ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

通信販売で購入した荷物が運送会社が対応する配達可能時間帯に受け取れない。そんなときに便利なサービスといえばコンビニなどでの荷物受け取り。

ちょうど先日「自宅より外出先で荷物を受け取りたい!」というケースがあったので、仙台駅に設置された宅配便ロッカー「PUDOステーション」を使ってみました。

そこでこの記事ではPUDOステーションの使い方、使ってみて感じたポイントをまとめておきます。

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PUDO(プドー)ステーションとは

PUDO(プドー)ステーションは公共施設等に設置された宅配便受け取り用のロッカーサービス。

電車駅構内などに設置された“無料で使える公共宅配ロッカー”で、ヤマト運輸、佐川急便、DHLジャパンなど提携する運送会社が配送する荷物の受け取り先として指定できます。

主には不在票投函後の再配達で利用する想定ですが、ZOZOTOWNなど提携するECサービスでは初回の配達先住所としてPUDOステーションを指定することも可能。

またヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」に登録していれば、荷物配達前にEメールやLINEメッセージで届く「宅急便お届けのお知らせ」経由で、初回の配達先をPUDOステーションに変更するといった使い方も。

PUDOステーションの展開が始まったのは2016年7月。公式の案内によれば、2022年までに約5,000箇所以上へのPUDOステーション導入を目指しているとのこと。

例えば私が居住する宮城県では2018年3月24日(土)現在、仙台市内6箇所にPUDOステーションが導入済み。うち5箇所はヤマト運輸の営業所敷地内、残る1つの導入場所は仙台駅直結の商業施設・S-PAL仙台(エスパルセンダイ)です。

受取場所を指定する

今回はS-PAL仙台に設置されたPUDOステーションにて、通販サイトAmazon.co.jpで注文し、ヤマト運輸で配達される荷物を受け取ってみることに。前述のクロネコメンバーズに加入しているので、初回の配達先を自宅→PUDOステーションに変更してみました。

まずはヤマト運輸から届いた「宅急便お届けのお知らせ」より、受取場所を変更します。

▼「宅急便お届けのお知らせ」メール内のリンクURLから手続き

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▼③に「宅配便ロッカー(PUDOステーション)」の記載有り

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼クロネコメンバーズのアカウントでログインする

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼どのPUDOステーションに配達するか?を「住所」や「駅名」から検索・選択

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▼駅名検索を選んだ場合の画面。駅名の直接入力、住所から選んで探すことが可能

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▼「仙台駅」を選んでみることに

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▼仙台駅内で荷物受け取りに使える窓口がリストで表示される

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▼「宅配便ロッカー」と表示されているのがPUDOステーション

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▼配達日時は依頼者側で指定不可。表示された内容で問題なければ確定する

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼配達先をPUDOステーションに変更完了

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼クロネコメンバーズに登録したEメールアドレスにも手続き受付の通知が届く

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手続き自体に難しさはナシ。時間がかかるとすれば「配達先に指定するPUDOステーションを探す」ことくらいでしょう。慣れている人なら数分で完了できる内容でした。

ひとつ注意したいのは配達先の変更が完了したからといって、このあとすぐにPUDOステーションで荷物が受け取れるわけではないということ。

例えば「荷物を運ぶ運送会社がヤマト運輸」「クロネコメンバーズに登録済み」であれば、指定したPUDOステーションに荷物が保管された後に「宅急便納品完了のお知らせ」をが届きます。これを持って受け取りに行く流れですね。

受取場所・受取方法を確認する

今回紹介しているように「荷物を運ぶ運送会社がヤマト運輸」「クロネコメンバーズに登録済み」であれば、ヤマト運輸から届いた手続き受付の通知から指定したPUDOステーションの場所、PUDOステーションでの手続き方法も確認できます。

▼受取場所・受取方法の確認はリンクURLから

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼受取場所の確認画面

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼PUDOステーションでの受取方法を説明した画面

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

荷物を受け取る

指定したPUDOステーションへ荷物の保管ができたことを知らせる「宅急便納品完了のお知らせ」を受信。ここからは荷物受け取りの流れを見ていきましょう。

▼「宅急便納品完了のお知らせ」には荷物受取に必要な認証番号が書かれている

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

仙台駅ではS-PAL(エスパル)1Fに設置

仙台駅のPUDOステーション設置場所は、駅直結の商業ビル・S-PAL仙台の東館1F。ここに設置されたPUDOステーションは5時30分~24時30分(年中無休)で利用できます。

