ZTE AXON mini Dualの販売がExpansysでスタート

先月下旬よりZTEのハイエンドモデル ZTE AXON mini Dualの仮注文受付を開始してたガジェットショップのExpansys。本日確認したところ商品が入荷しており、販売が始まっています。

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2015年11月6日時点における本体価格は41,825円で、仮注文の受付開始時より1,835円ほど高い価格設定になっています。ただし当初はアナウンスされていなかった専用TPUケースと液晶保護フィルムが付属するようになっており、実質的には値下がりしていると考えてもよさそうです。本体カラーはIon Goldのみで、日本への配送料、輸入時に課せられる輸入消費税(内国消費税、地方消費税)などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積もり額は約45,400円ほどです。

ZTE AXON miniは今年10月中旬に中国・ZTE(ゼットティーイー)が発表した同社AXONブランドに属するハイエンドモデル。ただし製品名に”mini”と配されてはいるものの、ディスプレイサイズ自体は5.2インチと現行の他機種と比較した場合においては小柄さはありません。

プロセッサーにはQualcomm Snapdragon 616 1.5GHz Octa-Coreを採用し、RAM容量3GB、ROM容量32GB(SDカードで別途最大128GBまでの容量拡張も可能)となっています。

また背面には有効画素数1,300万画素でデュアル仕様のカメラを搭載。PDAF(Phase Detection Auto-Focus の略。像面位相差オートフォーカス)による高速でのオートフォーカスを実現しています。その他に指紋認証センサーも背面に搭載し、ロック解除に用いる認証方法として指紋、目、声といったものを使用することが可能です。

なおExpansysの商品ページに記載されている対応周波数などを見る限り、仕様はExpansysが拠点を持つ香港にて発売されているモデルとおおよその内容は合致しています。ZTE香港の製品ページにて確認できる詳細な技術仕様は以下のとおり。

項目 詳細
サイズ 高さ 143.5 ✕ 幅 70.0 ✕ 厚さ 7.9 mm
重量 170 g
OS Android 5.1 Lollipop
CPU Qualcomm Snapdragon 616 1.5GHz Octa-Core
メモリ RAM 3GB / ROM 32GB
バッテリー 2,800 mAh
ディスプレイ 5.2インチ FHD(1,920×1,080)AMOLEDディスプレイ
カメラ リアカメラ:1,300万画素
フロントカメラ:800万画素
通信方式

【SIM1】
FDD-LTE:Band 1/3/7/8/12/17/20
TDD-LTE:Band 38/40/41
3G(WCDMA):850/900/1900 MHz
3G(CDMA):BC 0
2G:850/900/1800/1900 MHz

【SIM2】
2G:850/900/1800/1900 MHz 

Wi-fi:802.11 b/g/n/ac
Bluetooth 4.0 LE

その他 SIMカード:nano SIM x 2
SDカード:microSDカード(最大128GBまで)

ただし合致していない点(2つ)が結構気になるものとなっています。

ひとつ目は3Gでの対応周波数。Expansysの商品ページには2100MHz(おそらくWCDMAのBand1)が記載されていますが、ZTE香港などの製品ページにはこの記載がありません。3Gの2100MHz帯は日本国内においてもNTTドコモやソフトバンクがメインの周波数として使用していることから、これに対応しているか否かで使い勝手が大きく変わってくることとなります。

そしてふたつ目はディスプレイの感圧タッチ機能。以前も紹介していますが、Expansysの商品ページには「5.2-inch AMOLED curved 2.5D display “with Force Touch”(感圧タッチ)」と記載されていますが、こちらもZTE香港などの製品ページには特に記載が見当たりません。

ZTE AXON mini Dualの販売がExpansysでスタート

この2点に関してはExpansysで取り扱っているモデルがそもそもこの香港モデルと異なるという可能性も含まれるため、現在Expansysに直接問い合わせを行っています。こちらは詳細な分かり次第、改めて記事への追記などで報告できればと思います。

Source:Expansys、ZTE香港

2015年11月10日 追記

Expansysに問い合わせをしていた対応周波数と感圧タッチ機能の有無について返信があり、3G(WCDMA)ではBand1(2100MHz)に対応、一方でForce Touch(感圧タッチ)機能は非搭載である旨、確認が取れましたので追記しておきます。これを含めたExpansysで取り扱うモデルの詳細な技術仕様は以下のとおりとなっています。

項目 詳細
サイズ 高さ 143.5 ✕ 幅 70.0 ✕ 厚さ 7.9 mm
重量 170 g
OS Android 5.1 Lollipop
CPU Qualcomm Snapdragon 616 1.5GHz Octa-Core
メモリ RAM 3GB / ROM 32GB
バッテリー 2,800 mAh
ディスプレイ 5.2インチ FHD(1,920×1,080)AMOLEDディスプレイ
カメラ リアカメラ:1,300万画素
フロントカメラ:800万画素
通信方式

【SIM1】
FDD-LTE:Band 1/3/7/8/12/17/20
TDD-LTE:Band 38/40/41
3G(WCDMA):850/900/1900/2100 MHz
3G(CDMA):BC 0
2G:850/900/1800/1900 MHz

【SIM2】
2G:850/900/1800/1900 MHz 

Wi-fi:802.11 b/g/n/ac
Bluetooth 4.0 LE

その他 SIMカード:nano SIM x 2
SDカード:microSDカード(最大128GBまで)

感圧タッチ機能が非搭載という点はやや残念ですが、3G(WCDMA)で2100MHzにも対応していることから、日本国内においてもドコモやソフトバンクの回線にて通話機能などをきちんと使用できるものと思われます。感圧タッチが非搭載であることを含めても興味があるという方は、購入してみるのもよいかもしれません。