今年2月25日(木)に日本国内限定で発売となったPanasonicのコミュニケーションカメラ第2弾「LUMIX DMC-CM10」。コミュニケーションカメラ大好きの私はもちろん購入しました(迷いもしましたが)。
今回はこの LUMIX DMC-CM10 の外観デザインを、個人的に気に入っている部分などを少し掘り下げながらチェックしていくことにします。
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リアパネルから紹介したくなる端末(正式にはカメラですが)というのも珍しいのですが、やはり目を引くのはリアパネル。1インチサイズのイメージセンサーを搭載したリアカメラの存在感はずっと眺めていたくなるくらい、かっこいいです。
(カメラとして構えた際に)上側にあたる面には音量キー、電源キー、カメラスイッチ、シャッターボタンといった物理キー類が並びます。フレームも含めて金属製となっており、質感のよさも感じられます。
シャッターボタンはのペーっとした表面でなく、スピン加工によって外観と指ざわりも非常に高級感の感じられる仕上がりに。分類はあくまでカメラですし、もちろんながら半押しでのフォーカスロックにも対応するため、使い勝手も◯。
一方横にスライド差せる形でどの状態(スリープ状態、別のアプリ起動中など)からでもすぐにカメラが起動できるカメラスイッチは表面に凹凸感のある刻みが入っており、指一本でも非常に容易に引っ張ることができる設計になっています。
また側面からよくよく観察してみると、本体とカメラ(レンズ)部分にはやや段差が設けられています(カメラ側が若干下がっています)。これによりスマホとして操作する際、持ち手の指がこのくぼみにはまり、大きなカメラが付いているのに持ちやすい、というデザイン設計に。
こちらの面には物理キー上などにマークやメーカーロゴといった印字が見られますが、これらはすべてプリントのみ。特に刻印などはされていません。
カメラ側のサイド。
こちらには保護キャップの下に隠す形で、充電やデータ転送に用いる外部入出力端子(Micro USBコネクタ)が配置されています。
続いて下面。こちらは上面と異なり、一見かなりシンプルな外観に。
中央向かって左側に配置されているのはSIMカード/microSDカードスロットを隠す保護キャップ。ここも外装は磨き上げがされた金属パーツが使われており、質感という意味での違和感はありません。
保護キャップの下はこのような感じ。SIMカードはトレイに乗せて、microSDカードはそのまま直接挿し込みます。SIMカードのサイズはMicro SIMです。
またそのさらに左側には、今作より新たに設けられたストラップホールが。旧モデルの DMC-CM1 ではアクセサリー装着など多目的に使うことを想定した端子が配置されていたものの、結局この端子を活用するアイテムはPanasonic公式にはリリースされず。その端子をストラップホールに置き換える、という仕様が変更されています。
しかしこの側面の金属パーツ、水平方向に磨かれた質感が視覚でも触覚(指ざわり)でもしっかりと確認でき、無意識に撫でたくなりますね。好きです。
カメラと逆側のサイドにはスピーカーの音孔。ここも一応構造上はストラップの取り付けが可能となっており、DMC-CM1においてはここをストラップホール代わりとして使っている方もいました。が、もうそんな無理な使い方はせずともよくなりましたね。
背面にはカメラ感を強く意識し、革シボを再現した樹脂パーツがほぼ全面に貼られています。使い込むと少し手入れは大変(凹凸+樹脂の柔らかさで拭き取りにやや手間がかかる)ですが、それでもゴツゴツとした感触はなかなか指あたりがよく、また滑り止めとしての機能も。
レンズはLEICA(ライカ)の品質基準をクリアした DC ELMARIT(ディーシーエルマリート)レンズを搭載。今作ではレンズまわりの金属パーツもカラーが変更(シルバー→ブラック)されており、見た目の印象もより深み(落ち着き)のある感じになりました。
それとなんといっても忘れていけないのが可動式(沈胴式)のレンズ。カメラを起動すると「ニョキッ」と飛び出してきます。
感動的な反面、カメラ面を下にして置いている場合などはご操作でカメラを起動すると故障の原因にもなりそう。ということで、個人的にはレンズフード常用がオススメです。
またカメラの周囲(一番外側)に設けられたコントロールリングも、コミュニケーションカメラシリーズを楽しく使うために便利なと呼ばれる操作機構です。両手で構えてた際、本体を持つ右手親指で設定する項目を選び、左手で持ったコントールリングを回すことで調整を1段階ずつ調整できます。こちらもちょうど指でつまんだ際に触れる部分に刻みが入っており、操作性は◯。
ディスプレイは4.7インチと現行ではコンパクトサイズに分類されますが、1年以上前に発売されたDMC-CM1の時からディスプレイ解像度がフルHD(1920×1080)と高精細である点もパナソニック開発陣のこだわりなんだとか。取った写真を確認するだけでなく、編集やシェアもするスマホとしての使い方も意識して設計がされています。
手に持ってみるとやはり重さはしっかりと感じられ、また薄型といえど最近のスマホに比べれば厚みもあります。ただカメラとして持って構えると、この重さと厚みは適度に持ちやすさを感じさせてくれます。
さきほど触れた本体とカメラ部分の段差によって、ディスプレイ側で操作する際も持ちやすい、といった点も、まさにカメラとスマホ、両方の面を重視して設計された結晶といえるのでないでしょうか。
はあ、素敵。
DMC-CM1とそれほど大きく変わっていない外観デザインですが、今改めて観察してみても特別な印象を感じられる、魅力的な何かがあります。
Amazon.co.jpなどをチェックしていると、発売から1ヶ月で早速定価から2万円ほど値下げされているのはやや悲しくも感じられますが、安くなることでより多くの人が使って魅力に気がついてくれることを祈るばかりです。
余談ですが、DMC-CM1を入手した時に書いた記事を改めて読み返していたら、記事の書き方・写真の撮り方、いろいろなものが変わったなぁとしみじみしますね。
よければぜひ、併せて読んでみてください。