Samsung Galaxy Note5 SM-N9208

Samsung Electronics(以下、Samsung)のハイエンドファブレット Galaxy Note7 使用中止に伴い、一世代前のモデルである Galaxy Note5 を新たに購入。毎日使用中です。

1年以上前に発売された製品ですが、もともとGalaxy Noteシリーズは専用スタイラスペン「Sペン」が使えることと併せて、スペックも一歩先取りするハイエンド仕様であることが魅力。

実際に今使用してみても大きくストレスを感じていないGalaxy Note5について、今回はその仕様やソフトウェア(2016年12月時点)にフォーカスして紹介していきます。

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台湾版(型番:SM-N9208)の仕様をおさらい

はじめに、現在私が使用しているGalaxy Note5(型番:SM-N9208/台湾版)の仕様を整理しておきます。

Galaxy Note5(SM-N9208)の主な仕様情報
サイズと重さ
高さ 153.2 mm
横幅 76.1 mm
厚さ 7.6 mm
重さ 171 g
システム
OS Android 6.0.1
SoC Samsung
Exynos 7420
Octa-Core
2.15GHz x 4
1.5GHz x 4
RAM 4 GB
ROM 32 GB
または
64 GB
SDカード 非対応
バッテリー 3,000 mAh
ディスプレイ
サイズ 5.7 インチ
解像度 WQHD(2560 x 1440)
種類 Super AMOLED
カメラ
メイン 1,600 万画素
サブ 500 万画素
SIMカード
種類 Nano SIM
スロット数 2
通信方式
FDD-LTE Band 1
Band 2
Band 3
Band 4
Band 5
Band 7
Band 8
Band 12
Band 17
Band 18
Band 19
Band 25
Band 26
Band 28
TD-LTE Band 38
Band 39
Band 40
Band 41
WCDMA Band 1
Band 2
Band 5
Band 8
CDMA
TD-SCDMA Band 34
Band 39
GSM 850 MHz
900 MHz
1800 MHz
1900 MHz
Wi-Fi IEEE802.11 a/b/g/n/ac
(2.4GHz/5GHz)
MIMO
Bluetooth Version 4.2
その他
防塵防水

台湾版はROM容量が32GBと64GBの2モデル用意されており、現在使用しているのは32GBのほう。

冒頭でも触れたとおり、もともと仕様面が高いことも特徴であるGalaxy Noteシリーズらしく、RAMも4GB、画面も2K解像度(2560×1440)、Wi-FiやBluetoothの対応規格も現行のハイエンドモデルとほぼ変わりません。

現行のフラグシップモデル(Galaxy S7シリーズ)と大きく異なるポイントとなるのは、主に次の4点でしょう。

  1. SoCが一世代前のモデルである
  2. カメラがデュアルピクセル仕様でない
  3. SDカードをサポートしない
  4. 防塵防水設計ではない

このうちSoCについては、後ほどベンチマークテストの結果を紹介しながら触れることにします。

ソフトウェアを細かくチェック

続いてソフトウェアの中身について、詳しく見ていきます。

台湾版は日本語ロケールも選択可能

Galaxyシリーズの海外モデルでは、販売される地域(モデル)により、初期状態で日本語ロケールが選択できない(システム表示言語に日本語を指定できない)ことがあります。

私自身も実際過去にGalaxy Note4、あるいはGalaxy S7などでこの状況に遭遇した経験があります。

ただ今回購入して使用している台湾版では、初期状態から日本語ロケールが選択可能。海外モデルに慣れない方でも、比較的容易に使い始めることが可能です。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

台湾版ではFDD-LTEのBand1/3/8だけでなく、Band18/26(auのプラチナバンド)やBand19(NTTドコモのプラチナバンド)、TD-LTEのBand41(auのWiMAX2+およびソフトバンクのAXGP)にも対応。

対応する通信方式の面でも、日本国内での仕様に相性はよい構成となっています。

プリインアプリは40個

デフォルトでのメイン画面は3ページ。最新のGalaxyシリーズと変わらないアプリ・ウィジェット配置画面2ページ+BRIEFINGという構成です。

▼ メイン画面(ホーム)

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ 右にはアプリとウィジェットが並ぶ画面がもう1ページ

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ 左にはBRIEFING専用ページ。設定で非表示にすることも可能

