Samsung S Pen EJ-PT820

Samsung Electronics(サムスン電子。以下、Samsung)が同社「Galaxy Tab S3」など大画面デバイス向けに開発したデジタルペン「S Pen(型番:EJ-PT820)」を紹介。

Wacom(ワコム)独自のデジタルペン入力ソリューション「feel(ワコム・フィールイット・テクノロジーズ)」対応デバイスであれば互換性あり。Galaxy Tab S3だけでなく、Galaxy Noteシリーズでも手書き入力に使用できます。

従来のSペンが備えていた機能をそのままに、よりしっかり握ってかきやすいサイズが魅力の製品です。

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今回レビューするS Pen(型番:EJ-PT820)は2017年2月にGalaxy Tab S3とともに発表されたデジタイザーペン。

それまでGalaxy TabシリーズのSペン対応モデルでは、Galaxy Noteシリーズ同様、デバイス内にSペンの収納スロットを設けていました。

しかしこれを変更し、ペン本体のサイズを大型化。通常のアナログ筆記具に近いサイズとすることで、デバイスに収納しての持ち歩きこそできなくなりましたが、持ちやすさ・かきやすさを向上させています。

▼S Pen(型番:EJ-PT820)のパッケージ

Samsung S Pen EJ-PT820

▼本体カラーは2色(Black/Silver)展開。下はBlack

Samsung S Pen EJ-PT820

▼長さはおおよそ135mm

Samsung S Pen EJ-PT820

▼ペン先の太さは0.7mm

Samsung S Pen EJ-PT820

▼消しゴムやエアコマンド展開に使うボタンも搭載

Samsung S Pen EJ-PT820

▼筆の尻(筆先の逆端)にはSamsungロゴ入りのクリップを装備

Samsung S Pen EJ-PT820

▼クリップはシンプルなつくりでかなり頑丈

Samsung S Pen EJ-PT820

▼ボタンとクリップ以外の飾りはなし。平らで光沢を抑えたデザイン

Samsung S Pen EJ-PT820

▼アナログ筆記具(鉛筆)との比較

Samsung S Pen EJ-PT820

▼厚み(高さ)は鉛筆とほぼ同じ。幅はやや広い

Samsung S Pen EJ-PT820

▼Galaxy Note8内蔵Sペンと比較。ペン先~ボタン間の距離は同じ

Samsung S Pen EJ-PT820

▼ペン本体の太さは異なるがペン先の構造は共通

Samsung S Pen EJ-PT820

S Penはそもそも“Galaxy Tab S3向けに再開発されたSペン”であり、Galaxy Tab S3においての標準品。消しゴムやエアコマンド展開に使うボタンは漏らさず搭載しています。

加えてデバイス内への収納に非対応となった代わりに、持ち歩きやすさを意識したクリップが設けられました。

印象はほぼ、従来のSペンをそのままサイズアップした製品。ペン先からボタンまでの距離もGalaxy Note8同梱のSペンと同じに設計されており、この距離感に慣れていると違和感なく扱えます。

▼機能をそのままに大型化。持ちやすさ・かきやすさは○

Samsung S Pen EJ-PT820

逆にGalaxy Note8などのSペンにて、筆記中に意図せずボタンを押してしまう“誤操作”をよくしてしまう場合は、S Penでも同じストレスを抱える可能性が高いです。

S Penの本体重量は実測で9g。Galaxy Note8同梱のSペンで3g、一般的な鉛筆だと4g程度なので、やや重くはなっています。しかし大きな差を感じるレベルではないですね。

かき心地はGalaxy Note8Galaxy Note FE(Fan Edition)付属のSペンと変わりません。S Penにも種類の異なる替え芯が同梱されているため、好みに合わせたかき心地の調整も可能です。

▼S Pen同梱の替芯と付替用具

Samsung S Pen EJ-PT820

かき心地が同じでもペン自体に太さと長さがある分だけ、やはり握りやすく書きやすいのはS Penです。

クリップは一見おまけのようにも見えますが、つくりはかなりしっかりしています。薄いものもしっかり挟むことができ、例えばオックスフォードシャツのポケットにもきちんと固定が可能。

▼シャツの布地など薄いものもしっかり挟める

Samsung S Pen EJ-PT820

ただしペン先を保護する仕組みやキャップはないため、雑に扱うとペン先の消耗を早めたり、痛めてしまう恐れがあります。縦型のペンケースに入れて持ち歩く際などは、ペン先を上にして収納するのがよいでしょう。

使っていて便利さを強く実感していることのひとつがボタン。Galaxy Noteシリーズとセットで使う場合に内蔵のSペンを取り出さずともエアコマンドが展開できることはやはり便利。

加えてGalaxy Note8やGalaxy Note FEなど「画面オフメモ」機能に対応するデバイスでは、画面オフ状態のデバイスにS Penを近づけボタンを押すだけで、デバイス内蔵のSペンを取り出さずとも画面オフメモをかき始められます。

▼画面オフメモもかんたんに起動できる

Samsung S Pen EJ-PT820

端末にケースを装着していると、デスクにて、置いたままでのSペン取り出しが面倒に感じることも。そこでS Penをペン立てに入れるなり、そばに置いておくなりすれば、内蔵ペンの取り出しナシですぐに画面オフメモ機能が使えます。

Sペン対応デバイスを日常から使い込んでいる方であれば、主な作業場のペン立て、あるいは日々持ち歩くペンケースなどに1本忍ばせておくと、間違いなく便利さを感じられることでしょう。

なおGalaxy Note8などSペンを本体に収納する設計のデバイスで使う場合には、Sペンの省電力モードをオフにしておくことがオススメです。詳しい手順は以下リンク先にて。

S Pen(型番:EJ-PT820)は日本のAmazon.co.jp(マーケットプレイス)にて並行輸入品が販売中。また米国のAmazon.comドイツのAmazon.deなどを使い、直接個人輸入することも可能です。

なお参考までに、米国における定価は税別でUSD79.99(約9,000円)。米国向けのSamsungオンラインストアではおおよそ半額まで値下げされており、Amazon.comでもこれに近い価格で販売中。私自身も米国のAmazon.comを使って個人輸入しました。

Wacom「feel」対応でGalaxy Noteシリーズ向けに販売されているデジタルペンとしては、過去にWacom「Bamboo Smart Stylus for Samsung Galaxy Note(型番:CS310UK)」という製品が存在。ただし発売は2015年10月であり、2年以上前。2017年12月現在は販売が終了しています。

Sペン対応デバイスに向けて開発されたメーカー純正品であり、操作ボタン搭載、持ちやすくかきやすい本体サイズを実現。デバイス内蔵のSペンと完全に置き換えて使うこともできる、まさにGalaxy Noteユーザー向け「大本命」のアクセサリー製品です。