Spigen Galaxy S7 カプセル ウルトラ ラギッド

今年3月にSamsung Electronics(以下、Samsung)のフラグシップモデル Galaxy S7(本体カラー:Black Onyx)を購入。

この機種用として自分好みのケースを探すこと、また一度全てのラインナップの特徴を実物に触れて把握すること、の2点を主な目的として、モバイルアクセサリーメーカー Spigen(シュピゲン)が展開している全11種類のケースをすべて購入。レビューを行なってきました。

昨日の時点で11種類すべてのレビューを一通りまとめることができたので、この記事では各ケースの特徴について、改めてまとめておきます。

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ケースの特徴まとめ

まずはじめに11種類のケースそれぞれの基礎仕様として「色(透明or非透明)」「構造(1層or2層)」「材質」「備考」の4点をざっと確認できるひょうを作成してみました。

ケースを探す際においては「クリアタイプがいい」「ハードケースがいい」などある程度希望する仕様が頭にあると思うので、それにマッチしたケースを選別することに役立てていただければと思います。

なお材質のTPUはポリウレタン(ソフト素材)、PCはポリカーボネート(ハード素材)のことを意味しています。また色や厚みなど以外に特徴的な付加機能を有するものは、備考欄にその内容を記しています。

製品名 構造 材質 備考
リキッド・クリスタル 透明 1層 TPU
カプセル ウルトラ ラギッド 非透明 1層 TPU
シン・フィット 非透明 1層 PC
ウルトラ・ハイブリッド 透明 1層 PC+TPU
クリスタル・シェル 透明 1層 PC+TPU
ネオ・ハイブリッド 非透明 2層 PC+TPU
ネオ・ハイブリッド クリスタル 透明 2層 PC+TPU
タフ・アーマー 非透明 2層 PC+TPU
スリム・アーマー 非透明 2層 PC+TPU キックスタンド
スリム・アーマーCS 非透明 2層 PC+TPU カードポケット
ウォレットS 非透明 1層 人工革 フリップタイプ

各ケースの魅力と詳細レビュー

ここからは各ケースの魅力(特徴)に簡単に触れつつ、各詳細レビュー記事へのリンクと併せて紹介していきます。

リキッド・クリスタル

Spigen Galaxy S7 リキッド・クリスタル

リキッド・クリスタルは透明なTPU素材で成形されたソフトケース。魅力は端末デザインを隠さず、かつケースを装着していない状態と大きく変わらないサイズ間で使用できる薄さです。

日常使用において端末に直接付着する汚れ、あるいはスレ傷などから端末を守る”最低限の保護”をシンプルに求めたい人にオススメです。

カプセル ウルトラ ラギッド

Spigen Galaxy S7 カプセル ウルトラ ラギッド

カプセル ウルトラ ラギッドはブラックでしっかりとした厚みのTPU素材を用いたソフトケース。ただしソフトケースとはいえ、ミルスペック(米国防総省の軍事品調達基準)に準拠するタフさも備えます。

背面上下に設けられたカーボン調のデザインも非常にオシャレ。個人的にも特に気に入ったケースのひとつであり、本体カラーがBlack系の端末との相性はまさに抜群といったところ。

シン・フィット

Spigen Galaxy S7 シン・フィット

非透明のポリカーボネート素材を薄く仕上げ、装着時のサイズ感を変えないことを最重要視したといえる製品。端末の上下面は大きく開いた設計となっており、”ケース”というより”カバー”といったほうがしっくりくるかもしれません。

こちらもスレなど、日常使用で付着する最低限の傷から保護する目的として考えるのがよいでしょう。ソフトタイプを求めるならリキッド・クリスタル、ハードタイプを求めるならこのシン・フィットを検討してみるのがオススメです。

ウルトラ・ハイブリッド

Spigen Galaxy S7 ウルトラ・ハイブリッド

ソフトなTPU素材とハードなポリカーボネート素材を上手に融合させたスリムかつシンプルデザインなハイブリッドケース。Spigenのケースとしてはすでにお馴染みの製品ですね。

四隅に設けられたエアークッションにより、万が一端末を落下させた時も、角に受ける衝撃をできる限り和らげます。端末本体のデザインも隠したくないが、厚すぎず、でも保護性もそれなりに担保したい。そんなトータルバランスを求める欲張りさんにこそ、ぜひ試してみてほしいところです。

