2016年5月末から6月初旬にかけて台湾・台北市で開催されていたイベント Computex TAIPEI 2016 を取材するため、人生初となる台湾へと訪問してきました。
今回から全4回に分けて、仕事以外の裏側的な部分を(来年への備忘録的な意味も含めて)記録に残しておくことにします。
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台湾上陸は桃園空港から
今回の訪台スケジュールは5月31日(火)から6月5日(日)までの6日間。5月31日の夜に飛ぶフライトで、羽田から台北・桃園空港へと向かうことに。ちょうど同日に都内でKDDIの発表会があったので、こちらに参加後、直接台湾への移動となりました。
航空会社はジェットスター。22時15分羽田空港発、24時55分台北・桃園空港着のフライトで移動。
台湾に着いたいわん (@ 台湾桃園国際空港 in 桃園縣, 臺灣) https://t.co/WwFHk7SdDi
— まきはら そうすけ (@sosuke14jp) 2016年5月31日
桃園空港で飛行機から降りた後、空港内には携帯キャリアやComputex TAIPEI 2016の看板がいくつも見られました。
日付が変わってからの台北到着となりましたが、空港内の店は一部まだ開いているところも。
たださすがに、各キャリアの手続きカウンターはいずれも人がおらず、閉まっている状態でした。通ってきた通路側に並んでいたのは中華電信、遠傳電信、台灣大哥大の3キャリア。
近い時間帯に到着する便が多かったか、入国審査は順番待ちの列がやや長く並んでいる状態。とはいえ進む速度は特に遅さはありませんでした。
両替窓口は到着ロビーに出る前に設置されており、とりあえず10,000円を両替することに。両替の手数料も差し引かれて、約2,900TWDほどになりました。結局今回はこの後に1度(1,000円)両替をしたのみ。ところどころでクレジットカードを使用したこともあり、現金はそこまで使いませんでした。
この時間だと空港からの移動手段がタクシーくらいしかないとのことで、夜が明けるまで到着ロビーで待つことに。
到着ロビー側にも携帯キャリアのカウンターはありますが、こちらもこの時間では開いていません。実際に購入できるようになったのが7時30分過ぎくらいからでした。
ここで購入した内容は以下の記事にまとめています。
交通手段が動き出すまでは、到着ロビー(第1ターミナル)に設置されているベンチで過ごすことに。ところどころにコンセントが用意されており、また空港内では無料のWi-Fiも利用が可能。周囲も特に混雑はなく、朝までの待機はそこまで苦痛さはありませんでした。
到着ロビー内にはコンビニや自動販売機も設置されているので、日本を出発する前、あるいは到着後すぐに多少でもお金を両替しておくことがベターといえそうです。
また今回は利用しなかったものの、第1ターミナルと第2ターミナル間の移動にはバスとモノレール、2つの交通手段が用意されています。いずれも利用は無料です。
桃園空港第1ターミナルの1階にはフードコートやおみやげ屋が並んでおり、朝の7時前くらいになるとぽつりぽつりとお店が開き始めます。今回7時前の時点でお粥屋さんとバーガーキングが開いていたので、前者で朝食を食べることに。
どんぶりのサイズはラーメンどんぶりのような大きめのもの。ここに胡椒などのパンチが効いたおかゆがどっさりと盛りつけられています。メニューは複数から選ぶことができ、中にはピータンが入っているようなものも。味はとても美味しかったですよ。
Computex TAIPEI 2016会場へ移動
朝食を済ませ、SIMカードを購入した後はバスでComputex TAIPEI 2016の会場まで移動することに。イベント期間中は専用の無料シャトルバスも運営されているようですが、今回は一般的なバスを利用することに。
バスの乗車券購入窓口と乗車場所は共に第1ターミナルの1階。國光客運の窓口で1843(南港展覧館行き)のチケットを購入。代金はTWD115ほど。バスの発車時間が迫ると屋外のバスのりば付近に列ができるので、そこに並びます。乗車券はバスに乗る際に提示。
違う行き先へと向かう際もバスのりばが番号順に並んでいるので、チケットの購入およびバスのりばだけ間違えなければ、あとの勝手は変わらないはず。