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

プリインストールアプリには、Androidの基本アプリ、Samsungの基本アプリのほか、Microsoft系アプリ、そしてNoteシリーズ専用アプリが含まれています。

▼ プリインアプリはおおよそ1.5ページ分

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ いくつかのアプリはフォルダに分類・整理されている

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

なお(一応)同世代となるGalaxy S6 edge(香港版)のプリインストールアプリを振り返ってみたところ、こちらも数は44個となっていました。

違いを細かく確認してみると、Note5ではサードパーティー製アプリの数が減っており、その分、Galaxy Noteシリーズ専用アプリが増えているといった印象。

サードパーティー製アプリはGoogle Playで後から追加することもできるだけに、より必要なものだけに絞ってインストールされているという点では好感をいだきました。

アップデートでスマートキャプチャにも対応

通知領域およびクイック設定パネルに含まれる項目は17個。VoLTEやAOD(Always On Display)はサポートしないため、Android 6.0 にアップデートした後もこういった項目はでてきません。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

設定画面は上部にクイック設定(任意の設定項目を配置できるショートカット機能)があり、その下に項目がずらりと並ぶ、おなじみのもの。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

なおソフトウェアをAndroid 6.0にアップデートすると、連続する画面を1枚の画像としてキャプチャできるスマートキャプチャ機能が使えるようになります。

ちょうど上の設定画面の画像がスマートキャプチャ機能で撮影したもので、こういった縦長のキャプチャがスマホだけで作成可能です。

4G+3GのDSDSには非対応

NTTドコモ系のSIMカードを挿してみたところ、APN情報は以下のものが登録されていることが確認できました。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

なおSIMカードスロットは2つ搭載する台湾版のGalaxy Note5ですが、2016年12月時点においても4G+3G(あるいは3G+3G)の同時待ち受けはサポートしていません。

RAMの空きは2GB前後

Google Playからアプリをインストールする前のRAMの空き容量は2GBほど。予備領域を除いた使用可能分が3.6GB、このうち2GBが空いているとすれば、比較的空きは大きめな印象を受けます。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

なおROMについては、搭載量32GBに対して、空きが24GBほど。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

クラウドストレージなどを活用することで、個人的には十分な空き容量といった印象。ただしSDカードで容量を拡張できないため、この量で不足を感じる場合は頑張って64GBモデルを探したいところ。

ベンチマークテストの結果

1年前のモデルを購入しても実際に使い物になるのか?今のタイミングからGalaxy Note5を購入するのであれば、この点はとても気になるポイントでしょう。

処理能力の参考として、AnTuTu Benchmark、Geekbench 4、3DMarkの3アプリをもちいてベンチマークを測定してみました。

なおOSバージョンは2016年12月9日時点で配信されている最新バージョン Android 6.0.1 となっています。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ AnTuTu Benchmarkで測定したスコアは85,000前後

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ Huawei P9より少し劣っている程度、と見れば十分な気も

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ Geekbench 4で測定したCPUスコア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ シングルコアでは後継機(Galaxy Note7)ともそれほど変わらない

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ ただしマルチコアでは後続機(Galaxy S7 edge)と1,000近い差に

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ Geekbench 4で測定したGPUスコア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ より古い機種であるNexus 6に大きく差をつけられる結果に

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ 3DMark Ice Storm Unlimitedで測定したスコア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

▼ 3DMark Sling Shotで測定したスコア

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

ひととおり測定してみた印象として、現在同様、CPUの処理性能は同世代のSnapdragonシリーズより高め。一方でGPUの処理性能は劣るという傾向は変わらず。

とはいえ、測定中に表示される3Dグラフィックの処理具合を見ていても、ストレスを感じるレベルでのカクつき・フレーム落ちはナシ。この点は良い意味で予想外と感じました。

そのほか気になったポイント

最後にその他、気になるポイントをいくつか。

指紋認証

ホームキーにタッチ式の指紋認証機能を搭載。登録できる指の数は4本までとなっています。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

