1ShopMobile.comではGalaxy Note7リコールに対する個別対応実施の予定はなし

搭載するバッテリーの燃焼事故多発により、現在世界各地でリコールや即時の使用停止がアナウンスされている Samsung Electronics(以下、Samsung)のハイエンドファブレット Galaxy Note7。

これに伴い当サイトで新商品の発売情報・価格情報などを取り上げている海外通販サイトそれぞれの取扱いモデルとリコール対応状況を確認していました。

このうち、1ShopMobile.comより、具体的な回答をもらっています。結果については先日書いた記事内にて簡単に触れていますが、改めて整理し状況を共有しておきます。

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1ShopMobileが当初取り扱っていた「型番:SM-N930FD」は台湾モデル

1ShopMobile.comでは、2016年8月中旬より、SoCにSamsung Exynos 8890(オクタコア)を搭載する「型番:SM-N930FD」を販売していました。

上記記事末の追記にも書いていますが、この当初に取り扱っていたモデルは台湾向けモデルであることは確認済みです。すなわち、現在リコール対象としてアナウンスされているモデルということになります。

なおその後、同サイトではこの「SM-N930FD」の取扱いを終了。代わりに香港向けモデルとなる「SM-N9300」の取扱いを開始していましたが、こちらも2016年9月16日(金)時点においては注文が停止されています。これはおそらく、香港からのGalaxy Note7自体の輸出が配送業者から禁止されたことによる影響だと思われます。

1ShopMobileでのリコール対応内容

上記内容を踏まえて、今回のGalaxy Note7リコールに伴う1ShopMobileでの同機種購入者に対しての個別対応を確認したところ、結果として1ShopMobile.comでは個別対応(リコールに伴い交換手続きのサポートなど)は行わないとの回答をいただきました。

少し詳しく話を伺ってみましたが、1ShopMobile.comの担当者の話では「1ShopMobile.com自体はメーカー公認となる正規の販売代理店ではない」「取り扱う商品は主に入荷元を特定地域に限定しない並行輸入品であり、型番は同じでもモデル(元の販売地域)は流動的になっている」とのこと。

こういった事情から、少なくとも今回のようにリコールの対応内容が各国・地域の法人毎に異なっているケースでは対応しない(できない?)という判断になったようです。

1ShopMobile.comでは一般的に、販売している商品に付帯する保証も「10日間の初期不良対応のみ」としており、この理由についても上記の「取り扱う商品が並行輸入品であること」が大きく影響していると考えられます。

1ShopMobile.comで購入した場合はどうするべきか

購入元ではリコール対応やそのサポートを行ってもらえないということで、ではどうするべきかというのが最大の問題点となります。

ずばりこの点について、とりあえず今回については、Samsungの日本法人が一昨日(9月14日)に正式にアナウンスしたサービス(返金対応)を利用することが最良の手段といえるでしょう。詳細は以下の記事にまとめています。

Samsungの日本法人であるSamsung電子ジャパンによれば、今回の返金対応の対象には通販サイトなどで購入した分も含むとのこと。実際に先日電話で確認した際にもその理解で合っていることは直接確認済みです。

1ShopMobile.comで購入した場合、購入内容(商品名や支払った本体価格)は購入時に登録したEメールアドレスに送られてきているはずなので、それをプリントしたもの(+クレジットカードの利用明細コピー)を必要書類として準備すれば返金はしてもらえるはずです。

最後に

今回、当サイトで定期的に情報を発信している3サイト(Expansys, 1ShopMobile.com, ETOREN)について対応状況を確認しました(他の2サイトでの対応状況は以下のとおり)。

このうち先に情報を確認できていたETORENおよびExpansysに関しては今後も引き続き”保証”という点で安心して使用できる内容となり、その一方で今回紹介した1ShopMobile.comでは(少なくとも購入者視点で考えれば)残念な結果となってしまいました。

今回のような大きな問題(リコール)自体、そもそも高い頻度で発生する問題ではありません。ただしっかりとした販売実績があるショップであったとしても、こういったケースになってしまう可能性があるということは、常日頃、意識しておくべきだと感じました。

個人的に1ShopMobile.comに持っている印象(特長)は「購入後のサービスは手薄いがとにかく安い」「新商品は発売直後は割高だが入荷時期が早い(ことが多い)」というもの。実際にこれは私だけでなく、個人輸入を楽しむ多くの方にとっても、間違いなく魅力を強く感じられるポイントであるとも思います。

ただその一方で、安い理由が企業努力以外による(例:保証サービスの内容が異なる等)ケースもありますし、また最終的に購入元を決めるのも自分自身であることは変わりません。

そういった意味では、より個人輸入などを安心して楽しむためにも、少なくとも販売元ごとの特徴をできる限り把握し、その上で自分がきちんと納得できる販売元を適時選択することは、今一度意識するべきだと思いました。

もちろん当ブログでも引き続き、そういった点でも役に立てるような情報を発信していけるよう、努めていくこととします。