今年5月以降、初訪問を含めてすでに5回ほど台湾を訪問しています。
移動に使用する飛行機は安さが売りのタイガーエア台湾(LCC)ということで、これまでは「せっかくならできるだけ宿泊費用も安くあげよう!」と、毎回新規のホテルを試してきました。
実際に安さを重視するとまず選択肢に入ってくるのはトイレやシャワーが共同のタイプになるのですが、個人的にはこれが結構ストレスになっているようで。部屋にトイレとシャワーが付いていることは、自分の中では結構大きなポイントなんだな、と気が付きました。
そんなわけで、今月(2016年11月)初旬に台湾を訪問した際は、予算を少しだけ足し、台北駅そばのトイレ・シャワーを室内に完備したホテル ROYAL HOTEL(皇家飯店) を利用してみることに。
この記事では ROYAL HOTEL の内観や宿泊してみての感想をまとめておきます。
SPONSORED LINK
台北車站すぐそばで立地はわかりやすい
今回紹介するロイヤルホテルがあるのは、台北車站(たいぺい駅)のすぐそば。
今回は台湾桃園国際空港から國光客運(1819便)に乗り、台北車站で降車しましたが、台北車站からは徒歩数分でたどり着ける好立地です。
台北車站周辺の宿はこれまでにも Inn Cube 3S や York Design Hotel といったところを利用・紹介してきましたが、立地はもちろん、道順のわかりやすさという意味でもロイヤルホテルは断トツでした。
まずは台北車站の南側にある大通りを渡り、新光三越側へ。さらに先の横断歩道を渡り、西方向へ進みます。
この後、1本目に現れる交差点を左折。
進行方向左側に黄色の看板で「ROYAL HOTEL 皇家飯店」と現われます。この1階がホテルへの入り口です。
正面には自動ドアが2面。この向かって左側がホテルへの入り口です。ちなみに右側のドアはホテルの食堂への出入口となっており、夜など時間帯によっては閉鎖されています。
建物に入り、正面突き当りが受付。受付までの途中、左手には宿泊フロアへ登るエレベーターも設置されていますよ。
なお建物入ってすぐ、左手にはちょっとした休憩スペース。
右手には朝食が提供される食堂があります。朝の食堂の様子はまたのちほど。
今回ホテルに付いたのは深夜0時ごろ。受付はやや年配の男性スタッフでしたが、簡単な会話レベルであれば日本語が通じました。チェックイン手続きの際に雑談しながら確認してみたところ、たまたまこの方が日本語が話せるという感じの模様。
必ず日本語が通じるとはいえませんが、やはり少し安心はできますね。なお宿泊代の支払いやレシート発行はチェックイン時で、クレジットカードも利用可能です。スタッフの方はかなり親切な雰囲気で、終始ニコニコと対応してくれたことがとても印象的でした。
ホテルと部屋の内装をチェック
チェックイン時に受け取ったカギを手に宿泊フロアへ。受付手前にあるエレベーターで上の階へと上がります。今回は最上階の7階の部屋でした。
エレベーターを降りてすぐ、廊下の内装。廊下には窓がなく、ややひっそりとした印象。
フロアの昇り降りに使用するエレベーター。内装は新しくありませんが、小綺麗に掃除されている感じがあります。
部屋のカギはカードキー。扉にあるセンサー部にかざして解錠します。なお連泊する場合、このカギは毎日受付に預ける必要はありません。
部屋の扉を開けて、まず現れた光景。奥にシングルサイズよりやや幅の広いベッドが設置されています。
見る角度を拡げてみるとこんな感じ。ベッド横にはルームランプとコートハンガーがひとつ。ちなみにハンガー(衣紋掛け)は用意されていませんでした。厚手の上着が増える冬場は自前で携帯ハンガーを用意しておくと活躍してくれるかもしれません。
ベッド横のルームランプ下には内線電話とメモ帳。メモ帳を取り付けたメモパッドには、館内で利用できる無料Wi-FiのSSIDとパスワードも書かれています。
館内Wi-Fiの通信速度をテスト。時間帯により多少速度に差はありましたが、上り下りともに速度は10Mbps前後といった感じ。無料サービスと考えれば十分な速度でしょう。
またベッドと反対側にはデスクと椅子、テレビ。
ポットやミネラルウォーターは備え付けがあります。水は減っている分を毎日補充してくれるので、外出時に持ち出すようにすれば、滞在中にペットボトル飲料をお店で買う頻度は減らせます。
