MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

毎日使っているパソコン MacBook Air(11-inch, Early 2015)用に、MS factory製のRMC Series キーボードカバー(日本語配列専用)を購入してみました。すでに数日ほど使ってみているので、レビューを残しておきます。

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今回購入したMS factory製のキーボードカバーはAmazon.co.jpにて1,280円で購入。11インチのMacBook Air用としては18色と様々なカラーバリエーションが取り扱われていますが、ブルー〜グリーンのグラデーションが個人的に好みだったため「Marvericks」を選択しました。パッケージはビニール製のケースに入っているだけ、とかなりシンプル。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

カバーがキーボードの部分だけで、トラックパッドやリストレストは覆いません。シリコン製で柔らかさがあるので、キーボードの上に乗せて、次自分で各キーとの位置を微調整する形で覆い被せていきます。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

装着したところ。遠くからみた際、もちろんキーの色が通常と違うことは分かるものの、思っていた以上にカバーが自然に被さっていることから、(当製品の存在を予め知っているケースを除けば)シールなのか、はたまたカバーなのか、といったことは近づいて見ないとわからないレベルだと思います。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

キーに刻印されている文字や希望はほぼ忠実に再現されており、異なる点はスペースキー上に ”RMC” のロゴが入っている程度でしょう。なおキー表面の彩色はしっかりと塗られている(半透明などではない)ため、キーのバックライト、あるいはCaps Lockオン時のライトは点灯を確認することができません。ここはやや残念なポイントです。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

はじめのうちは側面からよく観察してみると、一部どうしてもカバーが浮いてしまう部分も確認できました。こちらは装着からすでに数日ほぼ装着しっぱなしで使用していますが、だいぶ落ち着いてきたように思います。かなり薄手のシリコン製カバーということで、一度カバーを取り外すと再び乗せた時にどこかがまた浮いてはしまう(完全にピタッと乗せることは難しい)のですが、明らかにキーとカバーの配置がズレてしまう、なんてことはありません。キー操作をしていても特段違和感は抱かないレベルです。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

カバーを付けることで一つ気になるのが「カバーをつけたまま本体を閉じる事ができるのか」ということですが、結論からいえば閉じること自体は可能です。ただし(多少個体差もあると思いますが)未装着時と同じく完全に閉じる、ということは難しいといえるでしょう。下の写真はカバーを装着して本体を閉じた様子。若干ですが、ディスプレイとキーボードの間に黒く隙間ができていることがわかります。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

上から押さえてみると隙間の幅が狭くなることから、未装着時と同じように閉じることは難しいです。ただこちらも私個人の体感として、使わない時にMacBook Airを閉じた状態で本体の上に重しを乗せておくとカバーが定着してくるのか、気持ち、隙間が狭くなるような気がします。カバーの乗り具合と同じで、一度装着したらなるべく無駄に取り外さないことを意識するだけでも定着していくように思います。

MS factory MacBook Air 11 RMC-KEY-A1MVC

キーボードカバーを装着した状態でのタイピングに関しては、未装着時と大きく違いを感じるポイントがいくつか。ここではメリットとデメリットにわけて紹介しておきます。

メリット

メリットとして挙げられるのは「キーボードの汚染防止」という本来求められる機能、そして「タイピング音の消音化」の2点です。

まずはキーボードカバーとして当然求められることですが、カバーを被せることで指がキーボードに直に触れることが無くなるため、キーボード自体が汚れることを防止できます。使う中で汚れが付着してしまった場合も水で丸洗いが可能。洗浄時には中性洗剤も使用でき、かつ老朽化しても1,000円ちょっとで買い換えられるという点はひとつ魅力といえるでしょう。

そして個人的にもっともありがたかったのが、タイピング音を小さくできる、ということ。MacBook Airのキーボードを直にタイピングしていると比較的「カチャカチャ」といった音が鳴ります。普段使用する分にはよいのですが、公共の場所(例:新幹線や飛行機、高速バス内など)で使用する場合は周囲の視線が気になることもあります。最近たまたまそういった移動方法を利用することが増えてきたこともありますが、このカバーを装着することで(ゼロにはなりませんが)タイピング音はかなり静かになりました。

デメリット

続いてデメリット。ポイントは2つあるのですが、いずれもざっくりいえば「タイピングがしづらくなる」といった内容です。

ひとつ目はキータイプ時に、より指先の力が必要になるということ。カバーを装着することで従来より1〜2割増しでキーを叩かないとスムーズに打てない、といった印象があります。特性上タイプしづらくなることは想定もでき、仕方がないことでもある、ということもわかります。ただ同じ時間パソコンで作業をしていても、指や手が疲れる感覚は結構しっかりと感じることができます。

使っているうちに慣れてくる(あるいは筋力が付いてくれればそれはそれでOKなのですが)ことかもしれませんが、人によってはそうなる前にストレスを感じて使うのを辞めてしまう(しんどくなってしまう)可能性が十分考えられるでしょう。

そしてもうひとつが、キー上で指を移動させる際にやや引っかかりを感じるということ。カバー未装着の状態ではキー表面もスベスベとしており指のキー離れがよいですが、このカバーを装着することで指に接する部分がより摩擦の大きいシリコンに変わります。これによってキー上の指運びが遅くなり、タイピングスピードが遅くなる可能性があるでしょう。

指先の状態(乾燥している、潤っている)によっても大きく変わる部分かと思いますが、こちらも人によってはストレスを感じる可能性があると思います。

最後に

メリット・デメリットが結構はっきりと感じられるこのキーボードカバー。個人的にはキーの消音性がかなり魅力的ということ、そしてタイピングのしやすさに影響するデメリット2点(力が必要/摩擦が大きい)は慣れることでどうにかなるであろうと思うこと、から当分の間継続して使用してみるつもりです。

2016年1月9日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は1,280円。本体が柔らかく容易に丸めることも可能なので、消音性を考えて持ち歩く(環境によって装着する・しないを選ぶ)といった使い方もアリかもしれませんね。