国内音響機器メーカー・ONKYO(オンキヨー)が手がけるSIMフリースマートフォン「DP-CMX1 GRANBEAT」(以下、GRANBEAT)。購入直後から、本体の保護を目的として「musashino LABEL フルアーマーケース」を装着していました。
1ヶ月ほど使用する中で不満点が新たに生じるとはなかったものの、当初より気になっていたケースの構造(ベゼル部にひっかかる返しがナイ)はやはり不安に。
“はめこむ”というより“押し込むだけ”の装着構造なので、気がつくとケースがGRANBEAT本体からやや浮いているということも。
そんな折、ONKYO純正でPUレザーを素材に使ったスリーブケースが発売されました。ちょうどレザー系のケースが出れば試したいと思っていたので、こちらを購入してみることに。
今回はONKYO純正となる「DP-CMX1専用スリーブケース(型番:DPA-PUCMX1)」のデザインや質感を紹介していきます。
SPONSORED LINK
価格は税込みで約4,000円
今回購入したのは「ONKYO DP-CMX1専用スリーブケース(型番:DPA-PUCMX1(B)」。
2017年4月3日時点では家電量販店などでも取扱いがありますが、私はGRANBEAT購入時にもらったTポイントを活用してeイヤホン Yahoo!店で注文しました。
発売日は公式でも「3月下旬」としかアナウンスされていませんが、手元に届いた日付を考えると、実際の発売日は3月30日(木)ごろだったのかな、と思います。
GRANBEATと同じ黒✕黄のツートンカラー
パッケージは白を基調としたシンプルなもの。内容物もケース本体のみとあっさりしています。
ONKYO純正品であるこのケースですが、デザインはスマホ向けアクセサリーなどを幅広く展開するブランド「Deff(ディーフ)」が担当。
ケースは外側が黒、内側が黃のツートンデザイン。外側は革シボがデザインされたザラザラとした質感、内側は柔らかさのあるファブリック系の質感です。
GRANBEATの側面に配置された各種物理キー、あるいは入出力端子周りはすべて開口が設けられています。
素材感の継ぎ目も確認でき、“ケース単体”で見れば、細部まで凝ったデザインとまではいえないかもしれません。
ピッタリなサイズ感。勝手に抜ける心配は無用
さっそくGRANBEATに装着。装着は上の開口部から入れる設計で、今回GRANBEATにはガラスフィルムを張り付けた状態でしたが、違和感なくきちんと収まりました。
サイズ感はピッタリ。多少の余裕がありますが、天地を逆にしても、GRANBEAT本体がスルリと抜け落ちる心配は無用です。
正面のディスプレイ上部は、受話口やサブカメラのまわりをきちんと回避する形で、細かく設計されている印象。
背面もメインカメラ、ボリュームノブの場所はズレなく、精度の高い設計を感じます。
背面左下には「ONKYO」のロゴを刻印でデザイン。
側面もぐるりとチェック。1枚目の写真で左上の角にやや余裕(スキマ)があること、2枚目と3枚目の写真で物理キーや端子部はがっつり開口が設けてあることがわかりますね。
手に持ってみると、スベスベとした金属からザラザラとしたシボ加工アリのPUレザーに変わったことで、グリップ性はかなり向上した印象に。
PUレザーであるがゆえ、使い込んで馴染むことはないはず。ただしもともとピッタリのサイズ感を考えれば、馴染んでサイズが変わることはデメリットにもなり得るため、現状が1つのベストなのかもしれませんね。
なおケース本体の重量は約75gとそこそこ重いものの、この点はGRANBEAT自体がもともと重厚な仕上げになっていることから、気になること無く使えます。
ケース装着後の操作性は?
物理的な操作機構を多く搭載するGRANBEATだけに、ケースを装着した状態での操作性も忘れずに確認。
右側に並ぶHOLDスイッチ+4つの物理キーは、(指に大きさによるものの)親指で操作すれば、指の左右両端がケースに触れます。とはいえ開口がかなり大きめなこと、ボタンに直接触れられることから、操作に大きなストレスは感じません。
左側背面にあるボリュームノブは、GRANBEAT本体を右手で持ち、その右手人差し指で操作する分には問題なし。一方で、GRANBEAT本体を左手で持ち、その左手親指で操作する時はややケースのあたりが気になるかもしれません。
最後に前面のディスプレイ操作。下の写真でわかるとおり、ディスプレイ左右のベゼルはほぼすっぽりとケースで覆い隠されます。
PUレザーといえど力をかければ変形はさせられるため“無理”とはいいませんが、画面端の操作にはやりづらさを感じますね。よく使うアプリや機能でそういった操作が必要になるものがあれば、ほかのケースを探してみるほうがよいかもしれません。
さいごに
使いはじめてから数日。
サイズ感はしっかりしていること、それまで使っていた樹脂製ケースと比べれば指あたりがやさしく暖かいこと。GRANBEATのソフトウェアと同様に、黒と黃のツートンカラーでデザインされていることがこのスリーブケースの魅力だと感じています。
横から見ると僅かに覗くイエローの内装がアクセントとしても映えていて、個人的にも気に入っているポイントですね。
一方で本革よりは劣るPUレザーの耐久性は今後もう少し様子見してみたい部分。とくに右側面の大きな開口により、ディスプレイ右上の一部では細い枠しか残っておらず、GRANBEATをスマホとしてガシガシ使うなら、心細さはあるかもしれません。
2017年4月3日(月)時点では、各量販店やAmazonで税込み4,000円前後にて発売中。保護性能よりもGRANBEAT本体の高級感を損なわないことをケースに求めるならば、現状まずオススメできる製品です。