クリスタル・シェル

Spigen Galaxy S7 クリスタルシェル

こちらもウルトラ・ハイブリッド同様、ソフトなTPU素材とハードなポリカーボネート素材を組み合わせたハイブリッドケース。一見違いがわかりにくいのですが、こちらは角の部分などによりしっかりとした厚みが設けられている”ウルトラ・ハイブリッドの保護性強化版”と捉えればよいでしょう。

ただ厚みはあくまで四隅に限って盛られている印象で、例えば手で持った際に指がかかる中央部分は十分スリムな設計になっています。これまでウルトラ/ハイブリッドを愛用してきたが、実はまだ少しだけ保護性に不安があった。そんな方はぜひクリスタル・シェルをチェックしてみてください。

ネオ・ハイブリッド

20160704_501Spigen Galaxy S7 ネオ・ハイブリッド

非透明のTPUケースにポリカーボネート製のバンパーをプラスした2層構造のハイブリッドケース。ケースを分解しそれぞれのパーツ単体で触ってみると正直さほど剛さは感じないものの、端末に装着すると驚くほどの安心感が得られます。

側面にバンパーががっちり被さるため、落下時の衝撃でケースが外れてああああああ……なんて二次災害の防止も期待できます。TPUケースの外側に設けられたプラス柄のモノグラムは滑り止め効果も。

ネオ・ハイブリッド クリスタル

Spigen Galaxy S7 ネオ・ハイブリッドクリスタル

透明のTPUケースにポリカーボネート製のバンパーをプラスした2層構造のハイブリッドケース。前述の”ネオ・ハイブリッドの透明版”の理解でよいと思います。

衝撃によるケースの外れにくさ、滑り止め(グリップ性の向上)効果も期待でき、何より端末のデザインも隠さず確認できます。Galaxy S7シリーズのようにデザイン性の高い外観を備える端末にとってのベストケースといえる存在でしょう。

タフ・アーマー

Spigen Galaxy S7 タフ・アーマー

非透明のTPUソフトケースにポリカーボネート製のハード”カバー”を組み合わせたハイブリッドケース。この記事で紹介している全11種類のケースの中でも、端末の保護性能は最上級といって過言なし。

それなりに厚みはありサイズアップはしてしまいますが、側面を丸く仕上げた形状は高いホールド感をもたらします。硬く守ることを最重要視するなら、迷わずコレを選ぶべき。

スリム・アーマー

Spigen Galaxy S7 スリムアーマー

こちらも非透明のTPUソフトケースにポリカーボネート製のハードカバーを組み合わせたハイブリッドケース。ただし背面に付加機能としてキックスタンドを搭載しており、動画視聴の際などには便利に活躍してくれます。

最近のスマートフォンや画面も大きくなってきており、また画面自体も高精細に。この魅力を存分に楽しむ人にとって、”オプション機能付きのタフ・アーマー”といった印象で選択肢に含められる付加価値付き製品です。

スリム・アーマー CS

Spigen スリム・アーマーCS Samsung Galaxy S7

国内では根強い人気を誇るおサイフケータイ機能。ただし海外製端末のほとんどはこの機能をサポートしておらず、この点に悩ましさを感じる方も多いはず。そんな課題を解決してくれるかもしれないのが、このスリム・アーマーCS。

TPUソフトケース+ポリカーボネートハードカバーの2層構造となるこのケースでは、ハードカバーにカードを収納できるポケットを内蔵。ICカードなどを収納しておけば、擬似おサイフケータイ対応スマホとして使用することが可能です。

ウォレットS

Spigen Galaxy S7 ウォレットS

最後は人工レザーを用いて手にピタリと吸い付くような質感を実現したフリップタイプケースのウォレットS。端末装着部にはシン・フィットが転用されており、ジャストフィットな装着感も魅力です。

カードポケット3つの他、紙幣やレシートも収納できる大きなフリーポケットを備え、またフリップはスタンドとしても機能。多機能を備える手帳タイプのケースを求める人に検討してみて欲しい製品です。

最後に

今回は私自身が使っている Samsung Galaxy S7 用のケースを取り上げて紹介していますが、Spigenの最近の傾向として、日本でも知名度の高い主要メーカーのフラグシップモデル・ハイエンドモデル向けには同名称で製品を展開していることが多くなっています。

対象となる端末のデザインや機能により、ケースの細部の作り込みは異なると思いますが、製品名=コンセプトともなることから、どういった特徴を有したケースであるかという参考にはしてもらえると思います。

ぜひ今後、自分の希望により近いケースを探す際の一参考にしてみてください。