iRobot Braava ブラーバ

乾拭きと水拭き、2つのモードでによる床の拭き掃除を自動で行なってくれるお掃除ロボット Braava(ブラーバ)。アイロボット ファンプログラムで約3ヶ月レンタルしており、使い勝手を試しています。

前回までは付属の専用クロスを用いた乾拭き(ドライモード)水拭き(ウェットモード)を試した様子を紹介しました。掃除の仕上がりもまずまずといったところ。

ただし付属の専用クロスは洗濯をして繰り返し使う設計。仮に毎日掃除したいとなれば、少し多めに枚数を持っておかないといけませんね。

そこで今回は、より気軽に利用できる市販の床掃除用使い捨てシートを装着し、使ってみることにしました。

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ドライとウェット、いずれも試してみる

最近では市販の床掃除用シートも高機能なものが多く出ています。今回はとりあえず、家にあったドライタイプとウェットタイプ、2つを用意してみました。

iRobot Braava ブラーバ

市販のものはメーカーが違えど互換性があると思いますが、今回使っているものはこのあたりに近いものです。

2種類試すとなると、掃除の流れとしては水拭き→乾拭きといった感じでしょう。というわけで、まずはドライタイプのシートを装着することに。幅は両サイドとも、多少余るサイズ。

iRobot Braava ブラーバ

ただ被せる際の折り目はブラーバ純正のパッドとほぼピッタリといえる位置についています。

iRobot Braava ブラーバ

これまで付属の専用クロスを使っていたこともあり、より薄い使い捨て用シートだと挟めるのですが、掃除中に外れてしまわないかはやや心配になります。

iRobot Braava ブラーバ

パッドをシートの中央にあてると2~3cm程度、シートが余ります。どちらかの端に揃え、大きく余った方を内側に折り込んでもよいのかもしれませんね。

iRobot Braava ブラーバ

そのままブラーバに装着するとこのような感じに。

iRobot Braava ブラーバ

掃除する部屋の床を一旦整理して……

iRobot Braava ブラーバ

掃除開始です。

iRobot Braava ブラーバ

パッドはドライモード用を使っていますが、装着しているシートはウェットタイプ。今回はウェットモードを選択してみることに。

iRobot Braava ブラーバ

ウェットモードでは、斜め前に進み、後退し、反対の斜め前に進み……とY字を描くように動きながら掃除を行ないます。前後への往復が多い分、少しハードな動きとなりますが、少なくとも簡単にシートが外れてしまうことはありませんでした。

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ただし掃除が進むにつれて、改めて観察してみると、ややたわみが発生している感じはありますね。

iRobot Braava ブラーバ

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今回掃除開始~終了までに要した時間は約20分ほど。付属の専用クロスで水拭きをした場合よりもやや長くかかりました。

iRobot Braava ブラーバ

掃除した結果がこちら。ゴミもきっちりと取れていることがわかりますね(※写真をクリックするとぼかしが消えます。閲覧注意)。

iRobot Braava ブラーバ

今回は続いてこのまま乾拭きへ。ドライタイプのシートを装着。こちらもサイズ感は先程のウェットタイプのシート同様。

iRobot Braava ブラーバ

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今度はドライモードで掃除開始。

iRobot Braava ブラーバ

変に引っかかったりする様子もなく、スムーズに動くブラーバ。

iRobot Braava ブラーバ

ドライモードはジクザクとひたすら進むだけなので、所要時間は先程より短くなると予想していましたが、こちらも結局所要時間が約20分ほど。やはりシートが薄手の分、こちらもたわみは発生していました。とはいえシートが外れてしまうわけではなく、特に気にする必要はなさそうです。

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今回は自前にウェットタイプのシートで掃除済みということもあり、明らかに目立つレベルでのゴミの付着はありませんでした(※写真をクリックするとぼかしが消えます。閲覧注意)。

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市販品でも巻き込まれる恐れはなし

先程からなんどか触れていますが、個人的にもっとも気になっていたのがシートが外れてしまわないかということ。中でも片側が外れてタイヤに巻き込まれたら危険だし面倒だなと懸念していました。

実際に使ってみるとその心配は要らないといえるでしょう。たわみこそあれど、手で確認してみても明らかに装着感がゆるくなっていることはありませんでした。巻き込みの心配もする必要はなく、安心して使えそうです。

iRobot Braava ブラーバ

安心して使える前提であれば、使い終わったシートをそのままゴミ箱へ捨てられる手間のかからなさは大きな魅力になり得ますね。

iRobot Braava ブラーバ

一度の掃除でシート自体が傷んでしまっている様子もなかったので、表裏と面を変えて2度使えるタイプのシートなら、2回きっちりと使うことができます。実際私も、ドライタイプのシートはこのあともう1度使用しました。

改めて掃除の後をチェックしてみて感じたこと

意地の悪いお姑さんのようですが、ブラーバの掃除後を観察しながら感じたポイントとして「汚れは落ちるがゴミは残る」ということがあります。

ブラーバはお掃除ロボットといえど、あくまで拭き掃除専門。掃除をするにあたり結果としてゴミを押して掃いてはくれるものの、そのゴミ自体の除去はしてくれません。クロスやシートに引っかかることはありますが。

引きずったゴミは段差などで落とされることが多く、例えば私の仕事場であれば、椅子の下に引いている防音マットの切れ目に小さなゴミがいくつか見つかりました。

iRobot Braava ブラーバ

また吸引するわけではないので、当然ながらブラーバ自体が入っていけない程度の狭いスペースはまったく掃除ができません。

iRobot Braava ブラーバ

床と壁の隙間に挟まったほこりもそのまま。

iRobot Braava ブラーバ

掃除機の用にゴミを吸引してくれるロボットであればまた少し違った結果になるはずですが、ブラーバを利用するのであれば、掃除機などでゴミを除去した後のほうがより綺麗に仕上がるといえるでしょう。

3ヶ月ブラーバを使ってみての総括

ブラーバのレンタル期間が実は今週末までということで、使用レポートは今回が最後となります。

初めて自分で使ってみるお掃除ロボットがこのブラーバであったわけですが、約3ヶ月使ってみる中で個人的にショックだったのは「生活の中で床は意外と汚れる」ということ。

特に私自身は裸足が好きなので、自宅では基本的に昼夜問わず裸足です(←これも汚れる原因のひとつでしょうね)。その何気なく踏みしめているところが想像以上に汚れているというのはショックであり、大きな気付きになりました。

そんな中、自分が部屋にいない時に、自動で賢く掃除をしてくれる存在というのは非常に魅力を感じました。なにより、掃除後に汚れているクロスやシートを見て「きれいになった」「裸足が気持ちいい」と感じたのは事実。

今回紹介したとおり、このブラーバ1台を完璧にといのは難しいでしょう。ただ頻度をそこまで多くは必要としないであろう拭き掃除要員としてなら、家に1台迎え入れるのはアリではないでしょうか。

我が家への本格導入も検討しつつ、使用レポートを締めくくりたいと思います。

ブラーバの詳細情報はこちら:
アイロボット公式オンラインストア