Inateck HB4010

USBハブやHDDスタンド、Bluetoothスピーカー、USB充電器といったデジタル製品を展開するInateckより、据え置き型の4ポートUSBハブ「HB4010」を提供いただきましたのでレビューしていきます。

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HB4010 はUSB3.0規格のポートを4つ搭載したUSBハブ。デザインは据え置き型になっており、正面側にはスマホやタブレットを置くことができる簡易スタンドも配置されています。

Inateck HB4010

こちらが HB4010本体。カラーバリエーションは2色(ブラック/ホワイト)で、今回提供いただいたのはホワイト。USBケーブルは元から組み込みされており、取り外し不可です。

Inateck HB4010

本体の外装はプラスチック。質感は光沢が強くツルツルとした感じで、ベタベタ触ると指紋や皮脂汚れは気になりそう。ただしホワイトに関してはそういった汚れがだいぶ目立ちづらく、また汚れの拭きとり自体は中途半端に非光沢な質感のものよりも圧倒的に簡単なので、これはこれでよいのかもしれません。

Inateck HB4010

側面から見ると分かるとおり、USBポートはやや斜めに傾斜がついています。またその裏側にはプラスチック部分が下からすくい上げるような形状でカーブしており、ここにスマホやタブレットを置くことが可能。

Inateck HB4010

正面。

Inateck HB4010

逆側の側面。

Inateck HB4010

本体の底面には滑り止めのラバーが4つ配置されており、据え置き型として設計されていることが改めて見て取れます。

Inateck HB4010

4つ並んだUSBポートの左側にはLEDライトが設置されており、通電中はここが青色に点灯します。

Inateck HB4010

スタンド部分にiPhone 6 Plusをおいてみた様子。HB4010自体のサイズがあまり大きくなく、また重量も特段重さを感じるわけではないものの安定感は抜群。角度がかなりしっかりと計算されて設計されていることがわかります。

Inateck HB4010

なお前述のとおり、4つのポートにはUSB3.0規格対応の証である青色の端子をはっきりと確認することができます。せっかくなので同じくUSB3.0規格に対応したUSBフラッシュメモリを用いてベンチマークスコアを測定してみることに。

Inateck HB4010

ベンチマークスコアの測定に用いたのは以前にも使用したことがあるWindows用のフリーソフト「Crystal Disk Mark」。USBメモリ、HDD、SSDといった機器の読み書き速度を測定することができるものです。

Inateck HB4010

測定目的は「USBハブを使っていない時と使っている時で転送速度に差がないことを確認する」こととし、MacBook Air(11インチモデル)のUSBポートに直接USBメモリを接続した場合およびHB4010を経由して接続した場合でそれぞれ3回ずつ測定。ともに最も数値が良かった結果を以下に比較しています。

項目 USBメモリ
単体 
HB4010
接続時 
Read
[MB/s] 
Seq Q32T1 77.860 76.500
4K Q32T1 10.550 10.220
Seq 98.580 98.350
4K 9.9620 9.492
White
[MB/s] 
Seq Q32T1 30.940 31.010
4K Q32T1 0.014 0.019
Seq 9.855 11.530
4K 0.018 0.014

数値を見てみると直接接続した場合(USBメモリ単体)とHB4010を経由して接続した場合(HB4010接続時)の結果が大きく変わらないことが確認できます。製品としては当然の結果かもしれませんが、きちんと使用することができるといえるでしょう。

最後に

本体のサイズがスリムな割に設置時の安定性はしっかりとしており、転送速度も問題なし。4つのポートそれぞれの間も比較的余裕を持った設計となっているので、充電性能は専用の機器には劣る可能性があるものの、リール式のUSBケーブルを並べて設置し、受電用スタンドとして使ってみるのもよさそうに思います。

Inateck HB4010

2015年9月23日時点においてはAmazon.co.jpで1,599円で取り扱いされています。機能面(USB3.0ポートx4&スタンド)を考えてもかなり買いやすい価格設定になっているので、スペースを取らない据え置き型のUSBハブを探している、という人にぜひ試してみてほしい製品といえるでしょう。