スマートフォンに装着するケースは基本「シンプル」なものを選ぶことが多いのですが、昨年末に購入した Nexus 5X にはマイクロファイバーの質感がお気に入りの ADOPTED製 専用ケース を装着して使っています。5.2インチというディスプレイサイズなので片手操作を基本にしたいな、と思いオシャレなリングストラップを探してみることに。
今回はそんな目的で購入してみた Deff(ディーフ)のフィンガーリングストラップをレビューしていきます。
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Deff といえば金属やカーボンを材質に用いたバンパーフレームなどを展開するブランドですが、今回購入したフィンガーリングストラップもそういった特徴を踏襲した製品になっています。本体カラーは8つが用意されていますが、今回購入したのは ブラックのアルミとブラックのカーボンプレート を組み合わせたモデル。
リングストラップのリング部分がアルミ素材となっており、リング部分の表裏にカーボンプレートが配置されています。
カーボンの模様を拡大してみたところ。
また側面には ”Designed by DeFF” の文字がプリントされています。
こちらはスマートフォンなどに取り付けるためのストラップ部分。ぱっと見、取り付けるための先端ケーブルの長さはかなり短めに見えますが…
これ実は編みこんだ太い被覆の中に一般的なストラップケーブルが隠れているしくみになっています。被覆をぐっと引っ張ると、中からケーブルがスルッと飛び出します。
Nexus 5X 本体、および ADOPTED製の専用ケースにはストラップホールがありませんので、今回はイヤフォンジャックに装着してストラップホールとして使えるようにするアクセサリー PLUGGY LOCK を使用。見た目はかなりおしゃれになりました。
購入してから約10日ほど使用していますが、気になったポイントがいくつかあったので整理しておきます。
まずリング本体に関しては、アルミというしっかり形状の固まった素材を用いているため、質感はかなりよいです。またこのリング部分が壊れるといった心配はまず必要ないでしょう。一方この硬さのせいで、テーブルなどに当たると「カチカチ」と大きめに音がなります。ケースや保護フィルムを装着せずに端末を使っている方は小キズが付くことも想定したほうがよいでしょう。
またリングに関してはもう1点あり、指の関節が太い方だと指を通すのに手間取る場合があります。リングの内径(内側の直径)は約2cmほど。指が通せない、といったケースは稀かと思いますが、私自身、特に親指(第一関節)・中指(第二関節)は端末を持った状態から片手で指を通そうとすると必ず引っかかってしまいます。
最後にストラップケーブル。前述のとおり一見太く見えるデザインですが、実際には外から見えるケーブルはただの被覆であり、使用中にテンションが掛かるのはその内側にある細い(一般的な)ケーブルとなります。同様の細いケーブルを用いているストラップはたくさんありますし、他製品と比較して大きく劣るとまでは思いませんが、外観だけで「強度がありそう」と勘違いしないよう、購入前には注意が必要です。また被覆は戻る力が強いので装着・取り外し時はやや手間がかかるといえます。
こうして書いてみるとデザインを重視したことでやや機能面に物足りなさがある、というのが正直なところ。ただしその分、見た目や質感に関しては他のリングストラップとは異なる良さを感じることができます。私自身も実はもう1種類(シルバーのアルミとサンダルウッドプレートを組み合わせたモデル)すでに買い足ししてしまいました。
2016年1月6日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は1,873円。やや値は張りますが、外観デザインや質感へのこだわりが強い方にとってはよい選択肢になってくれることでしょう。デザインのよいリングストラップを探していた、という方には十分オススメできる製品といえます。