Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

今月初旬に台湾・台北市内にある光華商場を訪れ、Samsung Electronics(以下、Samsung)のハイエンドファブレット Galaxy Note7(型番:SM-N930FD)を購入してきました。

その後、販売された製品の大部分が世界各地でリコール対象としてアナウンスされており、私自身も返品・返金の手続きを進めているところ。

ただ海外現地でハイエンドモデルを購入したのは今回が人生初ということもあるので、今回はこのSamsung Galaxy Note7(本体カラー:Silver Titanium)購入にあたっての記録(メモ)、および外観デザインのフォトレビューをまとめておきます。

SPONSORED LINK


光華商場で購入した理由とかかった費用

自分用のメモということも含めてまずはじめに今回なぜ台湾に渡航の上、Samsungの正規販売店(以下、Samsungストア)ではなく、光華商場(電気街の個人商店)で購入したのか、ということ。

これはずばり「正規販売店では全色在庫がなかったから」です。

もともとは発売直後だと確実には買えない(在庫切れを起こしている)可能性もあるのでは?と考えたため、少し時期をずらしての渡航を計画。

いよいよ渡航予定の直前になり、台北市内の三創生活園區内にあるSamsungストアでも本体カラーによっては在庫があるという情報を得て喜んでいたのもつかの間、まさかの訪問当日にお店のスタッフさんから返ってきた答えは「全色在庫切れ」でした。

その後、Samsungストアを2~3店舗まわってはみたものの、どこも返ってくる答えは変わらず「全色在庫切れ」。結局正規販売店での購入を諦め、三創生活園區の隣にある光華商場にて購入することに。

Samsungストアと光華商場での販売価格

購入費用についても詳しく整理しておきます。

Samsungストア

まずはSamsungストア。

Samsungストア

台湾でのGalaxy Note7の定価はTWD26,900(約86,000円)に設定されており、Samsungストアでも同価格にて販売されています。加えて、三創生活園區内のSamsungストアなどで購入すれば、必要手順を踏むことで(海外からの旅行者限定で)日本での消費税にあたる営業税の一部が帰国時に空港などで還付してもらえます(詳細は外部メディアに書いた以下の記事を参照)。

これも加味すると、Samsungストアで購入した場合にかかる端末本体の購入費用はTWD25,800(約82,500円)ほどとなります。

光華商場

続いては光華商場。余談ですが、下は実際に私がGalaxy Note7を購入したお店です。表に「LG Mobile」の看板が大きく出ていることに買い物後に気が付き、複雑な気持ちになりました(笑)

光華商場内の個人商店

今回私が利用した光華商場内の個人商店では”現金払い”ならTWD24,500(約78,400円)にて、Galaxy Note7(本体カラー:Silver Titanium)を販売していました。価格はお店ごと・本体カラーごとに異なっていましたが、どのお店でも本体カラーと価格の関係は Black Onyx > Silver Titanium > Gold Platinum となっていました。

実際にいくつかのお店で聞いて確認したのですが、光華商場内にある個人商店の多くでは、クレジットカード払いも選択”は”できる模様。ただしこの場合は、購入代金の5%が手数料として追加で加算されます。今回私が購入した Galaxy Note7 であれば、TWD24,500 x 1.05 = TWD25,725(約82,300円)がカード払い時のざっくりとした購入費用といったところ。

厳密にいえば、クレジットカード払いの場合は換算レートに為替変換手数料も上乗せされるため、最終的な費用としてはもう若干高くなります。ただしそれはSamsungストアで購入した場合でも、カード払いを選択すれば同じこと。いずれにしてもSamsungストアとほぼ変わらない価格で購入はできたということになります。

まあその後、日本へ帰国し、自宅へ帰る途中にアナウンスされたことを知った件のリコール。タイミングを考えれば、台北市内のSamsungストアでどこも在庫切れとなっていた原因は、このリコールの前準備だったのではないか?と思えますね。

なお現在はというと、Samsung の日本法人が提供している返金サポートを申請し、返送キットの到着を待っている状態です。こちらの進捗は以下の記事に少しずつ加筆していますので、興味があれば併せてチェックしてみてください。

Galaxy Note7 フォトレビュー

ここからは実際に購入し持ち帰ってきた Galaxy Note7(本体カラー:Silver Titanium)を写真で紹介していきます。

パッケージデザインをチェック

パッケージデザインは先日まで個人でも使用していたGalaxy S7と大きく変わりません。黒地にシルバーと明るいブルーで「SAMSUNG Galaxy Note7」の文字がデザインされています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

右上にはROM容量を示す「64GB」の表記。そしてそこからつながる形で側面部には本体カラーが中抜きでプリントされています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

左側にはNoteシリーズの特徴となるSペンのシルエットも。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

