モバイル関連やパソコン関連のアクセサリー類を幅広く取り扱う Inateck より、同社のBluetoothスピーカー Mars Box BP2002 を提供いただいたのでレビューしていきます。
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パッケージデザインは最近よく見かけるスリーブ式ではなく、二重箱式。
同梱物はBluetoothスピーカー本体の他、3.5mmオーディオケーブル、充電用のUSBケーブル、説明書類といった内容。
USBケーブルはコネクタ部分もかなりしっかりとしたつくりで、なおかつケーブルもナイロンの編みこみ式となっています。
3.5mmオーディオケーブルに関しても同様にナイロン編みこみ式の被覆に。
こちらがスピーカー本体。本体カラーのバリエーションはこのBlack/Redの組み合わせ1モデルのみで、黒い箱と赤い箱を敢えてややずらしたような個性的なデザインです。
上から見たところ。本体上部には受話/FMラジオへの切り替え機能を搭載したボタン(最左)および音量ボタン兼曲戻し・曲送りボタン(真ん中2つのプラスとマイナス)、再生/一時停止ボタン(FMラジオ時に長押しすると自動選曲)の4つを配置。
これらのボタンはシリコン系の柔らかい材質でできており、特にプラスとマイナスの2つに関してはボタンの中央をきちんと押してあげないとシリコンが変形するだけで操作ができません。
正面から見た様子。幅は500mlのペットボトルの全長より若干短い程度。
上や前方からだけでなく、その他の視点から見ても黒い箱と赤い箱を少しずらしたデザインで統一されており、全体的にもデザイン性はかなり高いといえます。
こちらは背面。
背面には電源ボタン、リセットボタン、充電用のmicroUSBコネクタ、そして3.5mmオーディオケーブルを用いてスマホや音楽プレーヤーなどと有線接続する際に用いるAUX端子が配置されています。なおこのBP2002は非防水の製品です。
向かって右側も左側の赤い箱と黒い箱を入れ替えただけのデザイン。
底面には中央に製品の仕様、そしてその左右両サイドにすべり止めのシートが貼られています。
シートは吸着性がしっかりあり、設置する際に一度上からグッと押し付けてあげればそうそう位置がズレることはまずないでしょう。また表面にゴミなどが付着して吸着性が悪くなってしまった場合はウェットティッシュなどで吹いてあげれば再利用できるものと思われます。
なおスマートフォンなどとペアリングする際は電源ボタンを長押しして、前面のメッシュ奥にあるLEDランプが点滅していることを確認したら、あとは接続機器側のBluetooth設定画面からスピーカーを探して選択(接続)するだけ。この手間もほとんどありません。
肝心の音質に関しては、もともとInateck自身が謳っている低音はかなりしっかりと鳴る印象。とはいえ決して低音だけが大きくなっているわけでなく、全体的なバランスがある程度考えられた中で低音がよりきめ細かに聞こえてくる感じです。
またこの手のBluetoothで接続して使用するスピーカーにしては珍しく再生する音の音量調整がスマホ側とは個別に、かつかなり細かい段階制で設定できる仕様となっていることから、例えば就寝前の静かな時間帯でもしっかりと適する(近所迷惑にならない)音量にしっかり設定して使用することが可能。さらに本体バッテリーも公表値では1度のフル充電で10〜15時間使用可能となっており、バッテリー残量も頻繁に気にする必要はないでしょう。
一方で防水や防塵機能がついていないことで利用する環境はやや制限があるのも事実。それとFMラジオに関しては自動設定機能が付いてはいるものの、現在の周波数(数値)を直接確認する手段がないため、このあたりの使い勝手は期待しないほうがよいかと思います。
2015年11月12日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は5,999円。同価格帯の他社製品を見てみると防水仕様を有するものなどもあり非常に悩ましいところですが、主に室内でのみ使用する前提であるのであれば、この Mars Box BP2002 を選んでも損をすることはないかと思います。