バス内は各座席にモニターや充電用のUSBコネクタ付き。このあたりは台湾ならではというか、日本よりも進んでいるような印象を受けます。
移動中に暇だったので、バス車内から台北市内の様子を動画で撮影してみました。風景がどうこう、というよりもバス自体が結構揺れていることが分かるかと思います。
1時間弱程度バスに乗車し、Computex TAIPEI 2016のメイン会場となっていた南港展覧館に到着。
南港展覧館会場内の様子
会場に到着したら、まずは1階にある来場者受付にて来場者パスを発行。事前に申し込みした際に送られてきていた登録内容を紙にプリントアウトし、名刺を添えて渡します。なお今回はこのパスをPRESSパスに変更してもらうため、5階の窓口にて再度手続きを行ないました。
1階の入口付近には大きな展示も見られます。
こちらは展示会場への入り口。今回この南港展覧館では、メインの展示会場が1階フロアおよび4階フロアの2フロア用意されていました。
展示会場内は広大なスペースに詰め合う感じで、メーカーのブースが大小並んでいます。ブースの規模として特に広さを感じたのはASUSやAcerでしたね。
台北市内の主な移動手段はMRT(地下鉄)
会場に訪れた際に発行してもらった入場者パスにはICチップが埋め込まれており、Computex TAIPEI 2016開催期間中であればMRT(Mass Rapid Transit。台北市内及びその周辺を走る地下鉄)が無料で乗り放題となります。つまり開催期間中の主な交通手段としては、地下鉄が有効利用できるということですね。
MRTは落下防止シャッターというレベルでなく、線路とプラットホームが完全に分離されています。なおMRT自体は複数のものが走っており、同じ線でも行き先によって乗車階が異なる点は注意が必要です。私も今回、何度も間違えました。
初日は事前に持ち込んでいた仕事をこなしつつ、会場をざっくりと下見してホテルへチェックインすることに。予約したホテルは台北市内のお隣、新北市の板橋区にあるホテル。MRT南港展覧館駅からホテル最寄りのMRT府中駅までは約40分。移動時間は少し長くかかってしまいました。
台北市内から少し離れているものの、駅周辺はお店も多く、車の交通量も多め。結構賑わっている印象でした。
夜になると看板も鮮やかにライトアップされ、より台湾らしい雰囲気になるように感じましたよ。
なお宿泊したホテルは駅から徒歩数分程度の立地。詳細は以下の記事でまとめています。
台北市内を散策
チェックインを済ませ、一休みした後は、台北市内を散策。再びMRTに乗り西門(Ximen)駅で降車。
府中駅周辺よりも人の量が多く、より栄えている印象でした。街中にはゲームと思われるものの看板が多く目につき、中には日本語表記がされているものも。
街中にHTCストアなどがある点は、個人的にもテンションがあがりました。国内では発売されていない商品ももちろん、実物をチェックすることが可能。
歴史を感じる佇まいと、新しさが融合したような雰囲気でしたね。
一通り散策を済ませ、夕食(←写真を撮るのを忘れました)と食べた後は、ホテルへ帰宅。はじめは気が付かなかったもののMRT府中駅の構内には湾曲したデザインの未来感あふれる電光掲示板なども。
街は歩いていると、車も多いのですが、それ以上に多いのが原付きなどのバイクですね。
この後、ホテル付近のキャリアショップ(中華電信)でプリペイドSIMを購入しようとしたものの、望むプランが契約できないとの事だったので翌日以降に持ち越すことに。ただキャリアショップの中にも日本ではお目にかかれないものがいろいろと並んでおり、これといった目的なく訪れても十分時間を潰せることがわかりました。下の写真はLG FRIENDSのLG 360 VR。
MRT府中駅付近の様子。
また街を歩いていてひとつ目に止まったのが横断歩道に設置されていた歩行者用の信号機。MRT府中駅周辺に限らず、台湾滞在中に見かける歩行者用信号機のほとんどは下の動画のように絵が動いて情報を伝えるかわいらしいものでした。
最後に
はじめての台湾かつ海外取材ということで、正直緊張や不安もあった0~1日目。ただお店の店員さんなど、やり取りをした方は皆さんやさしく、それだけで気持ちがだいぶ楽になりましたね。
前日からまともに寝ずで行動していたので、この日の夜はかなりぐっすり眠ることができました。
次回は2日目の出来事などを引き続きまとめていくことにします。