当サイトでは日々、海外のガジェットショップでの商品取扱情報(個人輸入に関する情報)を紹介しています。
ですがこういったショップで買物をしたことがない方にとっては、複数あるショップのうち、どこがより利用しやすいのか、どんな特徴があるのか、といったことがイマイチわからないケースもあるのでは?と思いました。
そこで今回から複数回に渡り、日本語での問い合わせに対応した比較的初心者向けのガジェットショップの特徴などを整理して紹介していくことにします。
第1回目となる当記事では、日本から利用できる海外ガジェットショップのド定番ともいえる Expansys(エクスパンシス) について、これまで私自身が使ってみて感じた点も含めて紹介していきます。
記事の目次
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Expansysの概要
Expansys(エクスパンシス)は本社をイギリスに置くガジェットショップ。日本向けの販売拠点は香港に構えています。
取扱商品のほとんどは香港向けですが、たまにイギリス向けのSIMフリー製品も取扱いが見られます。
価格設定は平均的に見れば高すぎず、安すぎずといったところ。一方で配送料1,400円~というのは安い部類に入ります。
なお1回の会計における商品代金の合計額が7万円以上の場合はこの配送料が無料になるプロモーションを期限未定で実施中。
入荷後の商品取扱い期間も短すぎず長すぎずといった感じ。ただ最近は少しずつ、この期間が短くなってきているようにも感じます。
商品ページと価格表示
商品の価格は日本円表示となっており、商品購入時の請求も日本円です。
また商品ページにはその商品の特徴やスペックも一通り記載されており、商品を購入する上で最低限確認しておきたい情報が揃っているといえます。
最近では、開いているページの商品と回線事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなど)がサービスを提供する周波数の相性を簡単にチェックできる仕組みも用意されています。
特にSIMフリー機を購入する上で対応する周波数はややこしい項目のひとつなので、初心者には特にありがたいしくみといえますね。
日本円で価格が設定されているExpansysですが、購入時にExpansysへ直接支払う代金は商品の本体代金と配送料。これらの支払いには以下4つの方法が使えます。
- クレジットカード払い
- Paypal
- 代金引換(ヤマト運輸)
- 銀行振込(国際送金)
また上記の他、日本の税関にて課せられる輸入消費税の支払いが必要です。
配送業者がヤマト運輸であれば、商品受け取り時に宅配トライバーへ現金で支払います。この場合、支払金額は(おそらく)配達日前日にヤマト運輸よりEメールで金額が通知されてくるはずです。
またFedEx(フェデックス)の場合は、後日ポストに請求書が投函されます。これをコンビニ等に持ち込み、払い込むことになります。
輸入消費税の具体的な計算方法については、こちらの記事を併せてチェックしてみてください。
買い物や商品に関しての問い合わせ
注文の仕方や取り扱う商品の詳細について問い合わせる方法は電話、Eメール、商品ページに設けられたサポートフォーラムの3つ。
前者2つに関してはExpansysのサイト下部に記載されています。
またサポートフォーラムは各商品ページの下部(商品情報の下)に配置。商品に関する質問事項を書き込むとExpansysの担当者が返答してくれる他、他のユーザーも返答や追記をすることが可能。
利用するにはExpansysのアカウントを作成する必要がありますが、こちらは無料で作成が可能です。
取り扱う商品に対しての保証
Expansysでは、商品ジャンルごとに異なる期間の商品保証を付帯しています。具体的には以下のとおりです。
- スマートフォン・タブレット:12ヶ月6ヶ月
- オーディオ製品:6ヶ月
- ウェアラブル製品:6ヶ月
- その他の製品:2週間の初期不良対応のみ
(※赤字は2017年8月4日に更新。詳しくはこの後の追記にて)
ただしパッケージや製品へのキズ・ヘコミといった開封前~開封直後にすぐ確認できる問題は荷物の受取後24時間以内の連絡が必要です。
なお修理対応時の返送先住所は香港。修理期間は約2~6週間程度となっています。
初めにお読みください – EXPANSYS Japan
追記:2017年8月4日
保証規定が変更され、スマートフォン・タブレットに無料で付帯する保証期間が12ヶ月→6ヶ月間に短縮されました。また新たに保証期間を6ヶ月延長できる有料オプションの提供がスタートしています。
詳しくは以下リンク先の記事にて。
最新情報を受け取るには
Expansysではニュースレター(メールマガジン)を発行しており、新製品の入荷情報、セールの案内といったお得な情報をメールで受け取ることが可能です。
登録はExpansysのサイト下部にあるニュースレター登録をクリックし、名前とメールアドレスを登録すればOK。
またこの他にTwitterでもExpansys Japan公式アカウント(@EXPANSYSJapan)としてタイムリーに情報を発信中。多少時間差はあるものの、いずれでもほぼ同じ情報を受け取ることが可能です。
押さえておきたいポイント(特徴)
Expansysを利用する際のポイントや特徴としてズバリ押さえておきたい要点は以下のとおり。
- 支払い方法が複数から選べる
- 1回の会計額が7万円以上なら送料が無料に
- 未発売の商品は仮予約後に購入すればUSD10.00の割引適用
- 注文時にかかる費用がほぼ確定する
- 配送先の住所は英語での表記が必要
ここからはそれぞれについて少し詳しく説明していきます。
支払方法は複数から選択可能
