海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

先日、米国向け通販サイトAmazon.comで買い物をしたところ、商品の配送担当が「Apex」という見慣れない会社になっていました。

これまでよくお世話になってきた“定番”といえば「i-Parcel」であり、これなら勝手は慣れたもの。

しかしApexではどのようにして「海外」「日本」で荷物を追跡するのか?そもそも追跡できるのか?アレコレ試してみた結果、無事に荷物の追跡方法を理解できました。

この記事では海外Amazonから出荷された商品が「Apex」で配送されている場合の荷物を追跡方法、出荷~受取までの流れをまとめておきます。

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「Apex」とは

正式名称は「ECMS」

Amazon.comの注文履歴で「Apex」と表示される配送会社ですが、その正式名称はECMS(中国語表記だと「Yi Ke Man [易客满]」)です。

ECMSは2013年に設立された物流業者。サービス提供エリアは欧米から日本、中国、韓国、香港、台湾、シンガポール、マレーシアと広域にわたります。

ちなみに物流拠点(物流センター)は2016年末時点でロサンゼルス、シカゴ、ニューヨーク、アムステルダム、ソウル、東京、香港、天津、上海、北京、広州に設置されています。

荷物の追跡方法

今回Amazon.comからApexへ配送委託された荷物は、米国内ではApex(ECMS)が、日本国内では日本郵便が配送を担当(※配達先住所により異なる可能性あり)。

ついては荷物の追跡も米国内を移動中はECMSのサイトにて、日本国内に到着し通関した後は日本郵便のサイトよりそれぞれ確認できました

米国内にある荷物の追跡

米国内を移動中の荷物はECMSの追跡番号で追跡します。

Amazon.comから商品が出荷された後であれば、注文履歴から配送業者名と追跡番号(Tracking ID)が確認できます。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

ECMSの追跡番号をメモしたら、ECMSのサイト(https://www.ecmsglobal-jp.com/)へ。「貨物追跡」を選択し、荷物問い合わせ欄に追跡番号を入力します。

ECMSのサイト

すると「最新の更新内容」「これまでの履歴」など、追跡情報が表示されます(下の画像は荷物の受取が完了した後のもの)。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

上記を見てわかるとおり、この追跡番号でも「日本国内での配達完了」までが確認できます。ただし「実際に荷物を受け取ったタイミング」と「そのことが追跡情報に反映されたタイミング」には1~2時間ほどの時差がありました。

日本国内にある荷物の追跡

日本国内での追跡番号は(おおよそ)最終配達業者が配達に出発したタイミングで、ECMSのサイトで見れる追跡情報に緑色の文字で表示されます。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

ちなみに最終配達業者に委託後(「Shipment is tendering to third party carrier for final delivery」の表示が出た後)なら、ECMSのサイトにある問い合わせフォームから個別に尋ねることも可能です。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

日本国内での配送業者・追跡番号を問い合わせる際には、問い合わせフォームから最低でも以下のことを欠かさず伝えましょう。日本語サイトからの問い合わせる場合、問い合わせ内容はもちろん日本語表記でOKです。

問い合わせフォームから伝えること

  • ECMSの追跡番号
  • 「荷物がすでに日本での最終配達業者に受け渡されている」旨
  • 「最終配送業者」「日本での追跡番号」が知りたい旨

なお実際に問い合わせたところ、7月6日(土)の問い合わせに対して返事が来たのは7月8日(月)の朝10時すぎでした。下の画像は実際に返ってきたメール文面で、配送業者や追跡番号が明記されていました。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

おそらく問い合わせ窓口は土日祝は休業日なのだと思います。週末の問い合わせが週明け月曜日の朝イチで返ってきたと見れば、返信をもらうまでの所要時間はかなり短いと考えてよいかもしれません。

日本国内での配送業者・追跡番号がわかれば、あとはそれを使って詳細が検索できます。以下は今回の荷物について、日本郵便のサイトから追跡した結果です。

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

到着までにかかった日数

2019年6月末にAmazon.comで買い物をした際、商品の出荷~受取までに要した日数は(出荷日込みで)7日間でした。注文時に選ぶAmazonの配送方法は、料金がもっとも安い「AmazonGlobal Standard Shipping」を選んでいます。

参考までに、以下は追跡情報の確認画面(配達までのスケジュール例)です。

▼ECMSのサイトで表示したスケジュール(実例)

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

▼米Amazonの注文履歴から表示したスケジュール(実例)

海外Amazonから配送業者「Apex」で出荷された商品の追跡方法

商品の出荷日は2019年7月1日(月)、商品の受取日は7月7日(日)。Amazon.comから出荷の通知が届いた6日後に商品が手元に届きました。

なお配送に要する時間は注文時に選ぶ配送方法(有料オプションあり)やシーズン(繁忙期・閑散期など)によっても異なります。

Amazon.comで利用できる配送方法については、それぞれの違いを別記事でもまとめています。ぜひあわせて参考にしてみてください。