国内大手の音響機器メーカー・ONKYO(オンキヨー)から発売中の“ハイレゾ・オーディオ・スマートフォン”こと「DP-CMX1 GRANBEAT」。購入から2ヶ月が過ぎましたが、先月購入したONKYO純正のスリーブケースと合わせて、相変わらず気に入って使うことができています。
スリーブケースについては本革製でこそないものの、まさに“ジャスト”といえるサイズ設計、人工のPUレザーであるからこその手入れの楽さ、DP-CMX1 GRANBEATのUIデザインとお揃いである黒&黃のツートンカラーデザインに“メーカー純正品ならではのよさ”を噛み締めているところ。
そんなGRANBEATのONKYO純正ケースについて、スリーブケースから遅れること1ヶ月。2017年4月末に発売されたもう1種類の製品が、軽さと丈夫さを兼ね揃えるケブラー素材で設計された「ケブラースリムケース」です。
スリーブケースの出来に思いのほか満足してしまったため、もうひとつの純正品もついつい気になり、思い切って購入してみることに。
今回はONKYO純正のGRANBEAT専用ケース「DP-CMX1専用ケブラースリムケース(型番:DPA-KCCMX1)」のデザインや質感・サイズ感を紹介していきます。
重さとサイズを損なわず、強度も備える。そしてDP-CMX1 GRANBEAT(以下、GRANBEAT)とはまた異なる大人らしさを演出できる。そんな製品になっていますよ。
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価格は8,000円前後と高めの設定
改めて今回購入したのがONKYO純正品である「DP-CMX1専用ケブラースリムケース(型番:DPA-KCCMX1)」。
ONKYO公式オンラインストアのONKYO DIRECTで確認できる定価は8,618円(税込)と、スマホのケースとしてはかなり高め。ただ一方で、Amazon.co.jpでは出荷に数週間かかる状況となっており、供給が追いついていない様子も見受けられます。
私は貯めていた楽天ポイントがあったので、それを使ってeイヤホン 楽天市場店で購入しました。
薄い軽い強いの三拍子はケブラーならでは
パッケージデザインは、PUレザースリーブケース同様の白を基調としたシンプルなもの。内容物もケース本体のみです。
製品デザインも同じく、スマートフォン向けアクセサリーなどを幅広く展開するブランド「Deff(ディーフ)」が担当。
ケースカラーのラインナップはブラックの1色のみ。外側(および後ほど紹介する内側)全体に、ケブラーの編み込みパターンがそのままデザインとして使われています。
表面はサラサラとした指ざわり。編込みに沿って、わずかに凹凸が感じられますよ。
背面も全体にケブラーの編み込みパターンが入っています。
ケース自体は厚さが1mmもない薄型設計。ケース重量も実測で10g強と、かなり軽いです。
▼ケブラースリムケースの重量は実寸で12g
▼以前購入したmusashino LABELのフルアーマーケース。厚さは1mmほどで、重量も2倍近い
薄さ・軽さ・強度の3つを欲張ることができるのは、ケブラー素材を用いているからこそ、といえるでしょうね。
重さ・サイズを損ねずオシャレに決まる
早速GRANBEATに装着。GRANBEATの外装とケブラースリムケースで黒✕黒となり、色合いは非常に自然。大きさもほとんど変わりません。
側面面をぐるりと。上下は大きく開いた設計で、右側の物理キー箇所にも開口が。キー・スイッチ類には直接アクセス可能です。
GRANBEATへの装着は、ただ押し込むだけではありません。フロントパネルの縁に沿って爪となる返しが設けてあるので「カチッ」としっかりはめ込めます。
背面はほぼすべてのエリアをケースが覆い隠すため、見た目の印象は大きく変わりますね。開口はカメラとボリュームノブの2箇所に。
後から気が付きましたが、ケース外側にデザインされた「GRANBEAT」のロゴも、やや立体感のある、安っぽさのない仕上げが施されています。
ボリュームノブとカメラの開口を横から。厚さは1mm以下ですが、ボリュームノブとカメラ(レンズ)を守るには十分な高さがあることが見てわかりますね。
GRANBEATの側面(左)はボリュームノブ付近が少し変わった形状をしていますが、ケブラースリムケースもこれにきちんと沿った設計に。手抜きはありません。
手に持ってみてあらためて実感する魅力は、サイズと重さへの影響が本当に少ないということ。手の触れる箇所が金属からケブラーへと変わることで質感こそ大きく変わるものの、それ以外の違和感は感じません。
まさにGRANBEATを(サイズ・重量の2点において)素にできるかぎり近い状態で使いたいならこのケース!といったところでしょう。
ケースとしての保護性能にはやや気になる点も
このケブラースリムケースを選ぶ際に気になるポイントをあえて挙げるとすれば次の3点でしょうか。
- 装着前後で見た目の印象が大きく変わる(無地→編み込みパターン)
- ケースとしての保護性能よりは見た目重視の印象が強い
- 価格が高い
2つ目に挙げているケースとしての機能については、ケース自体は薄さ・軽さ・強さを備えた設計になっているものの、装着時に縁にかかる返しがさほど大きくないため、落下等の衝撃でケースが外れ、バウンドによって本体が傷ついてしまう“二次災害”は起こる可能性があると思います。
そこも含めれば、ポジションは保護機能よりサイズ・軽さが意識されており、そこに本体の強さとデザインのよさを備えたケースといったところ。
GRANBEATをスマホとして使う場合にもっとも選びやすい製品だと感じています。
さいごに
もともと単体でもスマホとしては大きめのサイズ、そして重厚さをほこるGRANBEAT。
そんなGRANBEATのサイズと重さを無駄にアップすることなく、ケースとしての最低限の保護機能、長期間の使用に耐える強さ、スタイリッシュなデザインを組み込んだ製品が、まさにこのケブラースリムケースといえるでしょう。
見た目に関しては装着することで印象が大きく変わりますが、ケースのツヤを抑えた質感も、また別な大人らしさを引き立ててオシャレですよ。
2017年5月1日(月)時点でのAmazonでの取扱い価格は8,934円(税込)と定価よりもさらに高価。ただしマーケットプレイス出品者の中には私が購入先として利用したeイヤホンも含まれており、こういった出品者を利用すれば定価にて購入が可能です。
GRANBEATをできる限り、素の大きさと重さで、高級感も損なわずに使いたい。そんな方には、少しお金を出してでも、検討してみる価値が十分にあるケースになっています。