背面。台湾向けの商品ということで、文字表記は英語と中国語(繁体字)になっています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

対応周波数はBandでなく、周波数表記。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

上面・下面にはIMEIやMACアドレス、製造年、本体カラーといった情報がシール貼りされていました。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

ここまでチェックしてきた部分はスリープカバーとなっており、これを脱がせると内箱が現れます。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

購入店で貼ってもらった購入日を表すシール。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

内箱は巻物のようにぐるりと開きます。このあたりの収納方法も含め、基本的なパッケージデザインはGalaxy S7シリーズと同じ、といったところ。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

パッケージ同梱物を確認

パッケージに同梱されているもの一式を並べてみました。端末本体のほか、説明書類、充電器、USBケーブル、イヤホン、SIMイジェクトピン、Sペンの替えペン先、USB変換コネクタが2種類。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

USB変換コネクタはひとつがMicroUSB端子→USB Type-C端子へと変更するもの。従来のUSB変換ケーブルをそのまま使えるようにするためのアイテムです。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

もうひとつはUSB Type-A端子→USB Type-C端子へと変換するもの。Type-C端子を搭載するパソコンと接続できるようにするためのもの、といったところでしょうか。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

端末デザインを写真でチェック

こちらがGalaxy Note7(本体カラー:Silver Titanium)。シルバーというと派手なイメージがありますが、実物を見てみると意外にギラギラしておらず、落ち着きも感じられます。ディスプレイ両サイドにエッジスクリーンが配され、左右は完全なベゼルレスデザインに。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

ディスプレイ上部には受話口やサブカメラ(セルフィーカメラ)の他、Galaxyシリーズ史上初となるアイリスカメラ(虹彩カメラ)も。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

ディスプレイ下にはナビゲーションキーを配置。並びは従来のGalaxyシリーズ同様、左からアプリ使用履歴キー、ホームキー、戻るキーとなっています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

側面部分の材質は金属。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

上面にはSIMカード/SDカードスロットが用意されています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

右面には電源キー。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

下面にはオーディオジャック、USB Type-C端子、スピーカー、Sペンスロット。左右にアンテナラインも確認できます。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

真横から見てみると、ホームボタンは1mm弱程度、飛び出した設計に。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

また左面には音量キーが並びます。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

背面。フロントパネルは大部分を画面(黒)が専有していたのに対し、リアパネルはほぼ銀色一色。細かなスクラッチ加工を施した光学フィルムをガラスの下に挟みこむことで、独特の反射を再現しています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

こちらに搭載されてるメインカメラはGalaxy S7シリーズ同様、有効画素数が1,200万画素のデュアルピクセル仕様。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

台湾向けモデルの場合、背面下部には英語と中国語で製品情報が記載されています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Sペンは軽く押すことで取り出すことができる設計。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

側面にひとつ、物理キーが配されています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

ペンの頭の部分はノックできる設計に。これにより、ペンをよりスムーズに抜き差しできるようになっています。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

ペン先は細め。替えのペン先は太さの異なるものも同梱されているので、使う人に併せて選択が可能。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

手にとって見ると、やはりデュアルエッジスクリーンによるスリムさが際立ちます。もともと大柄なファブレットモデルであることもあり、この点はかなり効果的に生きている印象です。ただ一方で、これによってディスプレイ端では実質ペンが使えないという問題も。個人的にはよりペンの使いやすさを重視したフラットモデルも用意して欲しかった、というのが本音です。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

なおシルバーの本体カラーというと SONY Mobile Communications の Xperia Z5 Premium(本体カラー:Chrome)も思い浮かびますね。ただXperia Z5 Premiumでは鏡面仕上げとなっているのに対し、Galaxy Note7は鏡といった印象がありません。下は試しにあえて撮影者が映り込む角度で撮った写真ですが、撮影者のシルエットはうっすらとしか確認できないことがわかります。

Samsung Galaxy Note7 SM-N930FD Silver Titanium

最後に

現在は個人で輸入することも難しくなってしまっているGalaxy Note7。実際に世界各地でバッテリーの燃焼事故が発生している状況であり、残念ですがこればかりは仕方がないですね。

今回の一件で「Galaxy Note7は(交換や買い直しも含めて)使用を見送ろう」と思っていたのですが、今回記事作成用に写真を撮影する中で「やはり使いたい……」という気持ちが再燃してきました。実際に手にとってみるとデザイン・質感ともによいだけに、(安全性の観点から)使用できないというのは実に惜しい気持ちです。

国内でもNTTドコモやauからリリースされる予兆?のような噂も聞かれますし、また次回台湾に行く際には正常品(リコール対応品)がSamsungストアで通常購入できそうな気も。まず当面はリコールの動向を見守りつつ、場合によっては再購入も視野に入れるなど、使用については引き続き検討してみようと思います。