海外のショップから商品を購入する際、その多くは支払い方法がクレジットカード払いとなっています。しかしExpansysが代金引換など、クレジットカードを持っていない方でも利用できる方法を用意。
銀行振込は国際送金(=手数料が高い)のであまり現実的ではないものの、こういったいくつかの方法が用意されている点は他との差別化ポイントであり、メリットといえます。
ただし最近では初回の買い物で高額の商品を購入しようとすると、身分と住所の証明、すなわち身分証明書(運転免許証など)と住所の確認できる書類(住所と名前が印刷されているクレジットカード利用明細など)の事前提出が必要となるケースもある模様。
初めて利用する場合は、こういったこともあり得ると頭にいれておいたほうがよいでしょうね。
購入代金が7万円以上なら配送料はタダ
先程も触れたとおり、まずは1回の会計における購入代金(送料抜き)が7万円以上の場合、配送料が無料となります。
7万円というハードルはやや高いものの、比較的登場したばかりのハイエンドモデルであればほとんどは配送料無料で購入が可能といえるでしょう。
なお割引クーポンなどを利用する場合は、クーポン適用前の代金が7万円以上であれば、クーポン利用によって70,000円未満となってしまっても送料は無料です。
仮予約すれば購入代金は10ドル割引に
Expansysでは発売前の一部商品に関して、”仮予約”という形で注文の予約を行なうことが可能です。
仮予約をすることで、商品の入荷直前に詳細(入荷日と本体価格)に関する連絡がEメールでもらえるとともに、実際にそのまま購入した場合は購入代金に対してUSD10.00相当の割引が適用されます。
なお仮予約はあくまで”仮”の予約。連絡を受けた際にキャンセルを申し出れば注文は取り消すこともでき、なおかつキャンセル代もかかりません。
発売日に購入する可能性が少しでもあるのであれば、とりあえず仮予約を済ませておくのはとても賢い手段といえるでしょう。
注文時に購入費用(総額)がほぼ決まる
商品ページの価格表示が日本円となっているExpansys。同じく配送料も日本円となっており、注文が完了してしまえば、それ以降から発送までに起きた為替変動の影響を受けません。
また輸入消費税も上記の商品価格と配送料を元に日本円で計算されるため、こちらも計算方法だけ知っていれば、注文完了時点で購入にかかる総額をほぼ知ることが可能です。
価格表示が日本円以外となっている他のガジェットショップでは、その多くが注文時は外貨で注文を受け、商品発送後に、発送時点(前後)の為替レートで日本円へ換算→代金請求の流れとなります。
この場合は注文時に円高となっていても、発送時点で円安になっていたら当初よりも割高な購入費用がかかるというケースもあるだけに、はじめから日本円で請求がされることは意外と大きなメリットになりえます。
特に注文時点で価格をしっかりと計算して、より安心して買い物をしたい方にとっては、Expansysのように日本円での価格設定・請求をしてくるお店は魅力的といえますね。
配送先住所は英語で指定
ここまで個人輸入に慣れていない方でも魅力を感じられるポイントが多いことがわかったExpansysですが、一点だけ注意が必要なのは配送先の住所だけは英語での表記(入力)が必要ということ。ただこれはExpansysに限らず、他の海外ショップのほとんどでも同様です。
簡単に例をあげて置き換えてみると、以下の様な感じになります。
【日本語表記】
〒123-4567
宮城県仙台市青葉区ふがふが町1-22-3
もがもが荘456号室
まきはら そうすけ
電話番号:090-1234-5678
【英語表記】
#456 mogamoga-so, 1-22-3, fugafuga-machi, Aoba-ku
Sendai-City
Miyagi
1234567
Japan
SOSUKE MAKIHARA
TEL:+81-90-1234-5678
とりあえずローマ字が読めれば、上のふたつを見比べることでどこがどう紐付いているのかはわかるはず。ちなみに置き換える際にポイントとして覚えておきたいことは以下の2つです。
- 英語で住所を書くときは住所の後ろから順番に書く
- 英語のつづり(スペル)が不明なときはローマ字表記で
日本語では「宮城県仙台市・・・」と都道府県から順番に書いていきますが、英語表記の場合は都道府県が最後にきます。
そして英語のつづりがわからない場合はローマ字で書く。これは最終的に荷物を自宅に届けてくれるのが日本の方であるからですね。
私の自宅もそうですが、地方であれば宅配ドライバーさん自体、海外からの荷物を取り扱うケースが稀ということも多くなります。
ですので、少しでも意識したいのは日本の方が見た時に、なんとなくでも住所が読めること。どうしても困ったら遠慮せず、わからない単語はローマ字表記で書いてみましょう。
総評:個人輸入初心者からオススメできるショップ
日本語での問い合わせ対応だけでなく、価格表示も日本円で分かりやすく、注文時に購入にかかる費用総額もほぼ決まるためより安心して利用が可能。また支払いにクレジットカード以外も指定可能。
初めて利用する際に全く障壁がないわけではありませんが、それでも、日本語での問い合わせに対応する他のショップと比べればよりハードルが低いのはこのExpansysといえるでしょう。
仮予約による割引、また最近ではツイートキャンペーンなどのプロモーションの積極的に展開しており、商品をよりおトクに購入できるケースも増えてきています。
総合的に見れば、初心者の個人輸入デビュー時にも向いている、幅広い方にオススメしやすいショップのひとつです。
当サイトでも今後引き続き商品情報などは紹介していきますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。