“超鉛筆ライク”なデザインとかき心地のよさが魅力のデジタイザーペン「STAEDTLER Noris digital」。国内版と海外版を比べた際に違いとして「替え芯付属の有無」を確認していました。
ここからの発展で「替芯だけを個別に購入する方法はあるのか?」と調べて行き着いた情報が「Galaxy Bookに付属するSペン用の替え芯なら、メーカー公式窓口から買える」というもの。そこで実際に購入し、他Sペンとの互換性を使って試してみることに。
この記事ではSamsung電子ジャパン公式のカスタマーサポートからGalaxy Book用「ペン先交換キット」を購入する方法、および購入したペン先交換キットと他Sペン製品との互換性について紹介します。
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ペン先交換キットの購入方法
購入窓口
Galaxy Bookに付属するSペン用の「ペン先交換キット」はGalaxyカスタマーサポートセンターに連絡して購入できます。
上記番号に電話すると音声ガイダンスが流れるので、Wi-Fi版のタブレットを含む「①」を選びましょう。サポートセンターの担当者につながります。
購入できる製品(Sペン関連)
Galaxyカスタマーサポートセンターにて購入できるSペン関連の製品は次の3つ。
- Galaxy Book用ペン先交換キット:500円(税別)
- Galaxy Book 10.6(SM-W623)用Sペン:2,200円(税別)
- Galaxy Book 12.0(SM-W720)用Sペン:2,400円(税別)
(※すべて2018年3月時点での内容です)
見て分かるとおり、取り扱うのは「キャリアモデル以外の製品に関するアクセサリー」です。たとえばGalaxy Note8の日本国内での販売元はNTTドコモやau(KDDI)であり、これら製品の付属品購入についてはキャリア窓口への問い合わせを案内されます。
なお上記価格は正式に設定・公開している内容ではなく、今後変更される可能性があるとのこと。詳しくは実際に購入が必要となった際にあらためて確認してください。
購入時には商品代金のほかに「配送料(配送先により異なる)」「代引き手数料(300円・税別)」も費用として発生します。また注文後の購入者都合による返品も不可とのことでした。
購入の流れ
今回は「ペン先交換キット」を2セット購入することに。電話をかけるところ以降の手順は次のようになりました。
- Galaxy Mobile Japanの公式サイトに記載された窓口へ電話する
- 購入したい商品を伝える(例:「Galaxy Book 12.0用のペン先交換キット」など)
- 配送に必要な情報(住所・氏名・連絡先)を伝える
- 佐川急便の代引きで商品が出荷される
- 商品を受取り時に宅配ドライバーへ代金を支払う
利用できる支払い・配送方法は佐川急便の代金引換のみ。配達日の指定はできませんが、配達時間帯は(佐川急便が設定する時間帯枠から)希望を伝えられます。
代引き手数料が300円(税別)。また配送料は出荷元~宮城県で700円(税別)でした。
宅配ドライバーへの支払いですが、「商品代金」「代引き手数料」は現金でもクレジットカード(デビットカード含む)でも支払いが可能。「配送料」だけは必ず現金払いになります。
今回は電話での注文日から数えて2日後に購入品が配達されました。
ペン先交換キットの内容
荷姿は佐川急便が取扱う袋タイプのもの。
中身は「納品書」「購入商品(ペン先交換キット)」の2点。
気泡緩衝材(エアパッキン)から取り出してみると、Galaxy Note8などで同梱されている姿と同じものが出てきました。
ペン先交換キット(1セット)に含まれるのは「ペン先交換用具」「黒芯(エストラマー芯)×3」「灰芯×2」。
Galaxy Bookに同梱されるSペンが黒系色となっており、これに合わせてエストラマー芯は黒色のみの取扱いとなっています。
他Sペン製品との互換性を試す
購入したペン先交換キットを用いて「Galaxy Note8用Sペン」「Galaxy Tab S3用Sペン」「STAEDTLER Noris digital」との互換性を試してみることに。
先に書いてしまうと、結論として「Galaxy Note8用Sペン」「Galaxy Tab S3用Sペン」「STAEDTLER Noris digital」の3製品では付属芯と変わらないかき心地で使えると感じました。
▼Galaxy Note8用Sペンに装着してかいてみた。普段と違いは感じない
▼Galaxy Tab S3用Sペンでもテスト。こちらもかき心地に違和感はなし
▼STAEDTLER Noris digitalでも問題なく使えた
ペン先を外して挿し替えた際、挿したペン先のサイズが合わず外れてしまう・装着できないといったことはナシ。しっかりと装着でき、かき心地もこれまでと違いを感じません。
メーカーとしてはあくまで「Galaxy Book用」として販売しているものであり、それ以外の製品で「互換性をうたっていない」「使用を推奨していない」点は勘違いのないよう注意が必要。
ただ個人で試してみた限り、実用面では直近に登場した他のSペン製品とも十分に互換性を備えているという印象を持ちました。
▼Galaxy Note8付属のペン先交換キット(写真左)と今回買ったペン先購入キット(同右)
▼黒芯を比較。少なくとも見た目に大きな違いはなかった
まとめ
個人で試してみての結論ですが、Galaxy Mobile Japanのカスタマーサポートセンターで購入できるGalaxy Book付属Sペン用「ペン先交換キット」は直近の他Sペン製品でも“実用面”で問題なく使えるものと確認できました。
国内向けに発売されている「Galaxy Note8」や「STAEDTLER Noris digital」にはペン先交換キットが1セット標準付属しており、追加で購入が必要になるケースはほとんど稀でしょう。
でも万が一「付属品を紛失してしまった」「使い倒して消費してしまった」なんて場合には「Galaxy Book向けのものも代用候補になり得る」と覚えておくと役立つかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
あとがき
余談ですが、主目的(ペン先交換キットの互換性確認)とは別に大きな発見となったのが、個別販売用のペン先交換キットにはGalaxy Note7の余剰部品が再利用されているということ。納品書に「Galaxy Note7」のモデル番号を見つけることができました。
▼「SM-N930F」はGalaxy Note7の型番。余剰部品の再利用にもなっていると確認できた
Galaxy Note7は個人的にも思い出(思い入れ)深い製品であるだけに、なんだか無駄に愛着の湧くペン先になりそうです(笑)