Google Nexus 5X LG-H971

Googleの新しいNexusシリーズ「Google Nexus 5X」を購入しました。今回は外観のフォトレビュー、端末の中身、およびファーストインプレッションをお届けします。

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Nexus 5X LG-H971 の技術仕様

はじめに Nexus 5X(モデル番号:LG-H971)の技術仕様と購入理由を整理しておきます。 

項目 詳細
サイズ 高さ 147.0 ✕ 幅 72.6 ✕ 厚さ 7.9 mm
重量 136 g
OS Android 6.0 Marshmallow
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 808 64bit 1.8GHz Hexa-Core
メモリ RAM 2GB(LPDDR3規格) / ROM 16GB or 32GB
バッテリー 2,700 mAh
ディスプレイ 5.2インチ Full HD(1,920×1,080)423ppi
カメラ リアカメラ:1,230万画素
フロントカメラ:500万画素
通信方式

FDD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/9/17/18/19/20/26/28
TD-LTE:Band 38/40/41

3G(UMTS/W-CDMA):800/850/900/1700/1900/2100 MHz
2G(GSM/EDGE):850/900/1800/1900 MHz

Wi-fi:802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、2×2 MIMO
Bluetooth 4.2

その他 SIMカード:nano SIM
SDカード:-

Nexus 5Xは今年9月末にGoogleが発表した同社が直接監修するスマートフォンブランド「Nexusシリーズ」の1台。今回は Nexus 5X および Nexus 6P の2台が同時に発表されましたが、この Nexus 5X はFHDのディスプレイ、プロセッサに Hexa-Core(6コア)の Qualcomm Snapdragon 808、そして2GBのRAMと16GBまたは32GBのROMを搭載したミッドレンジの位置づけとなる端末です。

今作でNexusシリーズとして初となる指紋認証センサーをリアパネルに搭載し、また充電やデータ転送に使用する外部入出力端子にも初めてUSB Type-Cコネクタが採用されています。一方旧機種で対応していたQi(チー)規格によるワイヤレス充電、あるいは防滴仕様には非対応です。

ちょうど少し前に購入していた iPhone 6s と仕様が近づいてきた(iPhoneのRAMが2GBになった、Nexusに指紋認証が乗った、など)こと、いずれも現行で最新のモデルであること、の主に2点から ”改めてAndroidとiOSを比較するのに都合がよさそう” と思い購入することにしました。ちょうどGoogleストアで割引キャンペーンを実施していたこともあり、タイミングとしてもよかったように思います。

開封および同梱物チェック

Nexus 5Xには3色(カーボン/クオーツ/アイス)の本体カラーが用意されており、今回購入したのはカーボンの16GBモデル。パッケージについては本体カラーらしさが特に出ておらず、本体カラーに関係なくデザインは同じものとなっているようです。

Google Nexus 5X LG-H971

パッケージ側面に記載されているモデル番号と対応周波数。

Google Nexus 5X LG-H971

カラー印刷の部分はスリーブカバーとなっており、端末が入っている箱自体は真っ白。中央に Nexus 5X の ”X” を連想させるマークが刻印されています。

Google Nexus 5X LG-H971

箱を開けたところ。

Google Nexus 5X LG-H971

パッケージに同梱されているのは Nexus 5X 本体のほか、充電アダプター、USB Type-Cケーブル、説明書類、SIMピンといったところ。カーボンの本体カラーでも充電アダプターおよびUSB Type-Cケーブルの色がホワイトであることを考えると、これも本体カラーによって色が異なるといったことはなさそうです。

