プライベート・ビエラ

パナソニック株式会社より 場所を選ばす楽しめるテレビ「プライベート・ビエラ」をお借りしています。普段から「見る場所を縛られるのが嫌」という理由でテレビはほとんど見ない私ですが、何せ家の中で持ち歩けるということで、借用期間中は少し意識してテレビを見るようにしてみました。ということで、今回はそんな プライベート・ビエラ生活を振り返りです。

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ワンセグ・フルセグとは違う安定感

そもそも私が今住んでいる部屋にはテレビを置いていません。なのでこれまで”たまに”テレビが必要になった場合は、携帯電話のワンセグやフルセグを利用して視聴するといった感じでした。まずこことの差として特に強く感じたのが チューナーの安定感。

これはもともと今自宅用の回線として使用しているのがモバイルルーターである(有線の固定回線ではない)ということの影響ももちろんあるのですが、実際にテレビを視聴している時に映像が固まる、途切れるといったことがプライベート・ビエラに関してはありませんでした。しかもディスプレイの画素数や解像度も、普段使っているスマホやタブレットと比較すると低いはずなのに、まったく気にならず。

プライベート・ビエラ

チューナーを置いている場所から扉を3枚挟んだ浴室内においてもブースターなしでしっかり映像を受信できたときは、本当に便利なものだと感心しっきりでした。

”気軽に” 使うための設計がよい

今回お借りしたプライベート・ビエラは外装だけみるとプラスチック率が高くてお世辞にも 高級感があるとはいえません。ですがプラスチックだからこそあまり細かいことを気にせず使用できた気もします。そしてそこに付随して持ち運ぶこと、いろいろな場所に置いて使うこと、を前提とした充電コネクタの仕様、チルトスタンドの機構。キッチンで使っていて油汚れが付いてしまっても、薄めた中性洗剤で掃除できるといった手入れのしやすさも非常にポイントが高かったです。

場所を選ばずに使える機器を、より積極的に使用してみようと思わせるためには ”気軽に使える” という考えはとても大切だと思います。そしてプライベート・ビエラからはその考えがしっかりと感じとれました。

インターネットへの切り替えがもう少しテンポよければ・・・

テレビも見れるしネットもできる、ということだったので個人的に期待していたのが「ながら検索(テレビを見ながら気になったことをサッと検索 の意味)」だったのですが、これについては残念ながら正直使いづらさを感じざるを得ませんでした。どこが悪いかというと、ずばり テレビチューナーと無線LANのネットワーク接続切り替えに時間がかかる点です。

私の場合、自宅のWi-Fi環境がよい(通信速度が早い)とはいえないため、インターネットをするときは自宅のWi-Fi環境に接続、それ以外(テレビ視聴時)はテレビチューナーに接続という使い方をしていました。で、ここの切り替えに毎回結構な時間がかかるのです。自宅に光回線などの通信速度が早い固定回線を引いているのであれば気にならないポイントだとは思いますが、ここの切り替えがもっとテンポよくできればより魅力的だったかな、と思います。

結局テレビを見るようになったのか

1ヶ月ちょっとプライベート・ビエラをお借りしてみた結果として・・・結局私の生活習慣にテレビは戻ってきませんでした。

一般的なHDDレコーダーからディスクドライブを省いたコンパクトボディ、前述の充電コネクタ、防水モニター、チルトスタンドなど、実際に使う中で魅力を感じた仕様は多くあり、プライベート・ビエラ自体はよくできた製品だと感じています。そうなると理由は簡単で、単に私自身がテレビというものに魅力を感じなくなってしまったようです。

ただ番組の録画が簡単だったり、チューナーと扉2〜3枚挟んだ環境でも普通にテレビが見れたりと、おそらくテレビを見ることが日常の生活習慣に根付いている人ならかなり便利に使えるのだろうな、という感想も。実家に1台買ってあげたら喜ぶだろうか・・・そんなことを真面目に考えています。

たまに家電量販店に立ち寄った際にテレビコーナーを覗いてみても、基本興味の対象だったのは画面サイズの大きな ”テレビらしいテレビ” ばかり、そういった意味では今回このプライベート・ビエラをお借りできたことで、また違った設計思想の製品があることを認識出来ました。Panasonic株式会社様、どうもありがとうございました。