2016年11月よりGoogle Pixelシリーズの取り扱いを始まっている、モバイルガジェットの海外通販サイトETOREN(イートレン)。
ここから約2ヶ月が経過した2017年1月現在、Google Pixel/Pixel XL のいずれについても、ひととおりのモデルが在庫あり(注文可能)になっています。
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Google Pixel
5インチディスプレイ搭載の標準モデル Google Pixel は、32GBモデルが2色(Quite Black/Very Silver)と、128GBモデルが2色(Quite Black/Very Silver)の全4モデルが取り扱い中。
改めて問い合わせにて確認したところ、現在庫の仕入元は米国であるとのこと。必然的に、商品は型番がG-2PW4100の北米仕様品となります。
2017年1月11日(水)時点における価格設定は、各モデルごとにバラつきがあります。それぞれについての、輸入消費税分を含む販売価格、そして配送料や為替変換手数料を加味した購入費用の概算見積額は以下の表のとおりです。
モデル | 販売価格 | 購入費用 (概算) |
---|---|---|
Quite Black (32GB) |
約¥98,000 ($843.00) |
約¥102,200 |
Very Silver (32GB) |
約¥94,700 ($815.00) |
約¥98,900 |
Quite Black (128GB) |
約¥113,300 ($975.00) |
約¥117,800 |
Very Silver (128GB) |
約¥113,700 ($978.00) |
約¥118,200 |
Pixelシリーズは2016年10月にGoogleが発表した同社のフラグシップスマートフォン。従来のNexusシリーズと異なり、ソフトウェアからハードウェアまで、すべてをGoogleが開発しています。
ソフトウェアはほぼ素のAndoroidを搭載。常に、最新のバージョンがいち早く配信されます。
また市販スマートフォンとして初めて、Googleの新たな音声アシスタント機能「Googleアシスタント」を標準搭載。現在同社製のアプリ「Google Allo」でも一部の機能については試用は可能なものの、Pixelシリーズでは音声入力もサポートしています。
なお2017年1月11日時点において、日本語での音声入力に非対応である点は注意が必要です。日本語で使う場合はこちらもGoogle Allo経由となるため、他のAndroid端末と同様の使用方法になります。
その他、Made by Googleの公式サイトにて確認できる北米版(型番:G-2PW4100)の主な仕様情報は次のとおり。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 143.8 mm |
横幅 | 69.5 mm |
厚さ | 7.3-8.5 mm |
重さ | 143 g |
システム | |
OS | Android 7.1 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 821 Quad-Core 2.15GHz x 2 1.6GHz x 2 |
RAM | 4 GB |
ROM | 32 GB または 128 GB |
SDカード | 非対応 |
バッテリー | 2,770 mAh |
ディスプレイ | |
サイズ | 5 インチ |
解像度 | FHD(1920 x 1080) |
種類 | AMOLED |
カメラ | |
メイン | 1,230 万画素 |
サブ | 800 万画素 |
SIMカード | |
種類 | Nano SIM |
スロット数 | 1 |
通信方式 | |
FDD-LTE |
Band 1 Band 2 Band 3 Band 4 Band 5 Band 7 Band 8 Band 12 Band 13 Band 17 Band 20 Band 25 Band 26 Band 28 Band 29 Band 30 |
TDD-LTE | Band 41 |
WCDMA |
Band 1 Band 2 Band 4 Band 5 Band 8 |
CDMA | BC0 BC1 BC10 |
TD-SCDMA | – |
GSM |
850 MHz 900 MHz 1800 MHz 1900 MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) 2 x 2 MIMO |
Bluetooth | Version 4.2 |
その他 | |
防塵防水 | – |
なおETORENによれば、Pixelシリーズは在庫の流通・確保が非常に不安定であり、取り扱いモデル(北米版 または グローバル版)が変わる可能性も高いとのこと。
この2モデルでは対応する周波数が大きく異なる(日本国内での利用により適しているのはグローバル版である)ため、注文に際しては十分注意する必要があります。
もしこれからETORENにてPixelシリーズを注文するという場合は、現在庫のモデル情報について、問い合わせフォームから事前に確認することを強く推奨します。
Google Pixel XL
5.5インチディスプレイ搭載の大型モデル Google Pixel XL についても、32GBモデルが2色(Quite Black/Very Silver)、および128GBモデルが2色(Quite Black/Very Silver)の全4モデルが取り扱い中。
こちらは現商品在庫の入荷元はイギリスとのこと。商品は型番がG-2PW2200のグローバル仕様品となります。
2017年1月11日(水)時点における輸入消費税分を含む販売価格、そして配送料や為替変換手数料などを加味した購入費用の概算見積額はそれぞれ以下の表のとおりです。
モデル | 販売価格 | 購入費用 (概算) |
---|---|---|
Quite Black (32GB) |
約¥121,600 ($1,046.00) |
約¥126,200 |
Very Silver (32GB) |
約¥115,900 ($997.00) |
約¥120,400 |
Quite Black (128GB) |