Google Nexus 5X LG-H971

外観フォトレビュー

Nexus 5Xのフロントパネル。本体カラーを問わず、フロントパネルは全てブラックで統一されています。

Google Nexus 5X LG-H971

ディスプレイ上にはフロントカメラと受話口、センサー類を配置。

Google Nexus 5X LG-H971

スピーカーはディスプレイ下に配置された1つのみとなっています。このあたりはミッドレンジモデル(機能よりも価格を優先した)と感じられる部分かと思います。

Google Nexus 5X LG-H971

Nexus 5Xに関しては筐体の材質もほぼプラスチック製となっています。

Google Nexus 5X LG-H971

右面には電源キーと音量キー。ハードキー類は面取りなしで”ほぼ四角”の角ばったデザイン。個人的には手抜きっぽさを感じられ、やや残念な印象です。

Google Nexus 5X LG-H971

下面にはケーブルを挿す向きを気にせずに使えるUSB Type-Cコネクタ、そしてイヤフォンジャックを配置。

Google Nexus 5X LG-H971

左面にはSIMカードのスロットが配されています。

Google Nexus 5X LG-H971

Google Nexus 5X LG-H971

ここも電源キーなどと同様に角ばったデザインに。

Google Nexus 5X LG-H971

リアパネル。背面にはカメラ、指紋認証センサー、Nexusのロゴ、そして(製造を担当する)LGのロゴが縦に並びます。

Google Nexus 5X LG-H971

カメラと指紋認証センサー。指紋認証センサーの周囲には金属のリングが配置され、認証時に目視せずとも、指先の感触でセンサー位置がわかるようになっています。

Google Nexus 5X LG-H971

カメラはやや飛び出ており、一方指紋認証センサーはやや凹んだデザインに。カメラに関してはレンズ周囲の枠部分が最も高く飛び出ているため、平らな場所であれば端末背面を下にして置いても、レンズ部分が直接接地することはないでしょう。

Google Nexus 5X LG-H971

NexusとLGのロゴはプリントによりデザインされています。リアパネルはややツヤを抑えた質感となっており、指ざわりはスベスベとしています。指紋や皮脂汚れなどは基本的に付着しづらいかと思いますが、継続して使用する中で付着してしまった場合は拭き取りが大変そうです。汚れが気にある方は定期的な掃除、またはケースを装着しての使用を心がけたいところ。

Google Nexus 5X LG-H971

なお旧モデルのNexus 5と同様、開封時にはリアパネル下部にIMEIの印刷されたシールが貼り付けられています。旧モデルではシール全体が糊面となっていましたが、今回は右端にはがしやすいよう、取っ手が設けられています。剥がして使いたいといった方にはうれしい配慮です。

Google Nexus 5X LG-H971

手に持ってみた様子。最近のスマートフォンの主流サイズ(5インチ前半のディスプレイ)ということで、大きすぎず(でも小さくはなく)といった感じ。プラスチックの外装はややマットに仕上げた加工のせいか少し滑ります。持ちやすさ(落としにくさ)という意味でも、個人的にはケースを装着するほうがよいように思います。

Google Nexus 5X LG-H971

端末の中身

Nexusシリーズということで、プリインストールされているホームアプリはGoogle Nowランチャー。アプリアイコンが並ぶ画面が1ページ、そしてその左にはGoogle Nowの画面が配置されています。

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ホーム画面上に配置されたフォルダの中身もすべてGoogle純正のもの。

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通知領域およびクイックアスセスパネル。

Google Nexus 5X LG-H971

アプリドロワーにて確認できるプリインストールアプリの数は21個とやはり少なめ。プリインストールアプリがほぼ1画面内におさまるあたり、見てみても やはりNexusシリーズ といった印象を受けます。

Google Nexus 5X LG-H971

設定画面も非常にシンプル。Android 6.0 Marshmallow以降からなのか把握できていませんが、「アプリ」とは別に「メモリ」という項目が並んでいます。RAMの使用状況はこちらより確認できます。

Google Nexus 5X LG-H971

Google Nexus 5X LG-H971

初期状態でのメモリの使用状況。2GBのRAMに対して空きが約0.8GB、とぼちぼちといったところ。メモリの使用状況は4段階(3時間/6時間/12時間/1日)での平均から選択して確認するようになっています。

Google Nexus 5X LG-H971

ROMは16GBの容量に対してユーザーが使用できるのが約10.7GB。うち使用中は約0.2GBほど。SDカードを使用することはできませんが、Google DriveやDropboxなどを上手に活用すれば、十分問題なく使えるレベルといえるでしょう。

Google Nexus 5X LG-H971

初期状態でのOSバージョンはAndroid 6.0。ただし初期設定中にすぐソフトウェアアップデートが降ってきており、現在はAndroid 6.0.1となっています。

Google Nexus 5X LG-H971

初期設定としてGoogle Playよりアプリを数十個インストールしている際の温度。プロセッサに高負荷をかけるとリアパネル側がほんのり熱くはなりますが、これによって動作に遅延が生じる・固まるといった現象は特に見られません。

Google Nexus 5X LG-H971

最後に性能の参考としてベンチマークスコアを。最近メジャーアップデートされたAnTuTu Benchmarkでは73,074というスコアに。ディスプレイ解像度がFHDということも影響しているかもしれませんが、点数的にはより性能の高いプロセッサ、容量の大きいRAMを搭載するXperia Z5などに肉薄としています。

Google Nexus 5X LG-H971

続いて Geekbench 3。シングルコアでは1,225、マルチコアでは3,579となりました。より性能の高いNexus 6Pも存在していることから下位モデル扱いとなるNexus 5Xですが、プロセッサのコア数がより多い他社製のミッドレンジモデルなどと比較してみると性能の高さははっきりとわかります。

