Samsung Galaxy S7 SM-G930FD ソフトウェア シンガポール Singapore

海外通販サイト ETOREN(イートレン)より、シンガポール向けのSIMフリーモデルとなる Samsung Galaxy S7 SM-G930FD(Black Onyx)を購入しました。

前回は外観デザインを中心に紹介しましたので、引き続き今回は ソフトウェア について見ていきます。

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セットアップ項目

まず一番はじめ(電源投入直後)のセットアップ項目について気になったものをいくつか。

こちらは言語ロケールの設定画面。今回私が購入したのはシンガポール向けのSIMフリーモデルですが、デフォルトでは日本語ロケールが選択できない ようになっていました。

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なおこちらに関しては、後から MoreLocale 2 などのロケール追加アプリを使用することで、対応(日本語ロケールの選択)が可能です。この点は安心してよいといえます。

もうひとつ。外観デザインレビューの記事内でも触れましたが、今回 Galaxy S7 に関してはパッケージの中に 過去に使っていたスマホからのデータ転送を簡単にしてくれるUSBコネクタが同梱 されています。その使い方についてもセットアップ画面を進んでいくと確認することができます。

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説明を見る限り、動作要件は以下のとおりとなっています。

  • Galaxyシリーズ:OSバージョンが Android 4.3 Jerry Bean 以降のもの
  • iOSデバイス:OSバーションが iOS 5 以降のもの
  • BlackBerryデバイス:OSバージョンが BlackBerry OS 7 以前のもの

Galaxyシリーズ以外のAndroidデバイスでは使えるのか、またBlackBerryデバイスだけ BlackBerry OS 7 “以前” となっている点はやや気になりますね。このあたりは時間と機会があれば、確認してみようかと思います。

ホーム画面

プリインストールされているホームアプリは TouchWiz Home。デフォルトでの配置は Galaxy S6 シリーズを大きく変わらず、3面構成で、左のページにGalaxyシリーズ専用のBRIEFINGアプリが配置されています。

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通知領域とクイックアクセスパネル。クイックアクセスパネルは通常時は縦1段構成で、横にスライドが可能。また右上の矢印をタップすることで隠れている項目も表示が可能。もちろんこれら項目の並べ替えも自由に行なうことができます。

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プリインストールアプリ

次にアプリドロワーでプリインストールアプリをチェック。ページ数がまさかの1枚と少なくなっていますが、よくよく見るとドロワー上部にはフォルダが4つ並んでいますね。

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フォルダの中身はそれぞれこのような感じ。

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ここで確認できるプリインストールアプリの数は38個。最近のSamsung製デバイスではMicrosoft Office系のアプリがプリインストールされている(※アンインストール不可)、Samsung自体が提供する自社アプリもいくつかインストールされている、といったこともあり、プリインストールアプリの数はSIMフリー機にしてはやや多め といった印象です。

設定画面

続いて設定画面。一番上に任意項目へのショートカットが配置され(デフォルトでは6つ)、その下に各設定項目が並びます。ざっと画面3.5ページ分。

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MoreLocale 2 を用いて日本語ロケールを追加後、改めて確認したのがこちら。デュアルSIM対応(※ただし同時待ち受け時は片方が必ず2G接続となる)ということで「SIMカードマネージャー」といった項目も見受けられます。

Samsung Galaxy S7 SM-G930FD ソフトウェア シンガポール Singapore

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なおNTTドコモ系のSIMカードを挿してみたところ、日本語ロケール追加前でも日本向けのAPN情報がいくつかプリインストールされていたのはやや驚きも。大手だけを最低限押さえている、といった内容ですね。

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メモリ/ストレージ容量

今作ではRAM容量が4GBとまさに現行間違いなしのハイエンド仕様となっている Galaxy S7。初期状態におけるメモリ(RAM)の空き容量を約2GBほどとなっていました。

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一方ROM容量はというと、全体でのストレージ(ROM)32GBに対して空き容量は約24GBほど。ここにSDカードで最大200GBまでの容量拡張も可能となると、容量不足で使えないといった心配はほぼ必要ないといえるでしょう。

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ソフトウェアバージョン

出荷時点でのソフトウェアバージョン(OSバージョン)は Android 6.0.1 Marshmallow。こちらは現状まだソフトウェアアップデートなどは降ってきていません。

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ベンチマークスコア

性能の参考値ということで、ベンチマークスコアも測定。いつもどおり今回も「AnTuTu Benchmark」「Geekbench 3」「3DMark Ice Storm Unlimited」の3つを用いて測定してみました。

AnTuTu Benchmark

はじめは AnTuTu Benchmark。ソフトウェアバージョンは6.0.1です。測定結果は以下のとおり。

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Samsung製のハイエンドモバイル機向けプロセッサとして最新モデルとなる Exynos 8890(オクタコア)を搭載する Galaxy S7 SM-G930FD。スコアは120,000超えとかなり高いものになりました。

ただし他デバイスとの比較を見てみると、Qualcomm Snapdragon 820(クアッドコア)を搭載する Xiaomi Mi 5 あるいは Galaxy S7 edge はこのさらに上となっています。

Geekbench 3

続いては Geekbench 3 でプロセッサを中心とした性能を測定。

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結果はシングルコアで脅威の2,000超え、マルチコアでも6,000超えとなりました。特にシングルコアで旧モデルにあたる Galaxy S6 シリーズの2倍弱に相当するスコアを叩き出しているあたりはかなりすごいといえるのではないでしょうか。

3DMark Ice Storm Unlimited

最後は 3DMark Ice Storm Unlimited で3Dグラフィックまわりの性能をチェック。

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スコアは約29,000ほどと、こちらもハイスコアに。他デバイスとの比較をしてみると、この 3DMark Ice Storm Unlimited に関しては Qualcomm Snapdragon 820 を搭載したとされる同機種(あるいは Galaxy S7 edge)とほぼ変わらない性能となっています。

その他

加えてひとつ気になった点として、端末の発熱について。

とりあえずは初期設定としてアプリをまとめてインストールした際の発熱具合をチェックしてみましたが、印象として コア数の多さ および 動作周波数の高さの”割”には熱は持たない といったところ。

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アプリインストール中にプロセッサの温度を確認してみるとそれなりに上昇していることは確認でき、端末自体も熱を帯びていました。がしかし、少なくとも「熱くて持てない」などといったレベルではありません。

筐体素材に金属(熱を伝導しやすい素材)が多く用いられているだけに表面も熱くはなりやすいですが、少なくとも夏場以外は特段ストレスなく使えるのではないかと思います。

最後に

今回はソフトウェア周りの紹介ということで、とりあえずここまで。

設定画面などUIデザインは旧モデルの Galaxy S6 シリーズと大きく変わりなく、それらに慣れている人ならなおさら違和感なく使いはじめることができるのではないか、と思います。

引き続き、使っていて気になったことなどあれば紹介していくことにします。