ホームキーで指紋認証を設定する場合、個人的に登録しておきたい指は左右の親指(持っての操作時用)および左右の人差し指(置いての操作時用)、計4本。

たまたまですが、ここが漏れなく登録できる点は非常に嬉しいポイントでした。

またGalaxy Noteシリーズでは一世代前のGalaxy Note4/Galaxy Note Edgeから対応している指紋認証ですが、ちょうどこのGalaxy Note5から認証方式が変更されている(スライド式→タッチ式)点は大きいなと。

片手操作時にホームボタンに指をスライドさせるのは指が釣りそうなくらいに至難なこと。Galaxy Note4/Galaxy Note Edgeからの進化点として、改めて最も魅力を感じた点はここといって過言ナシ!です。

HDRが効果的なカメラ

Galaxy S7シリーズ以降で対応したデュアルピクセル技術は当然サポートしないGalaxy Note5のカメラ。光量の少ない完了での撮影は、以前使用していたGalaxy S7のほうがやはりよくできていた印象です。

ただGalaxy S5シリーズ以降の強みといえるリアルタイムでのHDR(ハイダイナミックレンジ合成)機能の強みはこのGalaxy Note5でもしっかりと感じられます。

HDRオンで撮影した写真のまとまりがよいことに加え、撮影時の待ち時間(スマホの固定時間)がないこと、そして合成後の映像がリアルタイムでプレビューできる(できあがりを確認しながら撮影できる)ことは旧機種といえども魅力的です。。

Samsung Galaxy Note5 SM-N9208 ソフトウェア

またOSバージョンをAndroid 6.0にアップデート後は、カメラUIもGalaxy S7シリーズと同じに。私のようにGalaxy S7シリーズからGalaxy Note7に移行……するつもりが、Galaxy Note5へ移行となった場合でも、違和感少なく使うことができるでしょう。

Sペンアプリは2種類

Galaxy Noteシリーズ最大の特徴かつ魅力であるSペン。Galaxy Note7では従来のSノートアプリに代わり、新たにSamsung Notesという新アプリがインストールされ、一方でSノートは使えなくなってしまいました。

▼ Galaxy Note5以前のプリインアプリ「Sノート」

S Note

▼ Galaxy Note7から置き換えられた「Samsung Notes」

Samsung Notes

つまりGalaxy Note5までは旧アプリ(Sノート)、Galaxy Note7以降は新アプリ(Samsung Notes)という感じで切り分けされていたわけです。

これにより個人的に困っていたのがGalaxy Note7でメモしたデータがGalaxy Note5に同期・移行できなかったということ。

ただしこの点は、最近になり、新たにGalaxy Note5でもSamsung Notesがインストールできるようになったことでどうにか“は”なるように。

Samsung NotesにはSノートでメモした情報をインポートできる(逆の流れは不可)機能があるので、Galaxy Note5にSamsung Notesをインストール→Sノートでメモした情報をSamsung Notes側にインポートすれば、一元管理が可能となりました。

とはいえアクションメモのデフォルトでの保存先にSamsung Notesが設定できないため、新たにメモした内容は都度Samsung Notes側でインポートをかけないといけません。

この点はできれば、今後配信が期待されるAndroid 7.1 Nougatへのバージョンアップ時などに併せて、改善を期待したいポイントです。

さいごに

新しいモデル(Galaxy Note7)を使ってからの1世代前モデル(Galaxy Note5)への乗り換えということで、とくにベンチマークの数字などを確認してみると、基礎性能(処理性能)に物足りなさを感じているのは事実。

ただし「では実際の使用感としてどの程度影響を感じるか?」ということを冷静に考えてみると、メモデータの管理など一部を除き、実はそれほど気になる点はでてきていないというのが、約2ヶ月使い続けてみての正直な感想です。

1年前のモデルの割には価格が下がっていない点は悩ましいところですが、Galaxy Note7が無き今、Sペン対応機種が使いたいということであれば、十分魅力は感じられる機種では無いかと思います。

なお記事を書きながら改めて確認してみたところ、通販サイトなどでも台湾向けモデル、あるいは香港向けモデル(新品)の取扱いはどんどん減ってきている(あるいは割高な価格設定になってきている)模様です。

もし次期Galaxy Noteシリーズへのつなぎとして購入を検討しているといった場合は、早めの入手を考えたほうがよいかもしれませんね。

参考:新品のGalaxy Note5(台湾版/香港版)が購入できる主なサイト