Google Nexus 5X LG-H971

Google Nexus 5X LG-H971

最後に 3DMark にてグラフィック描写を中心としたベンチマークを測定したところ、19,010という結果に。ちょうど先日触れる機会のあったGalaxy A8あたりと同程度となっており、プロセッサのコア数など違いはあれど、ゲームなどを楽しむ分には同じように使えるといえそうです。

Google Nexus 5X LG-H971

指紋認証の印象

Nexus 5X/6Pにて、Nexusシリーズとして初めて対応することになった指紋認証。指紋の登録作業は他社製端末同様、センサーに指紋をあてて行っていきますが、ひとつの指紋を登録するために必要となるタッチの回数はわずか6回とかなり少なめ。なお登録できる指紋の数は最大5つまでです。

Google Nexus 5X LG-H971

登録作業があまりにもあっけないので逆に認証制度が心配だったのですが、認証スピードもはやく、かつ雑めに指をあててもしっかり認識可能。就寝前の真っ暗な室内でも問題なく使用することができます。

認証の成功・失敗は画面上で確認する他にも、バイブレーションの回数(成功時は1回、失敗時は2回、端末がバイブする)でもわかるため、適当に指をあてて、その結果が感覚的にわかるという意味ではかなり使いやすい認証と感じています。

指紋認証センサーが背面にあるということで、端末を置いた状態では指紋認証が使えないという点は間違いなく好みが分かれるとは思います。ただ手に持った時に自然に指が当たる位置にセンサーがあり、かつセンサーに指をあてるだけでスリープ解除とロック解除が瞬時に行える点は使いやすさとして十分といったところ。

現時点ではかなり好印象な機能といえるでしょう。

リアカメラの印象

今回のNexusシリーズ(Nexus 5X/6P)いずれにおいても特長的機能として扱われているのがカメラ。有効画素数は1,230万画素と決して多くはありませんが、大口径のレンズを採用することでf/2.0という明るさを実現し、かつ赤外線レーザーによるオートフォーカスにも対応となっています。

実際に簡単にカメラを試してみたところ、印象として旧モデルからは大幅に性能が向上しているものの、他社ハイエンドと比較すると価格相応といったところ。レーザーオートフォーカスということで被写体へのフォーカスが高速になるかといえば、正直そういった印象はありません。

Google Nexus 5X LG-H971

Google Nexus 5X LG-H971

一方、接写に関しては比較的近くまで寄れるな、という印象。

Google Nexus 5X LG-H971

またNexusシリーズにはカメラアプリとしてGoogleカメラアプリがプリインストールされていますが、このアプリの「レンズぼかし」機能を用いると、通常よりも大きく背景をぼかした写真が撮影できます。

Google Nexus 5X LG-H971

下は通常撮影(左)と背景ぼかし(右)を半分ずつ切り合わせたもの。比較してみるとボケ方が大きく異なっていることがわかります。

Google Nexus 5X LG-H971

カメラの性能として個人的に最も印象に残ったのはズームでしょうか。ズームx1で撮影したのが下の写真ですが…

Google Nexus 5X LG-H971

最大までズームをしてみてもかなりきれいに撮影することができています。もちろん撮影環境(明るさ)の影響もあると思いますが、スマホのカメラでズーム時にもこれくらいきれいに取れるのであれば、かなり便利に使えるでしょう。

Google Nexus 5X LG-H971

最後に

最新のOSをいち早く体験でき、かつ弄ろうと思えばブートローダーのアンロック〜root取得、あるいはカスタムROMの導入まで幅広い楽しみ方ができるNexusシリーズ。今回紹介したNexus 5Xに関しては旧モデルのNexus 5と比較すれば価格こそ大きく上がっていますが、通常のスマートフォンとしてライトに使いたいノンマニアックユーザーの需要に沿った思考も感じられる、トータルバランスという意味での完成度はより高くなっているといえるように思います。

もちろん現行のハイエンド機種と比較すると端末の質感(用いられている材質)、あるいは基礎性能の面で劣る部分はありますが、現在の最新の(純粋な)Androidで何がどこまでできるのか?といったことも含め、Androidを楽しみたいといった方には比較的購入もしやすくよいのではないでしょうか。

Googleストアでは12月30日まで、Nexus 5X 全6モデル(3カラー x ROM容量の異なる2モデル)が6,050円オフで購入できるキャンペーンを実施中です。気になっている方は今年最後の買い物として、キャンペーンを利用して購入しておくのがよいかもしれませんね。