そしてベッド脇(部屋に入り、向かって右側)にはガラス張りの部屋。
扉を開けて見ると、まず正面に洗面台が出現。
備え付けのアメニティは充実しており、歯ブラシやコーム(クシ)、シャンプー、シャワージェル、そしてT字カミソリとひととおり揃っています。こちらも補充は毎日行われていました。
そして向かって右側にはトイレ。上の棚にはバスタオルとフェイスタオルも2組用意されていました。
一方、左側にはシャワールーム。少し残念だったのは、仕切りの引き戸(本来3枚組み)が2枚しか付いておらず、完全に仕切ることができなかったこと(笑)きちんと扉を締めてシャワーを満喫した後、洗面台の足元に水たまりができていることに気が付きました……。
ただ部屋の内装も廊下同様、新しくはないものの清掃はされている印象でした。ベッドの枕やシーツもきれいに洗濯されており、においなど気になる点もなし。それだけに、シャワールームの扉だけ、もう1枚足してもらえると個人的に不満は感じなかったのかな、と(笑)
朝食はあえて食べずもアリ
宿泊内容には無料の朝食もついており、こちらは(確か)6:30~10:00の時間帯において、1階の食堂で食べられます。特に引換券などはなく、並んでいるものをセルフで取っていくスタイル。
並んでいるメニューは「台湾!」という印象はそれほどなし。しいていえば、ご飯の代わりにおかゆが用意されているということくらいでしょうか。この日は白いおかゆ、そしてさつまいも入りのおかゆ、2種類が並んでいました。
なおホテルを出てすぐ、道の向かい側には飲食店(出店)もたくさん並んでいます。早朝の時間でもお店はやっていたので、あえてホテルの朝食を選ばず、こういったお店でより現地らしい食事を楽しむのもよいかもしれません。
余談:お気に入りのスタバが近いのは◎
台北車站付近に宿泊した際、気に入って毎回利用している現地のスターバックスがあります。今回紹介しているロイヤルホテルはこのスタバと非常に距離が近かったのが、個人的にも嬉しい誤算でした。
ホテルを出て、ちょうど左方向に頭を振ると、スタバの看板を簡単に見つけることができますよ。
一応地図も貼っておきます。
日本国内でも利用できるスターバックスですが、現地のメニューは日本のものとはやや異なっています。あと色々と行動する中でふと疲れたときに、慣れ親しんだ雰囲気で休憩できる場所があるというのは結構魅力が感じられるものです。
店内は1階が注文カウンター、2階と3階が飲食フロアになっています。
3階はいつでも利用できるわけでなく、2階に空き席がなくなってきたときだけ開放されます。早朝の時間帯だと、まず開いていないことがほとんどですね。
ここのお店を気に入っている理由は主に2つ。ひとつめは店員さんの人柄がとてもよいこと。こちらの片言の英語に対しても嫌な顔ひとつせず、いつもとびきりの笑顔で対応してくれます。
そしてもうひとつは窓際の席から街並みをじっくりと眺めることができること。この写真は実際に窓際の席から撮影したものですが、人の行き来なども含め、街並みをぼんやり楽しむこともできます。
日本で発行したスターバックスカードなどは使用できませんが、現地の価格設定は日本よりやや安め。サイズの種類は日本と同様4種類(Short/Tall/Grande/Venti)なので、慣れていれば気軽に利用しやすい点もポイントです。
使ってみての印象
今回ロイヤルホテルの宿泊にかかった費用は、1泊あたりTWD1,780(約5,900円)。決して安くはないですが、立地のよさ、部屋にトイレやシャワーも完備されていることを考えれば、正直十分な内容だと感じました。
前述のシャワールームの扉など一分残念な点もありましたが、やはり駅に近いのは魅力大ですね。
ホテル側にはコンビニもあり、深夜に到着する飛行機を利用する場合でも、安心して選びやすいホテルだと思います。
最後に
今回はじめて台北車站そば、かつトイレとシャワーがついた部屋を利用してみましたが、LCCなどでクタクタになりながら現地に到着。ここから比較的手間を掛けずにそれなりの設備が整った部屋に泊まれる点には改めて魅力を感じました。
次回はせっかくなので、もう少し予算を足して、また別なホテルを利用してみようと思います。