約¥141,400 ($1,217.00) |
約¥146,400 |
Very Silver (128GB) |
約¥140,500 ($1,209.00) |
約¥145,400 |
Pixel XL は5.5インチのディスプレイを搭載する大型モデル。搭載するSoCの種類やメモリ・内蔵ストレージ容量はPixelと変わりなく、この2機種間での主な違いは次の3点です。
- 本体サイズ(Pixel XLは高さが約10mm、横幅が約6mm大きい)
- 画面サイズ・画素数(Pixel XLは5.5型で解像度がWQHD)
- バッテリー容量(Pixel XLはバッテリー容量が680mAh大きい)
その他、Made by Googleの製品ページにて確認できるグローバル版(型番:G-2PW2200)の主な仕様情報は次のとおりです。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 154.7 mm |
横幅 | 75.7 mm |
厚さ | 7.3-8.5 mm |
重さ | 168 g |
システム | |
OS | Android 7.1 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 821 Quad-Core 2.15GHz x 2 1.6GHz x 2 |
RAM | 4 GB |
ROM | 32 GB または 128 GB |
SDカード | 非対応 |
バッテリー | 3,450 mAh |
ディスプレイ | |
サイズ | 5.5 インチ |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
種類 | AMOLED |
カメラ | |
メイン | 1,230 万画素 |
サブ | 800 万画素 |
SIMカード | |
種類 | Nano SIM |
スロット数 | 1 |
通信方式 | |
FDD-LTE |
Band 1 Band 2 Band 3 Band 4 Band 5 Band 7 Band 8 Band 12 Band 13 Band 17 Band 18 Band 19 Band 20 Band 21 Band 26 Band 28 Band 32 |
TDD-LTE |
Band 38 Band 39 Band 40 Band 41 |
WCDMA |
Band 1 Band 2 Band 4 Band 5 Band 6 Band 8 Band 9 Band 19 |
CDMA | BC0 |
TD-SCDMA |
Band 34 Band 39 |
GSM |
850 MHz 900 MHz 1800 MHz 1900 MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) 2 x 2 MIMO |
Bluetooth | Version 4.2 |
その他 | |
防塵防水 | – |
参考までにイギリスにおける定価を確認してみると、32GBモデルはGBP719.00(約101,500円)、128GBモデルはGBP819.00(約115,600円)となっています。単純にこれをETORENでの購入費用を比較すると、かなりの割高な価格設定であることは否めません。
ただし Pixel XL については、2017年1月11日(水)14時時点において、イギリス向けのGoogleストアでは全モデルが欠品中。
▼ Pixel XLを選ぶとすべての選択肢に「在庫なし」と表示される
また海外のGoogleストアでは原則、日本国内住所宛てへの直接配送に対応しません。そのため、もしGoogleストアより直接購入したい場合は、海外現地の輸入代行業者などを利用する必要がでてきます。
そのため購入に必要な費用としても、追加で、日本国内への輸入時に課せられる輸入消費税、輸入代行の手数料、現地から日本国内住所宛てへの配送料などの発生が見込まれます。どちらにしても入手費用は割高になる、ということですね。
そう考えれば、少なくとも日本向けの公式販売が開始されていない現状においては、細かい手間がかからないETORENでの購入も検討の価値はあると思います。
なおこちらについても今後、入荷する商品のモデルが変わる可能性はあるとのことなので、注文前の事前確認(モデル情報の問い合わせ)はかかさずに行なうことを強くオススメします。
余談:Pixelシリーズについて感じていること
Google Pixel についてはまだレビューなどは書いていないものの、現在個人的にもグローバル版を購入して使用中。
▼ Google Pixel(本体カラー:Very Silver)
▼ 背面は上部、3分の2が光沢のある白いパーツが配置されている
ドコモ、Y!mobile、KDDIといった幅広い回線で使用できること、カメラの性能が高いこと、Snapdragon 821採用によってゲームなどグラフィックの処理能力の高いことは、仕様表や製品ページなどからも読み取れる強みといえます。
ただし実際に使ってみる中で、個人的に最大の魅力と感じている点は通常操作を含めたレスポンスの滑らかさ(自然さ)です。
これはNexusシリーズと比べても違いは明らかという印象で、ソフト面からハード面まで、すべてをGoogleが監修したPixelシリーズならではの強み(トータルで最適化されていることでの効果)なのかな、と思うところ。
他社製ハイエンド機にもそれぞれ魅力は多くあるものの、純粋かつ最新のAndoridをもっともよく体感できる機種であることは間違いないでしょう。
さいごに
Pixelシリーズについては、同じグローバル版がEXPANSYS(エクスパンシス)などでも販売されていましたが、こちらはすでに(一時的に?)販売を取り止めています。
▼ 検索では商品ページは出てこず。直接URLを入力すると取扱終了の記載があった
相変わらずの円安により個人輸入をするには厳しい状況であること。日本では発売時期が未定となっていること。購入に対しての壁はまだまだ高いですが、その上で早期の入手を希望するのであれば、ETORENは有効な選択肢のひとつになるかと思います。
なお繰り返しになりますが、もしETORENでPixelシリーズを注文するということであれば、注文前に現在の商品情報(北米版?グローバル版?)の確認は行なうことを強くオススメします。