▼仙台駅東口バス案内所・高速バスきっぷうりば横の入口が最短アクセス経路

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

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▼S-PAL仙台の東館2Fから階段やエレベーターでもアクセスできる

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

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ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

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受取手続きの所要時間は数分程度

荷物の配達先として指定したPUDOステーションを見つけたら、中央にあるタッチパネルを操作して荷物を受け取ります。

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

荷物受取には認証番号が必要。今回はヤマト運輸から届いた「宅急便納品完了のお知らせ」に記載されていました。以下実際におこなった操作手順を写真で載せておきます。

▼表示に従い画面をタッチ

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼荷物受取に利用する認証方法を選ぶ。今回は手入力(写真左)を指定

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▼認証番号の入力画面に

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▼ヤマト運輸から届いた「宅急便納品完了のお知らせ」を確認

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▼認証番号(8ケタ)を真ん中で区切って「先頭4ケタ」「末尾4ケタ」の順に入力する

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▼先頭の4ケタを入力

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▼次の画面で末尾4ケタを入力

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▼中央に表示された枠内に手で受領サイン(フルネーム)をかけば手続き完了

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▼手続き完了後に表示される画面

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▼荷物の入っている場所の扉が勝手に開く。取り出したら戸をしっかり閉める

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

▼投函されていた荷物の荷姿。自宅で受け取る場合と特に違いはない

ヤマト運輸 PUDOステーションでの荷物受取

受け取り時のPUDOステーションでの操作もこれといって難しく感じる内容はナシ。認証番号だけ手元に用意できていれば、画面の指示に従って数分で完了できます。

使ってみて感じたポイント

はじめてPUDOステーションを使ってみて感じたポイントが3つ。

PUDOステーションを使って感じた3つのポイント

  • 配達先変更で受取可能日が延びる可能性あり
  • 各PUDOステーションごとに対応する運送業者が異なる
  • 持ち帰りが不便にならぬよう荷物の大きさも意識する

以下それぞれもう少し詳しく書いておきますので、参考にどうぞ。

配達先変更で受取可能日が延びる可能性あり

今回試したケースのように初回配達先を変更する場合には、受取日が当初予定から延びる可能性があります。

今回だとヤマト運輸から「宅急便お届けのお知らせ」が届いたのは3月14日(水)の昼過ぎ。この時点での配達予定日は3月15日(木)でした。

その後すぐに受取場所を変更しましたが、変更時に案内されたPUDOステーションへの配達日は3月16日(金)。当初予定より1日先に延びています。

受取可能日時は配達先をPUDOステーションに変更する際に確認できます。ここを見落とさず、しっかりとチェックしておきましょう。

各PUDOステーションごと対応する運送業者が異なる

それぞれのPUDOステーション単位で、利用できる運送業者が異なる点にも注意が必要です。

2018年3月23日(金)現在、PUDOステーションと提携する運送会社は「ヤマト運輸」「佐川急便」「DHLジャパン」「順豊エクスプレス」の4社。しかし例えばS-PAL仙台のPUDOステーションで利用できるのはこのうちヤマト運輸のみ。

もし身近に「いつか使ってみたい」「お世話になることがあるかも」と思うPUDOステーションを見つけたら、事前にどの運送業者で使えるのか確認しておくことをオススメします。各運送会社での対応設置場所はPUDOステーション公式サイトから確認できます。

持ち帰りが不便にならぬよう荷姿の大きさも意識しよう

最後に受け取った荷物は家まで自力で持ち帰る必要がある、ということも忘れないようにしたいですね。便利に受け取ることだけ考えて、大きな荷物を抱えて帰ることになってしまった……という自体は覚悟ができていないと正直ツラいです(苦笑)

PUDOステーションに入れられる荷物は「縦横高さ3辺計100cm以内」「重さ10kg以内」「常温商品」「貴重品は不可」の条件付き。あまりに無茶な大きさ・重さの荷物はそもそも保管できません。

それでも小さい荷姿が想定できる場合にのみ使う、持ち帰り用のバッグや袋を携帯しておく、といったことを意識して利用したいものです。

まとめ:“一手段”として覚えておくと役立つかも

宅配便の荷物の受け取りは“24時間営業がほぼ当たり前”のコンビニエンスストアでも可能。となればPUDOステーションにこだわる強い理由はありません。

しかし複数の運送会社で配達される荷物が一箇所で受け取れるという特徴を持っているため、今後サービス提供エリアがさらに拡充していけば、荷物の受け取りに関してコンビニより便利な存在となる可能性も。

宅配便を受け取るための“一手段”として、身近にあるPUDOステーションの存在を意識してみると役立つかもしれませんね。