスのひれ焼きはビールと相性抜群

ビールと共にまずテーブルに運ばれてきたのがお漬物と鰻の佃煮。ちびちびと食べ進めていたところ、女将さんから「鰻を食べた後だと味がわからなくなってしまうので、早めにどうぞ」とアドバイスが。素直にガツガツ食べつつ、高まる鰻への期待。

そこから十数分。続いてサービス（無料！）のひれ焼きが登場。

パリパリとした触感が楽しいのはもちろん、ややしっかり目に効いた塩気がビールにどんぴしゃ。メニューに用意はされていないので追加注文はできませんが、お金を払ってもっと食べたいと感じるレベルです。

こちらはきも吸い。併せてお漬物がもう1皿づつ出てきましたが、こちらは「食べきれなければ残しても構わない」とのこと。

まさに”鰻のミルフィーユ”。異論は認めない

注文の済ませてから約30分。いよいよその時がやってきました。こちらがテーブルに運ばれてきた鰻重・二段重（税込6,500円）。

ちなみに事前に調べたと書きましたが、実際の料理の写真はほとんど見ておらず（え）。実際に手元に運ばれてくるまで「二段重=重箱が二段（ボリューミー）」と勘違いしてました。

でもそうではなく。下の写真で見えますかね。鰻とご飯の下にうっすら顔を覗かせる鰻（？）。

「食べづらいかもしれないけど、がっつり下からすくってくださいね」という女将さんのアドバイスの元、一度すくって（食べた後に）撮影した断面がこちら。鰻&白米&鰻&白米の4層構造になっています。

分かりやすく半分をきれいに食べて横から見たのがこちらの写真。もはやミルフィーユ以外の言葉が見つかりませんでした。

肝心の鰻の味はというと、タレも少なめ、味も濃すぎず、むしろ鰻自体の味がしっかりと楽しめます。それと鰻がふかふか。焼いてもこんなにふっくらできるものか、と思うくらいに口の中で自然とほぐれる触感がたまりませんでした。

食べ終わってから「あ、山椒……」と気がつくくらい、もう無我夢中で食べ進めましたよ。全体のボリュームも多すぎず、でもしっかりとお腹と気持ちに満足感が感じられる魅力的な鰻重でした。

食べ終わって気がつけば、お店の中は満席。後から入ってくるお客さんも多く、順番待ちをしていた方も結構いたのではないでしょうか。

最後に

約1時間ほどの滞在となりましたが、お店を出るときにあいさつしてくださった親方の笑顔と「ありがとうございました」の声まではっきりと覚えていますね。料理の美味しさはもちろんながら、お店の方の印象も含め、またぜひ足を運びたいと思えるお店でした。

スカイツリーのお膝元なので、観光ついでに美味しいうなぎを目指して立ち寄ってみるのも良いのではないかと思います。

最後にお店の情報をまとめておきます。